サントリーホールの当日券はどこに消えた？

質問

お世話様です。
本日（12/15）サントリーホールにてメシアンのトゥランガリア交響曲を聞いてきました。私の場合当日券での入場で、窓口にはA・B・C
D・P各席20席の当日券ありと書いてありました。普通に考えれば
100席程度の残分しかなく、当日券窓口にもいっぱい人が並んでいたので、ほぼ満席かなと思ってみたら、7割程度の集客でした。
当日券以外はSOLD OUTかなと思ってみたのですが、そうでもないらしい。当日売りの残券枚数とあの空席の因果関係はいかに？
どなたかご教示下さい。

回答No.2

cello1720 · ベストアンサー

こんにちは。私は首都圏で、あるクラシック音楽鑑賞団体の運営に関わっています。

売れ残っているものすべてのチケットを当日券販売窓口に用意するとは限りません。もちろん、残券が少ない場合は、出演者・スポンサー・取材関係で招待に回さなくてはならないもの以外は、すべて当日券の窓口に出すと思います。

一方、チケットの売れ行きが思わしくない場合、当日券売り場に用意する枚数を主催者で判断することがあります。たとえば、300枚残っていても、過去の実績・経験とさまざまな要素（曲目、人気、出演者の知名度、料金、公演の曜日、天候、前売り開始から当日までのチケットの売れ行きの様子など）から、その日の当日券は売れても50枚程度だろうと予想するのです。ただし、どのランクにも残券があるのに、たとえば「S券」しか当日券を販売しなければ、当日券購入者が黙ってはいませんから、良心的な主催者であれば各ランクを用意します。もっとも、安い金額のチケットしか当日券で売れないと興業収入面で困りますので、適当にバランスよく枚数を決めチケットが売れるように「工夫」します。また当日券で出す座席位置もバランスよくし、客席ができるだけガラガラに見えないように配慮したりもします。

公演の大きなスポンサーがまとめて購入してくださり、百枚単位でチケットを回したもののスポンサー経由のお客様が来場されずに空席になっているというケースもなくはないのですが、それは最近では稀ですね。

蛇足になりますが、前売期間中には主催者のもとにチケットが少なかったのに、当日券が多くあるというのは、主催者以外のところ(たとえばプレイガイド、協賛企業など)に預けられていたチケットで売れなかったものが回収されてきたためということがほとんどです。

お礼

なるほど。
そうゆうカラクリだったんですか。

回答No.1

Reffy

よくある話です。公演であれば必ず、関係者チケというものがあり、スポンサーだったり、演奏者の知り合いだったりが入りやすいように一般販売用以外にもかなりの数が前もって流通されているのです。
時折オークションに激レアチケットが比較的安く流れていたりするのがそれです。「よかったらどうぞ」と取引先などに渡した関連企業チケが、実際には当日来て貰えなかったりで空き席になったものと思われます。
開演までにいらっしゃらなくても、もしかしたら途中から……ということがあるので、最初に空いていてもそれを横流しすることはできないのですね。
ホールや主催者はそのチケ分は後援費用などとして織り込み済みなので、空席でも痛くはないはずです。残念なのは当日会場まで行って入れなかった一般のみです。

お礼

参考になりました。
ご教示ありがとう。