• 締切済み

加水分解反応時の、アルコール添加による結晶粒径への影響

ある論文に、加水分解時にアルコール添加すると得られる結晶粒の大きさが制御されるというものがありました。 硫酸チタニル(TiOSO4-5H2O)の加水分解反応において、アルコール(論文では、エタノール、メタノール、n-プロパノールの三種類を用いて行なっている)を添加するという論文です。 その論文によると、水というのは、結晶粒成長を促進させて、アルコールは結晶の形成を促進させる働きをすると書いてありました。 実際、アルコール添加量を増やした加水分解では、結晶の粒径が小さくなっていました。 ですが、水の何が結晶粒成長をさせる要因なのか、また、アルコールの何が 結晶の形成を促進させる要因なのか書かれていませんでした。 どなたかそれについて知っている方がいましたら回答のほうよろしくお願いいたします。

  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数0

みんなの回答

回答No.1

素人考えです。 生成するのはチタニアですよね。 アルコールの効果は、部分的にチタニウムアルコキシドを生成させて、Ti-O-Tiのネットワーク構造の形成を阻害することではないでしょうか。 縮合段階を遅くすることで、結晶の成長を遅くし、かわりに多数の結晶粒子が形成されやすくなる、ということかなと思いました。

関連するQ&A

  • 加水分解とアルコールの関係

    ある文献で,加水分解時にアルコールを添加すると結晶粒の成長が抑制されるというのがあったのですが,厳密には,その反応中にどのようなことが起きているかがわかりません. どなたか知っている方がいましたら,回答よろしくお願いします.

  • 結晶粒径と合金元素

    鋼の焼入れ時に,熱の入れ方によって結晶粒径(旧γ粒)は 粗大化することがあります。 この対処方法として,鋼にMo,Al,Ti,V等の合金元素を添加すれば, 粗大化を抑制できると,熱処理の教科書に記載されているのをよくみかけます。 これは, 1.合金元素を添加された鋼は,もともとの結晶粒径は小さい状態にあり, 熱処理によって粗大化してもさほどおおきならない。 2.熱処理前の結晶粒径はほぼ同等で,仮に同じような入熱方法で熱処理を した場合,合金元素を添加している方が,粗大化の度合いが少なくなる。 のどちらを意味していることなのでしょうか。

  • ペプチド結合とエステル結合の加水分解

    同一分子内にペプチド結合とエステル結合が存在する場合(アスパルテームのような)、胃酸などの酸触媒などにより加水分解を行ったとき、最初に加水分解されるのはどちらの部位ですか? また、アスパルテーム分子内のエステル結合が加水分解されるとしたら、アルコールとしてメタノールが生じるはずですが、生体にメタノールは有害なのに問題ないのでしょうか。

  • アルコール分解機能を上げることできますか?

    アルコール分解機能を上げることできますか? 私は成長にともない急にアルコールが飲めない体質になってしまいました(要因不明)。 日本酒なら15ccで酔います。どれだけ体内で分解できないのか・・・と悩んでいます。 アルコールは体内の肝臓で分解されア悪い物質=セトアルデヒドが発生するようです。 さらに この悪い物質を分解するのが酵素の力なのですが・・・その酵素の力が、ないか または全く働かないがためにアルコールに弱い体質になるらしいのです。 少しは飲める体質になりたいのですが、なにか対処法はありますか?

  • 第三級アルコールが一番水に溶けやすいのは何故?

    水への溶解度(g/100g水)が、 1-ブタノール【第一級アルコール】:8.0 2-ブタノール【第二級アルコール】:12.5 2-メチル-2-プロパノール【第三級アルコール】:∞ (上の3つとも炭素数は4) つまり 第一級<第二級<第三級なのが理解できません。 沸点が第一級>第二級>第三級なのは一応理解できているのですが、 (水素結合を形成する際の立体障害云々) これと順番が正反対になるような要因が思いつきません。 ご教授願います。

  • 結晶粒の成長

    結晶粒の成長と脱炭には相関関係はありますか? 例えば全脱炭層のフェライト部分が深くなるのは、炭素が抜けてしまうのと結晶粒が大きくなるのとどちらの要因でしょうか

  • 木工用ボンドからビニロン合成実験

    木工用ボンド(ポリ酢酸ビニル)からビニロンを合成する実験を学校でしています。          http://www.aichi-c.ed.jp/contents/rika/koutou/kagaku/ka3/biniron/biniron.html のページを参考に実験していますが失敗してしまい、時間的にも追い込まれて困っています。 <ポリ酢酸ビニルを水酸化ナトリウムで加水分解する前後にメタノールを加えていますがメタノールの働きは何でしょうか?> 実験ではメタノールを加えた時に、糊状の溶液になるはずなのにサラサラの溶液で、ポリビニルアルコールは出てきませんでした。別の時は糊状の溶液にはなったのですが加水分解してさらにメタノールを入れるとサラサラの液になり何も出ませんでした。対照実験とし、加水分解の後に何も入れなかったらポリビニルアルコールみたいなものが出てきました。 <木工用ボンドにどれだけポリ酢酸ビニルが含まれているかはどうしたらわかりますか?> 水酸化ナトリウムで加水分解した後に過剰の水酸化ナトリウムを塩酸で中和滴定しようと思ったのですが、電離度の小さい酢酸ナトリウムもできてしまうので、できません。 アドバイスがあればお願いします!! 長々と書いてしまってすみません

  • 飽和塩化ナトリウム水溶液とエチルアルコール、NaOHの反応について

    飽和食塩水にそれぞれ、 1.固体の水酸化ナトリウム1粒 2.エチルアルコール を入れたところ、 1.周りに小さな結晶が少量析出 2.小さな粒の沈殿が多量に析出 しました。 おそらく両方とも生じたのは食塩だと思うのですが、なぜこのような反応が起こったのでしょうか。 また、なぜエチルアルコールのほうが多くの食塩を得られたのでしょうか。 今現在の私の考えでは、 1.共通イオン効果による食塩の析出。ナトリウムイオンの一部が水酸化ナトリウムになったため少ない 2.エチルアルコールが水和したために食塩が溶けるための水が無くなったために食塩が析出 なのですが…。また、もしこの溶液に不純物が含まれていた場合、どのような反応が起こることが考えられるでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 安息香酸メチルのニトロ化

    有機化学実験で安息香酸メチルのニトロ化を行ったのですが、副生成物としてはo位、m位のニトロ安息香酸メチル、ジニトロエステル(これは2,4-ジニトロ安息香酸メチルでしょうか?)以外はできないのでしょうか?安息香酸メチルの加水分解も考えたのですが、濃硫酸があるのでできないのではないかと思いました。 また、冷メタノールで粗結晶生成物を洗ったのですが、この時、どのような物質が何%溶解したかが載っている書籍・論文はありますでしょうか?

  • エタノールを酸化すると酢酸に??

    高校生です セミナー化学に 「エステルAの構造式を求めなさい ただし 分子式C6 H10 O2 Aを加水分解して得られるアルコールを酸化すると酢酸が生成する 環状構造をもつ   」 という問題がありました Aを加水分解して得られるアルコールを酸化すると酢酸が生成する の部分から逆算して (酸化して酢酸になるアルコールを考える 加水分解してそれができるエステルを考える) 構造式をもとめようとしたのですが何回やってもOが一つ多くなってしまいました そこで模範解答と自分の回答をくらべてみると 自分の回答では 酸化とはつまり過マンガン酸カリウムと硫酸と水で酸化するやつだろうと考え (この問題集ではアルコールの酸化といったらそれでした)        H     | CH3-C-O-H   +O     → 酢酸+水     |     O-H なので ↑がいま考えているアルコールである となっているのに対して模範解答では 「酸化すると酢酸になるのはエタノールである」 とかいてありました どういうことなのでしょうか? エタノールを過マンガン酸カリウムと硫酸と水で酸化しても酢酸にはなりませんよね? それともこれはもしかして 「Aを加水分解して得られるアルコールを酸化すると酢酸が生成する」 という一文をもって エタノール→アセトアルデヒド→酢酸 と考えろということなのでしょうか?