紺と黒の違い

質問

最近、ネットで色がカタカナで「コン」と書かれているスーツを購入し、到着したので早速確認したのですが、
昼間に外で見たり、蛍光灯で見たり、知人にも見てもらったんですけど、どう見ても玉虫色の様なテカリも無い真っ黒でした。
そこで、コンと黒の色の定義ってどうなってるの？色表記には混同するのはよくある事なの？
――と疑問に思ったので質問します。
服などをネットで購入された方で、紺と黒の色違いで同じような経験をしたという方はおられますか？
個人的には紺は主に青や紫がかった濃い色で、黒は礼服に見る真っ黒な色だと思ってます。
※返品ですが、これからの季節の礼服が無かったのと、デザイン的にも礼服用に使えるので、正直どちらでも良いかなと考えてます。

回答No.3

noname#29140

ニューヨークから失礼します。　日本人が日本人のことを悪くいうのは面白くないのですが、おそらくはネット出品者の色の記載の間違い、または勘違いであると思います。　日本人はどうも色についての表現の仕方が乱暴です。　そのひとつの例が　靴磨き用のクリームです。無色、茶、焦げ茶の三色くらいしかなく、しかもほとんどのメーカーの”茶”の色調の乱暴なこと。ニューヨークやロンドンで靴を磨いてもらったついでに、店内にあるMeltonian社など、ビン入りの靴クリームの茶系の色の種類の多さを一度でも見てほしいと思います。微妙な色調で何十色あることか。
　また繊維の世界でも糸染めする際の紺系の色調だけでも数限りなくあり、それぞれに微妙な色の表現があります。　この辺は、イタリア人、イギリス人どちらも繊細です。　鉄紺だ、ナス紺だと実際濃度その他、区別する言葉のコミニケーションによって相手にほぼ正確に伝えるすべを日本人は持っていない。　欧米の人間にとって、一番有名でわかりやすい紺はミッドナイトブルーかもしれません。この色は夜に、蛍光灯やろうそく、ランプの灯りで見ると、黒よりも黒に見えることから　この名が付けられました。　ヨーロッパ大陸では、ニューヨークほどディナージャケット（タキシードのことを中の上流以上の人たちは　こう言います。）を着ることはなく、紺を夜の集まりに着るのです。ミッドナイトブルーは男性の服飾にとってもっともエレガントな色と考えられています。反対にグレーは昼間の色。
　実際、黒といっても、羊毛を真っ黒、本当の黒に染めるのは　今でも事実上不可能で、理由は、羊毛が純白ではなく、またスケールという、うろこ状の中にまで染料が染みこまないのと、スケールが光に反射するなどして、黒に見えなくする作用があるのです。また染料の酸性、アルカリ性の度合いなどによって、黒にも青系と赤系があるのです。　おそらく皆さんも古びた学生服や礼服が　夜のライトの下で、緑がかって見えたり、赤茶がかって見えたりしたことがあるかと思いますが、如何でしょうか。
　さて、入手されたお洋服の色がミッドナイトブルーとは　とても思えませんが、その服をキープされるかどうかは別として、一応　先方に確認をされたら如何でしょうか。
　ところで、世界ではじめて　ミッドナイトブルーをモスト　フォーマルである、燕尾服に取り入れたのは、1929年、パリの学園都市内日本館会館記念のパーティにおける薩摩治郎八でありました。ウインザー公がミッドナイトブルーをディナージャケット（タキシード）に取り入れたのは　これより後の話です。

お礼

ネットで購入する時は多少の違いは割り切ってと思ってるんですけど、
今回は自分の思っていた色とは随分違う色だったので、疑問に思い質問してみました。
それにしてもかなりお詳しいようですね。
ネットで見る限り、色についての表現の仕方が乱暴だと私も思います。
お店側の見解は、「こちらではちゃんと黒と合わせて見ても違いがある」というものでした。
それはそちらの勝手ではとも言えるのですが、
お店にとってはお客より自分の方が知識も有り、選色に長け知識もあるプロなんだという事なんでしょうね。
それでもkenaokiさんのメッセージを読んでみても黒にしか思えませんが。
とりあえずは返品せず、暫く着てみて気に入らなければちょっとした冠婚用の礼服にと考えてます。
それと、次からスーツは店頭で購入するようにします。頻繁に購入しない物なので。

kenaokiさん、回答ありがとうございました。

回答No.2

nekosuke

色見本の館
http://www.color-guide.com

ネットなのでモニターで色味が変わってしまいますが参考までに。
室内のライトアップによってはそう見えてしまう事も極々稀にありますが・・・まあ勘違いでしょうね。紺と言うとたまに青藍位をイメージする方や濃藍にもっと黒を足したような色をイメージする方もお客様もいましたので認識違いもあるかもしれませんが・・・生地質によって染まり具合も異なりますし。
黒の方が長く使えるのでクレームものですがかえって良かったのでは？(＾＾*

お礼

サイトの色見本参考にさせていただきました。
紺色は難しいですね。調べれば調べるほどそう思いました。
商品の写真はかなり彩度が無い色に見えたので、
「これはモニターや撮り方のせいかな？」と、ネットのお約束をかえって良い様にとらえてしまいました。
今更ですが購入する前にそこの所をメールで質問すれば良かったなと思いますね。
あまり着なれない色なので戸惑いはありますけど、暫く着てみようと思います。
おっしゃる通り長く使えるかもしれませんし。

nekosukeさん、回答ありがとうございました。

回答No.1

nitto3

紺にはなす紺、鉄紺などの呼び名があります。
なす紺は紫を濃くしたものです、鉄紺は茶を濃くしたものです。
黒はまったく彩度がありません、だからそれは完全な間違いでしょう。

お礼

いろいろな紺があるんですね。
おっしゃる通り彩度が無く、手持ちの礼服と比べても色の違いがあまり感じませんでした。
購入したお店にも確認しましたが、やはり黒ではなく「コン」なので、間違いではないそうです。
あれから何人かに同じ質問をしてみたところ、店頭で紺と書かれている同じような色のスーツは見たことがあるということでした。
ざっくりとコンと書いてあるので、もう少し詳しく色の傾向が書いてあると良かったんですが、やはり自分が甘かったんだろうなと思います。
とりあえず一度スーツとして着てみて、気に入らなければ礼服用にと考えてます。
ただ、この黒っぽい紺に合うＹシャツとネクタイを考えるのが面倒ですけど。

nitto3さん、回答ありがとうございました。