• 締切済み

炎色反応の炎は何の発光ですか?

銅をガスバーナーであぶると緑色の炎がでますが、あれは何の発光なのでしょうか?銅の酸化反応は銅の表面で起こっていると思っていますが、それが間違いなのでしょうか?もしかしたら微量でも空気中に銅が飛び出して、緑色の領域で酸化反応が起こっているのでしょうか?その場合は、空気中に銅や酸化銅を撒き散らしていることになるのでしょうか?あの実験は危険ではないのでしょうか? 推論で色々質問をしてしまって申し訳ないのですが、長年のなぞなので、どなたか教えて頂ければと思います。よろしくお願いします。

  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数4

みんなの回答

  • ht1914
  • ベストアンサー率44% (290/658)
回答No.2

銅線を磨いてバーナーで加熱します。炎色反応は見えません。電線の被覆のプラスティックスとか台所用のラップフィルムに熱い銅線を接触させてからバーナーで加熱するときれいな緑色の炎が見えます。銅自体には可視光の吸収はないようです。何かがついていて(配位していて)その影響で見えるようになるのでしょう。塩素を含むプラスティックスと接触させると塩化銅が出来ます。この物質が気体になりやすいので加熱すると炎の中に飛び出していってそこでまた加熱されます。 だから2つ条件があることになります。光の吸収が可視光線の領域にあるかどうかと加熱で炎の中に飛び出していくだろうかということです。 硫酸銅の結晶をピンセットで挟んでバーナーで加熱してもよく見えます。酸化銅の黒い粉末をぱらぱらと炎に振りかけても見えます。(これは机が汚れますから濡らした濾紙に酸化銅をくっつけてやります。) 熱した銅線を食塩水の中につけてバーナーで加熱するとオレンジ色と緑の混ざった色の炎が見えます。 ラップフィルムや電線の被覆をたくさん銅線につけて炎の中に入れるとプラスティックスの燃える鮮やかな紫の色が見えます。これに緑が混ざってきます。炎の色が変わるということで言うとこれも炎色反応といえるかもしれません。生徒はこれで混乱します。今言われている炎色反応は金属の分析の分野から出てきたものでしょうから実際に炎を見たときに見えるものと立場が違うようですね。 バーナーの炎の青い色もメタンの燃焼の時のラジカルが出す光でしょう。これを言っておかないと青い光は温度が高いという黒体輻射の時の色の話と混ざると混乱します。星の温度や太陽の温度は地学で出てきます。シリウスの青い光がバーナーの青と一緒になると駄目でしょうね。

BorisBeck
質問者

お礼

多くのご経験から、様々な事例の紹介をいただき、有り難うございます。大変良く分かりました。高温部に銅の何らかの化合物が飛んでいくことが重要なのですね。また、光の発生過程にも幾つか種類があるということも良く考えておかないといけなないですね。ただ、炎色反応の場合、熱される物質に可視光が吸収されることにより、色が見えているのか、その物質の電子が熱励起されて、基底状態に戻る際の発光を見ているのか、少し分からなくなってきました。でも、銅の場合、その化合物の種類によらず、緑色に炎をだすということは、銅原子自体の光吸収か熱励起によるものなのですね。 ご回答どうも有り難うございました。

noname#62864
noname#62864
回答No.1

炎色反応というのは、金属原子における電子状態の変化によるものです。 つまり、金属の電子が、ある軌道から別の軌道に移る時にそのエネルギーに相当するエネルギー(波長、振動数)の光を放出することによるものです。 銅の場合には、ハロゲン化銅(II)が揮発性であるために、強熱によって気化し、それが炎色反応の原因になっています。たとえば、銅線の表面に生じた酸化銅(II)などは揮発性ではないために炎色反応を起こしません。

参考URL:
http://www3.u-toyama.ac.jp/kihara/chem/flame/genri.html
BorisBeck
質問者

お礼

ご回答有り難うございます。炎というと酸化反応だと思いこんでいました。熱励起状態から戻るときの発光だったのですね。また、銅線にはハロゲン化銅(II)などの不純物が含まれるのですね。気化しやすいものが含まれているとは思いませんでした。どうも有り難うございます。

関連するQ&A

  • 銅とその化合物の炎色反応について教えてください。

    銅とその化合物の炎色反応について教えてください。  中学校理科の実験で酸化銅と炭素の混合物を加熱するという酸化還元反応を扱いますが、この実験によって酸化銅が銅になったことを実験結果から結論づけたいと考えています。薬品庫にある酸化銅IIをガスバーナーの炎の中に入れると緑色の炎になりました。これは銅が酸化銅になりきっていないために起こった現象なのか、それとも酸化銅など、銅の化合物でも銅と同じように緑色の炎色反応を示すのでしょうか?  また、この実験において、酸化銅が銅になったことを結論づける良い方法があったらご教授ください。教科書では通電性を調べたり、化学反応式から結論づけたりする方法をとっています。化学の初歩を学ぶ生徒に実験結果から思考させたいと考えております。よろしくお願いします。

  • 炎色反応が見える化合物

    銅線をガスバーナーの炎に入れても銅の炎色反応を見ることはできません。銅は酸化銅になるだけだということです。 しかし銅線を熱し、塩ビ管などにこすりつけてからガスバーナーの炎に入れると、銅の炎色反応が見ることができます。 なぜ酸化銅では炎色反応が見ることができず、塩化銅は炎色反応を見ることができるのでしょうか。 酸化銅は共有結合で結合が固いため、銅の原子だけ励起することはなく、塩化銅はイオン結合なので結合がゆるく、銅の原子だけ励起し、基底状態にもどるとき、エネルギーの差を緑の光で出すのでしょうか。 また、塩素のような常温・常圧で気体のものは炎色反応を見ることができないのでしょうか。 素人にもわかるようにご説明いただけたら助かります。 よろしくお願いいたします。

  • 炎色反応

    炎色反応の実験についての質問です。 どれか一つでもお答えいただけたらと思います。 (1)教科書・参考書などによると「Naは黄色を呈する」と書かれていますが、今回実験した塩化銅及び硝酸銅はCaにも似たオレンジ色でした。これはなにか理由があるのでしょうか?直視分光器を用いたところオレンジと黄色の間くらいが帯状に光っていました。 (2)直視分光器という器材の仕組みがわかりません。調べても余り明確な答えは得られませんでした。光をこれを通してみるとその色の部分が明るくなりました。見え方はおそらくこれでいいのだと思いますが、その構造や仕組みを教えてください。また、肉眼で見たときとどう違う(変化・利点・欠点など) (3)熱する際ガスバーナーを斜めに傾けるように指示があったのですが、 これはなぜですか?単にガスバーナーの炎の青とかぶらないようにするためだけなのでしょうか? 炎色反応の仕組みすらよく分かっていない状態です。炎色反応に関するURLをコピペしていただくだけでもかまいません。 どなたかお力をお貸しください。よろしくお願いします。

  • 炎色反応の実験にて

    炎色反応の実験をする際にメタノールに塩化銅を混ぜたのですが、銅を水に溶かすと銅イオンにより青色になるのに、メタノールに溶かすと緑色になるのはなぜでしょうか?

  • 物質特有の炎色反応について

    はじめまして、お世話になります。 炎色反応の問題をしていたのですが 中々色がおぼえられませんTT ですが銅の炎色反応は「緑」と覚えたのですが… 炎色反応は「酸化」とは違うのでしょうか? 銅(十円玉)が錆びると緑色… そもそも炎色の色は何で決まるのか? 周期表などでみると何かがわかるとか^^; 日常的な(あるいはもう少し身近なもので) 関連がありそうなものがありましたら お願い致します(花火は駄目ですよ^^; 出題では ・カルシウム ・ナトリウム ・リチウム ・ストロンチウム ・バリウム ・カリウム ・銅 です。

  • 炎色反応で・・・

    硫酸銅水溶液をメタノールとまぜて脱脂綿に含ませ、ガスバーナーで燃やすという方法でやってみたところ、銅特有の緑色が出ました。(ここまではいいのですが)その後、色が変化して目にも鮮やかな青色が出ました。なぜこのようなことが起こるのでしょうか、不純物でも混じっていたためでしょうか。

  • 安全な炎色反応について。

    安全な炎色反応について。 お世話になります。 キャンプファイヤーで使う炎に色をつけたいと思っていますが、 炎色反応についておしえてください。 比較的手に入れやすい薬として、以下の薬品の代用が可能かどうか。 灯油に溶かし、それをタオルにしみこませて火をつけようと思ってますが、 炎色反応が出るかどうか。その際に危険性はないかが分かればありがたいです。 1:ホウ素 → ホウ酸 ・・・黄緑色 2:ナトリウム → 塩化ナトリウム(食塩) ・・・黄色 3:カリウム → 焼みょうばん ・・・紫色 4:銅 → トーチ棒にタオルを巻き付ける際に銅線を使用 ・・・青緑色 実際にキャンプファイヤーで使う前に、安全性の確認のため自分でも実験はしてみますが とりあえず、その実験自体に危険がないかが知りたいです。 またその他、こんな物が使えるというアドバイスもいただけたら幸いです。 よろしくお願い申し上げます。

  • 炎色反応のその後…

    化学科に通う大学生です。炎色反応に関係する実験を行っている最中にふと疑問に思ったので質問させていただきます。 炎色反応を行うとき、白金棒に金属塩の溶液を垂らし、バーナーで加熱する際、Naなら黄色、Liなら赤と決まった色が現れますが、しばらく加熱を続けると色がうすくなり、終いには炎色が見れなくなります。これは金属原子はどこに行ってしまったんでしょうか? 金属原子単体で空気中を漂っているのか、酸化して白金棒に残っているのか、残っているとしたらどうして炎色しなくなったのか。 今自分でも調べているのですが、ご存知の方いらっしゃいましたらご教授のほどよろしくお願いします。

  • 炎色反応について

    炎色反応について 半年ぐらい前に炎色反応の実験を行いました。 使った試薬は ・塩化ナトリウム ・塩化カリウム ・塩化ストロンチウム ・塩化バリウム ・硫酸銅水 ・酢酸ナトリウム ・炭酸水素ナトリウム です。 すべて水溶液(液体の状態)でした。 この実験を行って、疑問に思ったことがあります。 1,反応が薄い 数種類を除いて、ほとんどの試薬は反応がとても薄いと感じられました。 カリウムの赤紫やストロンチウムの紅色はくっきりと見ることが出来ましたが、それ以外は見えるか見えないかぐらいです。 なぜ、このような結果になったのでしょう? 量はどれも同じくらいで行っています。 2,しばらく熱していると、違う反応が出る。 白金線の先端に試薬をつけて熱しましたが、しばらく熱していると違う色が出てきました。 その色は赤だったり緑だったり、変化します。 何回も洗浄しているので、こういう反応が出るのはすごく不思議です。 長々と申しわけありません。 回答お願いします。

  • 炎光光度検出器(FPD)の分子発光について

    現在ガスクロのことを学んでいます。 検出器の中で炎光光度検出器(以下FPDとします)のことなのですが、 文献を見ると、 FPDで硫黄化合物を検出するには、炎中のS2種から分子発光を検出し、効率よく分子発光が行われるためには、炎の酸化還元状態及び温度に深く関わる空気/水素流量が重要因子となる と書かれています。 この文献の中で僕が疑問に思ったのは、分子発光とは何なのか?(インターネットで調べてもでてきませんでした;) 僕は、分子が炎によって励起状態になり元に戻ろうとするときに起こる現象が分子発光ではないかな? と思いました。 僕の考えが間違っていたらご指摘をお願いします。 それと、炎の酸化還元状態が分子発光に関わってくるのか? これがよく分かりませんでした。僕は分子発光が励起状態から元に戻ろうとする時に起こる現象だと考えているので、炎の酸化還元状態の度合で分子発光の度合は変わらないのではないのか?と思っています。 これについて知見がある方、どうぞ宜しくご指導お願いします。