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写真現像の漂白液の代用

1.水500g 2.氷錯酸15cc 3.硫酸銅20g 4.クエン酸カリウム20g 5.チオシアン酸アンモニウム 上記の処方の染料調色で使用する漂白液なのですが、 他の例えば市販されている漂白液で代用ってできないのでしょうか。 3と4が劇物指定で少々高価だったことがわかり、他の処方や市販の漂白液でも代用できるのでしたら教えていただきたいのですが。 よろしくお願いいたします。

  • sinwa
  • お礼率38% (138/359)
  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

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  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1631/3289)
回答No.2

この漂白はやったことがないし,なぜこの後の染料で染色ができるのか,そこが理解できないので,回答も自信なしですが... 染色前に銀画像を抜くための液のようですが,そのためには銀を酸化して水溶性にする必要があります.したがって,この場合のチオシアンは還元剤ではなく,錯形成剤です.また硫酸銅(II)が酸化剤になるのでしょう.銀イオンを安定な錯体にすると同時に,生成した銅(I)イオンと錯体を作って安定化する効果もあるでしょう. 銀を抜くだけなら,カラープリント用の漂白定着液でも使えばよく,それは大きな写真店なら自家処理用薬剤として手に入るでしょう.漂白定着液は,酸化剤に鉄(III)錯体,錯形成剤にチオ硫酸塩が使われているはずです. なお,漂白定着ではなく,漂白だけの場合は,銀画像は塩化銀に変換されて写真に残っています (あとで別に定着で溶解する.ふつうカラーフィルムはこの方法で処理する).しかし,質問にある処方の漂白液では,銀は溶け出してしまっているでしょう. では漂白定着液で今回の目的のことができるのかというと,そこはわかりません.問題は,銀を抜いた後になんらかの痕跡が残らないと,そこへの染料の選択的な吸着がおこらず,結局,像を再構成できないことになるのですが,そこの機構が私には想像できないからです. わずかに銅が析出するのか,それとも基材の紙と銅(II)の反応による銅セルロースレーヨンの形成程度に差が出て,それが吸着性の差を生むのか,バインダーのゼラチンとの反応の問題なのか... 銅が重要な役目をしているのなら,他のものに置き換えるのは難しいでしょう. なお,クエン酸カリウムは,クエン酸と水酸化カリウムにすることもできます.といっても,水酸化カリウムも毒劇物ですけどね.

sinwa
質問者

お礼

すみません。 記載し忘れましたが、チオシアン酸アンモニウムは10gです。 よろしくお願いいたします。

sinwa
質問者

補足

とても詳しくありがとうございます。 本によれば染色ではなく、染料を使った調色ということで、硫青酸銅法と長口宮吉さんの著書に記載されていました。この漂白液は銀画像を溶かし去るのではなく、硫酸銅によって銀画像を媒染体に変えるようです(媒染体=塩化銀かはわからず)。本によれば、他に硝酸ウラニウム、フェロアン化銅などが、銀画像を媒染体に変える薬品として紹介されています。

その他の回答 (2)

  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1631/3289)
回答No.3

うーむ. チオシアン酸アンモニウムの濃度が低いですね.これだと銀を溶かしきれなくて,チオシアン酸銀になるかもしれません.これだと色が消えるのかなあ.ちょっとわかりません (塩化銀にはならないでしょう.塩化物イオンの供給源がありませんから). もしそうであるなら,赤血塩(フェリシアン化カリウム等)とチオシアン酸塩でもいいかもしれません.しかし,赤血塩だって,今は簡単には買えないのではないでしょうかね. その他挙げられた処方でも,どれも簡単に手に入るもので置き換えるのは難しいと思います.硝酸ウラニルなんて,放射性物質ですから論外ですね. 結局,硫酸銅(II)とクエン酸カリウムを素直に手に入れるのが一番簡単な気がします. # 商売柄,この手の薬品はたいがいは手許にありますし,おもしろそうなんで,個人的にはやってみたい気もしますが,時間の問題とかありますしねえ...

sinwa
質問者

お礼

図書館でいろいろ調べてみたら、長口宮吉さんのさらに古い本(1938年)に、同じ染料調色法が載っていたのですが、処方が少し違っていました・・。 チオシアン酸アンモニウム10gが、チオシアン酸カリウム20gとなっています。 前回参照した本は1951年発行で、著者自身が利用してこの効果を確かめているということなので、処方し直したと思われるのですが、よくわからず。 これってどちらでも効果はそれほど変わらないのでしょうか? 古い本によれば、『銀画像は硫青酸銅Cu(CNS)2によって硫青酸銀に変化し、同時に不溶性の硫青酸第一銅を沈殿する。この沈殿は硫青酸カリウムに溶解する』と書かれております。(表記の「硫青酸カリウム」はチオシアン酸カリウムのことらしいです。) つまり、硫青酸第一銅はチオシアン酸アンモニウムでも溶解できるのかどうか、ということなのですが・・。

sinwa
質問者

補足

いろいろありがとうございます。 500gだと安くなるので500で購入してしまいました・・・。 来週の土日には実験してみて、結果をご報告します。 本によれば、この処方で漂白(5~10分)すると、『画像はまったく認め得ざる』ようになるらしいです(当たり前ですが)。ただ、その後に媒染調色した後、この銀はどうなるのかわからず・・。 『活動写真陽画フィルムや三色分解ポジに適切な方法』と記載されているので、保存性はいいと思うのですが。

noname#160321
noname#160321
回答No.1

5はご存知の通り還元剤です。 市販の漂白液は塩素酸ナトリウムで酸化剤です。 ここから考えて、「ムリでしょう」 m(_ _)m

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