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WBでの核画分マーカーについて

私は今核内転写因子の発現をWBで検討しています。核マーカーとしてlamin Bを使用予定なのですが、その前にb-actinを使用してみたところ、核画分においてもb-actinのbandが出てしまいました (細胞質画分においてもb-actinの発現は当然認められました)。なお、核および細胞質の分画にPierce社の市販のkitを用いています。 同細胞において、ファロイジンを用いてf-actinの蛍光染色をした際には核が染まる様子は無かったです (直接前記の問題と関係ないかもしれませんが)。 文献で、同細胞においてb-actinが核画分でWBにより検出されることが報告されています。 私はb-actinがtubulinなどと同様、細胞質のマーカーと記憶していたのですが、間違いでしょうか。どなたか教えてください。お願いします。

みんなの回答

  • Chicago243
  • ベストアンサー率38% (401/1043)
回答No.1

核にはアクチンと40ー70%の相同性を示す核アクチンファミリーが存在することが示されています。抗体のエピトープ部位にもよると思いますが、そのようなファミリーを検出している可能性もあると思います。 ファロイジンを用いてf-actinの蛍光染色ではたしかに核は染まりません。そういう意味で核に存在するアクチンファミリーはF-アクチンと異なった形態で存在するという解釈があります。 tubulinのほうがmarkerとしていいかもしれませんね

参考URL:
http://www.nuclear-dynamics.jp/member_intro/member06_01.html

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