• ベストアンサー

吸光度測定と酵素活性測定法

化学の実験で乳酸デヒドロゲナーゼを280nm吸光度測定したらほとんど検出できなかったのですが、酵素活性では測定できました。 これは、つまり酵素活性測定法の方が感度が高いということなのでしょうか?また、特異性の高い測定法はどちらなのでしょうか。周囲と話し合ったのですが、 A.酵素活性測定法の方が特異性が高いという側の意見 →酵素は基質特異性があるから、特異性を示すのはこっち B.280nm吸光度測定法の方が特異性が高いという側の意見 →280nmは芳香環をもつ物質に特徴的な吸光度なので、特異性を示すのはこっち という意見がでて、分からなくなってしまいました。ご存知の方がいらっしゃったらアドバイスいただけないでしょうか??宜しくお願いいたします。

noname#242550
noname#242550
  • 化学
  • 回答数5
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aka_tombo
  • ベストアンサー率44% (87/196)
回答No.2

蛋白のUV吸収は一般的なものです。標準として例えばアルブミンを使うとするとアルブミンとしての濃度が求められます。 この検出限界以下の酵素量で酵素活性が認められた、と言うだけの事で、特異性と言うのがどういう意味かわかりませんが、基質、生成物から論じないと話がまとまらないのではありませんか? 質問者様は酵素活性を知りたいのか、タンパク量を知りたいのか、どっちでしょう? 生成物を測ったのであれば、基質特異性の話にできますね。また、基質の減少という形でも論じ得ますが、今回の質問内容はどちらでもないようです。

noname#242550
質問者

補足

回答ありがとうございました!! 私が実験で知りたかったのはタンパク質量です。分子量マーカーとしてカタラーゼやBSA、ペルオキシダーゼなど5つの物質の吸光度等を計測したんです。それで、LDHの分子量を求めよう、という実験をしたんです。その際、吸光度測定法と酵素活性測定法の両方を行ったのですが、吸光度測定ではほとんどLDHは検出できなかったのですが、酵素活性では検出できたんです。 この結果を踏まえて、どちらが特異性が高い判定法なのか考えよ、という問いを出されて、今回こちらで質問しているところなんです。

その他の回答 (4)

  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1631/3289)
回答No.5

実験の概要が示されなかったので,回答も無駄足を踏んだ感があります... まず,280nm 付近の,芳香族アミノ酸残基に起因する吸収は,たいがいの蛋白で見られます.理由は,一次構造上,芳香族アミノ酸残基を持たない蛋白はむしろ珍しいからです.メジャーなのはコラーゲン系蛋白くらいじゃあないかと. 混合物にどのくらいの割合でLDHが入っていたのかはわからないのでしょうか. ゲル濾過で分取して,UV で見えないとなると,通常は酵素活性を測らないかもしれないくらいですが.まあ,全フラクションで測って,そういうクロマトグラムを取るという実験の仕方もありますが. 「基質特異的な反応」を使って LDH 活性を検出してるのですから,それは「LDH に対しては特異的な検出法」といえるでしょう.酵素反応による増幅効果で単純な UV 吸収より高感度に測れるということはあります.

  • aka_tombo
  • ベストアンサー率44% (87/196)
回答No.4

2です。 「特異性」という言葉の使い方に問題があるように思います。酵素の世界ならば「基質特異性」と解釈するのが多いと思いますが、ご紹介の内容ならば「どちらのほうが酵素の検出感度が高いか」の考察しかできないように思うのですが。 280nmの吸収は芳香環では特異かも知れませんが蛋白で見れば普遍です。

noname#242550
質問者

補足

回答ありがとうございます。 280nmの吸収は芳香環に特徴的に起こる吸収作用なんですよね?? 【蛋白で見れば普遍】とおっしゃっていらっしゃるんですが、それはどういう意味なのでしょうか??蛋白質全般で280nmの吸収が起こるという事なのでしょうか??

  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1631/3289)
回答No.3

分子量という言葉の使い方が間違ってます.分子量は「分子の量」という意味ではありません.また「分子量マーカ」という言葉の使い方も間違っています.分子量マーカはあくまで分子量を知るときに使うモノで,SDS-PAGE とか GPC とかでしか意味がありません.単なる吸光度測定では意味不明になります. ところで,酵素活性というのは,タンパク量が同じなら同じになるという保証はありませんよ.変性酵素は活性が落ちますから.したがって,活性は活性,量は量できちんと区別して扱わなくては.

noname#242550
質問者

補足

回答ありがとうございます。 説明が不十分で、矛盾した記述が多かったですね、ごめんなさい! 今回、分子量マーカー5つとLDHの混合物をゲルろ過したんです。その時に吸光度を測定しました。分子量マーカーのうちBSAとカタラーゼ2つは280nmで吸光度を測定できたのですが、分子量がその付近の大きさにあるはずのLDHが280nmでは吸光度測定できなかったんです。 しかし、NADHの吸光度では測定できました。(これが「酵素活性測定」の意味だと思うんですが;;) この事より、どちらが感度が高い判定法なのか、また特異性が高い測定法なのか、というのを知ろうという実験なんです。 説明不足・知識不足で大変申し訳ありません!

  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1631/3289)
回答No.1

Bの方法はLDHじゃなくても引っかかりますが. つーか,たいていの蛋白は280nmあたりに吸収が出ます. 例外はコラーゲン系蛋白くらいでは? あと,日本語としての「特徴的」と「特異的」の違いを考えるのも吉かと.

noname#242550
質問者

お礼

回答ありがとうございます! さっそく、「特徴的」と「特異的」、意味の違い調べてきました。 ちょっとあやふやで感覚的にしか理解できなかったのですが、やはり意味合いが違いますね。

関連するQ&A

  • 吸光度 からの酵素活性の測定方法について

    職場で酵母菌の数量変化の測定の為に分光光度計を購入したのですが、 吸光度から 酵素活性を調べられることを聞き、試してみたくなりました。 全く判らないのでどのような操作や公式で算出すればよいのか教えて判らないので教えて頂けないでしょうか? 参考までに 可視分光光度計は Thermo SCIENTIFIC の SP200という型式です。(40万位の機械です) 波長範囲は 340~1000nm 側光範囲 吸光度:-0.1~2.5ABS        透過率:-0.1~100%T となります。 よろしくお願いします。

  • 酵素活性の比較

    いつもお世話になっています。 動物組織から精製したタンパク質について酵素活性を測定しています。 酵素はモノアミンオキシダーゼという酵素で、基質はbenzylamine hydrochloride です。 緩衝液にはk-phosphate pH7.4を用いています。 250nmの吸光度変化を測定し酵素活性を求めているのですが、吸光度はリニアに変化しており、きちんと測定できているように思います。 しかし、結果が思うようではありません。 コントロールでもうまくいかないのです。 これは計算方法も間違っているのではないかと思い質問しました。 精製前のタンパク質と精製後のタンパク質の酵素活性を測定し比較する場合、mg proteinあたりの酵素活性を求めて比較するということで良いのですか? それとも、タンパク質のTotal volumeをかけてTotal同士を比較するものなのでしょうか。 どなたかご教授お願いいたします。

  • 酵素活性の計算について

    市販のキッドにより、αグルコシダーゼの酵素活性を測定しています。 PNPGにαグルコシダーゼを反応させ、分解物のPNPを波長400nmで吸光度を測定し、 αグルコシダーゼ活性(U/mL)=(試料の吸光度ーブランクの吸光度)×0.171×試料の希釈倍率 とゆう計算式により酵素活性を求めるのですが、この0.171という数字はどこからくるのでしょうか? ご教授よろしくお願いします!!

  • 乳酸脱水素酵素の活性測定について

    ピルビン酸を基質として乳酸脱水素酵素の働きで乳酸が生じる実験を行いました。 このとき、NADHはNAD+に変化し、NADHがないとこの反応は起きないということがわかりました。 そして横軸を時間、縦軸を吸光度として反応曲線を書いたのですが、時間が経っても、吸光度が0にならないのはなぜなのでしょうか? そして時間が経つと、吸光度の変化が極端に小さくなるのはなぜなのでしょうか?変化が小さくなったのを確認する実験はどんなものがあるのでしょうか? もしわかる方がいれば教えてください。 よろしくお願いします。

  • 酵素活性

    現在リパーゼの活性を測定するにあたり、基質にOD405で測定するフェニル物質を使用しています。このモル吸光係数は18.5cm/umolです。 また基質を16.1mg、緩衝液などで35mlメスアップしています。これを0.95ulに酵素0.05で反応させ活性を調べたいのですがunit/mlの計算方法が分かりません。誰かお願いします。ちなみに1分間に1umolの基質を分解するのに要する酵素活性を1unitと定義しています。

  • 酵素活性

    酵素活性を測定するのに緩衝液を用いるのはなぜですか? あともうひとつ質問があるのですが...→ 酵素-基質の反応時間(横軸)と吸光度(縦軸)との関係をグラフにプロットすると時間の結果とともに吸光度が直線にならず、低下してきました。そのようなグラフの形になったのは時間経過とともに基質の量が酵素量に対して足りなくなったからですか?!また、それ以外にもグラフ後半がそのように平行になった理由は考えられるでしょうか?

  • 吸光光度法以外で、酵素活性を測定する方法

    知識のある方への質問です。 分光光度法以外で、計算ではなく実験的に酵素活性を測定する方法はありますか? なければない、で大丈夫です。 丸1日図書館で探しましたが、私はは正確な文献が見つけられませんでした。 今度、「酵素の活性測定法」というテーマで発表しなければならないのですが、質問された時に対応しなければなりません。 もし別の方法があれば、方法名或いは軽い原理だけ教えていただければ、自分で深く調べようと思います。

  • 吸光度によるプロテアーゼ活性測定について

    プロテアーゼ活性についていまいち理解できないので教えて頂きたいです。 今回、ヘモグロビン溶液に、5μg/ml、10μg/ml、15μg/mlに希釈したペプシン溶液を加え、TCA溶液で反応を止めて、遠心分離してできた上澄み液の吸光度を測定する実験でした。 また、それぞれの濃度には1本のブランクを用意し、ヘモグロビン溶液にあらかじめTCA溶液を加えておき、そこに各濃度のペプシン溶液を加えて吸光度を測定しました。 教本に「反応液の吸光度からブランクの吸光度を差し引いた値がプロテアーゼによって遊離してきたアミノ酸量に相当する。 反応液中のTCA可溶性物質(遊離したアミノ酸)の280nmでの吸光度0.001の1分間あたりの変化が1単位に相当する。 1単位=280nmでの0.001の吸光度変化/1分間」と書かれており、 プロテアーゼ活性を計算しなくてはならないのですが… そもそもプロテアーゼ活性とは何なんでしょうか…。調べはしましたが、文献に載っておらず、いまいち理解できませんでした。 それから、例えば、吸光度が 反応液:0.830 ブランク:0.339 の場合、単位は何単位になるのでしょうか? 回答下さると助かります。宜しくお願いします。

  • 吸光度のついて

    Lowry法により、BSA溶液を用いて、タンパク質の定量の実験を行いました。そこで、吸光度を測る際、750nmの吸光度を水を対照として分光光度計で測定したのですが、「750nm」という値は、実験により、青色に呈することに関係するのでしょうか?吸光度についてよくわからないのでよろしくおねがいします。

  • タンパク質活性測定法 Anson法とは?

    実習でAnson法を用いて、ペプシンの活性の時間変化を調べました。 吸光度を分光光度計で求めたのですが、 吸光度の結果から、どのようにしてペプシンの活性を求めるのかが分かりません。 吸光度はモル濃度と比例関係にある、と理解しているのですが、 ペプシンによって、基質が切り取られても、モル濃度は変化しないのではないでしょうか。 ところが、グラフは右肩上がりで途中でなだらかになる形をしています。 ペプシンは基質を切り取ることで、トリプトファンやチロシンなどを露呈?するのでしょうか。 お手数ですがご回答頂けるととても助かります。