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接地逆転について
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上空の気温を調べてみると,普通は高度10kmぐらいまでは上に行くほど気温が低くなっています。この範囲の大気を対流圏といいます(その上を成層圏という)。 (なお10kmという数字は緯度や季節により,またその時々の気象条件でかなり変化します。平均と思ってください。) ところが,ある地点の上空の気温を観測した時,部分的に,上ほど暖かくなっていることがあります。その範囲を逆転層といいます。 そのうち,地上付近の熱が奪われて冷えるために起きるものが,ご質問の接地逆転です。地面が冷えるので,それに接している大気も冷える,ということですね。 これに対して,上空で空気が下降して起きるものを沈降逆転といいます(空気が下降すると,断熱圧縮という現象がおきて,気温が上がるのです)。これは地表に接していない,離れたところでできます。つまり,地表からどんどん上って行くと,いったん冷えるのですが,ある高さから先はしばらく冷え止まったり暖かくなっていったりするわけです。 また,寒気と暖気が接して,暖気のほうが軽いので上空に上がって行ってできるものを,前線性逆転ということがあります。 逆転層ができると,その部分は大気が非常に安定し,対流が起こりにくくなります。つまり,上下にかき回されにくいのです。 このため,接地逆転のときは,地表付近で作られた大気汚染物質が下のほうにたまってしまい,公害のもとになることがあります。 冬の朝など,放射冷却によって地表の熱が奪われ,地面がぐんと冷えこむと,ときどき見られる現象です。 こんな説明でよろしいでしょうか。
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- ymmasayan
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普通は上空に行くほど気温が下がりますね。放射冷却により地面ほど気温が下がる(逆転現象)というのが接地逆転のようです。参考URLをどうぞ。
お礼
ありがとうございました。とても参考になりました。
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お礼
詳しい説明ありがとうございました。 とても参考になりました。