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潮解性について
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水酸化ナトリウムなどの場合には、それ自体は変化せずに水が吸収されることになります。 水を吸収した後にどのようになるかは物質によって異なり、たとえば塩化カルシウムなどであれば水和水の形で吸い込むことになりますが、水酸化ナトリウムなどではそうはならないと思います。 ナトリウムの場合には空気中の水分と反応して、水酸化ナトリウムと水素になります。水の中にナトリウムを入れたのと化学的には同じことが起こるわけです。 ただし、反応は表面でとどまることが多く、内部に金属ナトリウムが残っていることもよくあります。 このように反応が起こってしまう場合には潮解性という言葉は不適当だと思います。
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- nayu-nayu
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「水分を吸ってベトベトになる」というイメージで考えられた方が良いと思います。 水酸化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウムを濾紙の上におい放置しておくとベタベタになります。(一回先生に頼んで実演、もしくは写真付き参考書で見て頂ければわかりやすいと思います。) 対してナトリウムを放置しておいてもナトリウム自体はベトベトになりません。 最終的には水酸化ナトリウムになって、水酸化カルシウムの性質で潮解はするかもしれませんが、「ナトリウムが潮解した潮解」というよりは「水酸化ナトリウムの潮解」ですよね。 潮解の定義は「空気中に放置された結晶が、空気中の水分を吸収して"溶解"すること」と考えてください。
お礼
単に「水分を吸ってべとべとになる」ととらえると、非常に分かりやすいですね。確かに、ナトリウムと水の反応や、ナトリウムを空気中に放置する変化とは全くイメージが異なることに気づきました。この度はどうもありがとうございました!
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お礼
早速のご回答、ありがとうございました!ご回答を参考に、化学変化的イメージと、状態変化的イメージというふうにとらえてみました。この度はどうもありがとうございました。