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フランス語avoirの過去分詞euの語源

フランス語avoirの過去分詞euの語源を探しています。avoir自体の語源はラテン語のhabereらしいのですが、過去分詞euの語源は何でしょうか。 お分かりの方よろしくお願いします。

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  • お礼率92% (168/181)

みんなの回答

  • trgovec
  • ベストアンサー率52% (2538/4879)
回答No.5

まだ締切られていないようなので回答します。 avoirの変遷が分かるような文献は見つかりませんでした。No.4さんの回答にあるように口語は文献が非常に少ないのが普通なのです。学者はその少ない文献をもとに変化を辿って行ったのですがなにしろ材料が少ないので他の語と比較して変化の途中の欠けた部分を補うことも少なくなかったと思います。変遷を詳しく書いた本もないことはないと思うのですが見つかりませんでした。回答になっていなくてすみません。 さて、イタリア語やスペイン語と比べて、フランス語がこれほど大きく変化した原因としてゲルマン系語つまりドイツ語の影響が考えられいます。ゲルマン系はアクセントの強弱が大きく、弱いところはあいまい音になり消えていく傾向があります。いわゆるラテン系言語のように母音をはっきり発音する代わりに、調音の努力を惜しみがちで語尾をまるで飲み込むように発音します。フランス語とドイツ語というと対極のように感じることもありますが、曖昧音の多いところなど似ている面もあるのです。

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質問者

お礼

文献を探していただき誠にありがとうございます。島岡茂著「古フランス語文法」大学書林という本のP.171に古フランス語ではeutであると書いてありました。もう少し探してみます。 フランス語の音韻の変化の理由はゲルマン系言語の影響とは勉強になりました。

noname#20688
noname#20688
回答No.4

ラテン語からフランス語へは音声的には漸進的な変遷を辿ったと思うんですが、文字の場合は違うと思います。というのは、ラテン語が俗ラテン語になった時、格が主格と斜格の二つだけになり、動詞でも被動形が消滅し、複合時制が発達し、語順もSVOが基本的になりました。それでも正書法は確立されておらず、正式な文書は全て正則ラテン語で書かれておりました。ですから、俗ラテン語の文献というものは殆どないと思います。それでも、aquaはagwa→awa→awe→ewe→eauのように変化したようです。habitumはあくまで私の推測ですが、先ず語頭のhが落ちて abitumになり、次に語尾のumがeになりabite、そしてbがvに変わって avite、次に vがuに置き換わり、auite、更にauit、euit、eut、euのようになっていったのだと思います。 話は少し変わりますが、俗ラテン語からフランス語の変化の上でオクシタン語にヒントがあるかもしれません。

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質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ございません。 詳しい解説ありがとうございました。cartamo88様の推測を裏付ける文献を探してみます。どうもありがとうございました。

  • ismael
  • ベストアンサー率33% (228/687)
回答No.3

もう絶版になっているかもしれませんが白水社の『フランス語小史 現代フランス語のできるまで』は、コンパクトにまとまっている内容なのでフランス語の変化の概観を知るには良いとおもいます。

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質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ございません。 貴重な情報ありがとうございました。

  • trgovec
  • ベストアンサー率52% (2538/4879)
回答No.2

こんにちは No.1の方の回答のように語源はhabeoの過去分詞habitumでしょう。ラテン語から変化していく際にフランス語では子音が大幅に脱落します。例えばamatum→amez(男性)amede(女性)→aime(e)やaquaの例のようにt,c(q),bなどが変化の末に脱落しやすいようです。脱落した結果二重母音あるいは母音の衝突が起き、さらに母音が融合して新しい母音が生じます。euはその中でも特に極端に変化したものです。

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質問者

お礼

ありがとうございました。habitumがeuになるとは思いもよりませんでした。たしかに子音をすべて落としたらaiuなのでai>eでeuになっても不思議でない気がします。 そこで自分なりに大学の図書館でフランス語の歴史を調べてみたのですが、habitum→euまでの変化の足跡を見出すことができませんでした。専門の文献には変化の足跡を見出すことはできるのでしょうか。ご存知でしたらご教示お願いします。

noname#20688
noname#20688
回答No.1

フランス語のavoirの全ての活用形はetreやallerと違って不不定形と語源は同じだと思いますよ。面白いことにラテン語では未来形にrが現れず、逆に半過去でrが現れます。過去分詞に関してはラテン語の面影もないくらいに変化していますが、語源はhabitumだと思います。eauだってaquaが語源ですからね。

参考URL:
http://perso.wanadoo.fr/gbatti-alinguacorsa/conjugaison/latin/lat-ave.htm
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質問者

お礼

ありがとうございます。eauの語源もaquaなのですか。随分と変化したものですね。 フランス語の未来形にrが現れるのは、もともと不定形+avoirだからだそうです。 例えば、J'aimerai=(aimer + ai ) Nous aimeront=(aimer + (av)ont )

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