• 締切済み

小説中の免疫描写

それまで感銘を受けていたある有名なSFの設定にがっかりしたことがあり、できればその方面の方が読んでも『醒めてしまう』ことなくそれなりに面白く読めるものを書きたいと考えています。 率直な感想をお願いします。 マクロファージ・・・この、食欲に富んだ青年の白血球が異物を察知すると、それらを飲み込み、分解しようと活性酸素のシャワーを浴びせた。侵入者達は、これらを緩和する酵素のバリアを展開しながら、恐ろしい速さで分裂をくり返し、数で勝利しようとしていた。 マクロファージ達は、手当たりしだいに飲み込むと、やがて爆発し、信号を送った。 『ここに侵入者がいる。 集結せよ。』 『ここに、集結せよ。』 ・・・ほどなくすべての血管を伝って、すみやかに増援が送られてきた。 『飲み込め、排除しろ、手当たり次第に、排除するのだ・・・。』 そこは、『人間の体内』・・・というには秩序がなかった。 ここは戦場であり、一重項酸素、過酸化水素・・・強力な酸化作用を持つ化学兵器が散乱し、温度が上昇するとともに、屍の山が築かれていた。 『加速せよ』・・・発熱中枢は、彼の全身の温度を上げてゆき、彼の脳を蝕んでいった。 おそらく、このままでは間に合わないだろう。 それでも『侵入者』の情報を元に『抗体』を作る時間を短縮しようと彼の体は燃えていった。  

みんなの回答

  • ga111
  • ベストアンサー率26% (247/916)
回答No.2

異物が何なのか分からない。異物によって免疫の反応が違う。細菌だとすると、代表的な防御機構を描写する必要あり。飲み込んだあと、の話なのか?そうでないのか? 「爆発し、信号を送った。」抗原提示の話なら細胞は爆発しない。 「秩序がなかった。」免疫系はかなり秩序のある系だと思われている。 どんなメカニズムで発熱が起きるのか?理解が必要。『加速せよ』はすこし飛躍しすぎかも。

nicodemo
質問者

お礼

質問を整理します。 (1)質問文は、一般の人が読んだ場合、スピード感があって状況が分かるように書いています。(その意味で、意図したところは実況中継です。) (2)生物カテをのぞいてる皆さまがこの文を読んだときの『醒めちゃった度は何%ですか?』というのが質問の主旨です。 (3)このカテを見た方であれば、どなたでも、あなたの『醒めちゃった度』を教えて下さい。 よろしくお願いします。

nicodemo
質問者

補足

回答、ありがとうございます。 珍質問に答えて下さって感謝します^^ >異物が何なのか分からない。異物によって免疫の反応が違う。 おっしゃる通りです。 字数の都合上わかりにくい一部分になったことをご容赦ください。 流れとして (1)医者がいない状況での、(一般人から見た)手当てと傷口の観察(傷は塞がっているが、肉芽が盛り上がり熱を持ち始めている。)という状態の描写がまず入ります。 (2)次に体内の描写(質問部分)です。 つまり、この質問の文章は『ごく初期反応』であって、抗原提示ではありません。 イメージしたのは・・・(作品中で)異物を同定できるわけでもありませんので、傷から入った細菌(カタラーゼ有り)です。 (3)次の体内描写で、補体によるオプソナイズとが、抗原提示によって速やかに行われるようになる様を描写しながら治癒につなげています。 >「爆発し、信号を送った。」抗原提示の話なら細胞は爆発しない。 うーん、これまたおっしゃる通り。通常であれば、貪食しようと2~3日は活きますよね。  ここは、活性酸素の放出に触れたかったので、貪食した後の破裂と食作用の時のファゴソーム形成'''Respiratory burst'''の両方をイメージ出来るように爆発という単語を使ったのですが、難しいですね。 あと、信号=サイトカインのイメージです。インターロウイキンetcまで書いてしまうと、一般の人が読んでもイメージが湧かないと思ったので。 >「秩序がなかった。」免疫系はかなり秩序のある系だと思われている。 おっしゃるとおり、免疫系は極めて秩序あるメカニズムですが、初期反応の、しかも局所的な短時間での描写ですので、 ラジカルな酸化物質が散乱し、pH(局所ですが)もぐちゃぐちゃ、死骸もいっぱいという状況、これは基本的にはこのままで行きたいと思います。 *その代わり、後に秩序的に治癒する描写も書いています。 >どんなメカニズムで発熱が起きるのか?理解が必要。『加速せよ』はすこし飛躍しすぎかも。 ここは、確信犯ではしょりました^^ もちろん次の描写で補足します。 参考にして、推敲してみます。  ありがとうございました。 *『醒め度』は何%くらいでしょうか。 さしつかえなければ教えて下さい。

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  • lumisei
  • ベストアンサー率43% (62/143)
回答No.1

えーと…。 マクロファージその他を使って、SF短編を作りたい、ということなんでしょうか?? しかし、すでにパラサイトイブが世に知れ渡っているため(しかも話題として相当、古い)、ミトコンドリアからマクロファージに変えただけ、ってのは脱力だし、 そもそも今のままでは、体内における免疫細胞の攻防を、とりあえず細胞たちを擬人化した形で実況中継してるだけのように見えます。 これをもし私が「原作」として渡されて、読みものにしろと言われたら、取る方法は一つです。 1.マクロファージその他の名を、初めは一切出さず、読者に普通の人間たち(あるいは未知の世界の住人たち)による、戦争の物語だと思わせる。 それぞれが意思を持ち、名誉をかけて攻防を繰り広げる様を臨場感溢れる描写でつづる。 2.環境の変化(実は体内の熱)などの不可思議な要素を盛り込み、未知の不条理な世界感を出す。 3.ようやく勝敗がついたにもかかわらず、周囲が氷河期のように寒くなり、酸素が不足し、みな息絶えていく。 4.「ご臨終です」 などの医師の声と、横たわる男の姿に取りすがる家族を描き、 初めて読者に、今までの話が、この男の体内で繰り広げられていた免疫細胞vsウイルスの攻防であったのだ、と知らせる。 つまり、マクロファージとかをラストの「オチ」として使えば、読み物として成立はするかな、と思います。

nicodemo
質問者

お礼

回答を読み直していて気づいたのですが、3の周囲が氷河期のように寒くなり、みな息絶えてゆく・・・というのは、医学的にどのような描写なんでしょうか?  死だとしたら、先に細胞組織が死ぬので微生物の勝利(どっちみちそのうち死に絶えるのでしょうが)のような気もします。  あるいは、局所的にこのような事が起こるのでしょうか?? さしつかえなければ教えて下さい。

nicodemo
質問者

補足

こんにちわ  早速の回答ありがとうございます。 >マクロファージその他を使って、SF短編を作りたい、ということなんでしょうか?? 違います・・・感染から治癒までの『描写のひとつ』として体内での攻防を使うだけです。 ミトコンドリアイブは、前半はかなりドキドキしました。なんというか、オートクレーブの匂いが立ち込めた研究室にいるような臨場感がありました。 でも、妻の組織が意思をもって動き始めたあたりで『醒めて』しまいました。 読み物の構成やアイデアについてのアドバイスは嬉しいのですが、こちらは(必要があれば)改めて文学カテにでも質問しようと思いますが、800字の質問欄で出来るのか疑問です^^; 要は、生物学を学ばれた方が読んでも、『醒めて』しまわないかという事を聞きたかったんです。  この一部分だけ読ませて、作品として適当か・・・などと大それた質問は出来ないです。 回答 ありがとうございました。

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