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黄金期の黒澤映画より面白い映画を教えてください

できれば、客観的なご意見でお願いします。

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  • isoiso0423
  • ベストアンサー率64% (1125/1741)
回答No.2

好みにもよると思うのですが、ちなみに黄金期の黒澤映画というとどの作品からどの作品になるんでしょうね? 個人的には「羅生門」から「赤ひげ」くらいと考えているんですけど。 人間ドラマだとインド映画で「大地のうた」という作品があります。 黒澤が映画祭の常連になって自信満々でカンヌだったかベネチアだったかへ乗り込んだときに、結局主だった賞は獲れず不思議に思っていたところ、この作品が出品されており、上映されたのを見て、賞を獲れなかったことに納得した、というエピソードがあります。 ただ娯楽的な要素に溢れる映画ではないので、とっつきにくいかもしれませんけど。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008KL5C/sr=8-4/ref=sr_8_xs_ap_i4_xgl15/249-6537875-8753111 黒澤自身はジョンフォードの映画、特に西部劇に影響を受けたようです。ロンドン映画祭に招待されたときにはフォードと意気投合したそうで、『二人並んで葉巻を咥えて連れション』というほどの仲になったのだとか。 ウィリアム・ワイラーに関しても、映画祭で会った時のことを著書で語っていたと思います。 他にもデビッドリーンなんかも年齢が近いので、仲良く並んで写っている写真があります。どの程度親交があったのかはわかりませんが。 黒澤映画の時代劇に見られるダイナミックで骨太なドラマ作品だとフォードの「駅馬車」「荒野の決闘」、あるいはワイラーの「大いなる西部」なんてどうでしょうか。 「駅馬車」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009J8K9U/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/249-6537875-8753111 「荒野の決闘」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009A48JA/sr=1-3/ref=sr_1_10_3/249-6537875-8753111 「大いなる西部」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006TPEYW/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/249-6537875-8753111 リーンだと「アラビアのロレンス」と「戦場にかける橋」が娯楽性と人間ドラマがうまく合致していているので、楽しめると思いますが。 黒澤が選んだ100本の映画というのがあるので、参考までに(たしかBSで放送する際の企画だったと思うので、たぶんに版権等が考慮されているのかもしれませんけど) http://homepage3.nifty.com/ishizuka_n/movie/kurosawas_100.html

underunder
質問者

お礼

詳しいアドバイスありがとうございました。参考にさせていただきます。

その他の回答 (2)

回答No.3

No.1です。ごめんなさい、黒澤監督は1910年生まれですので1961年から1965年までですと51歳から55歳でした。訂正します。 また、isoiso0423さんのおっしゃるとおり黄金期が『羅生門』(1950年)からだとするとやはり40歳からということになり、まさに人として油が乗っている時期ということが分かります。

underunder
質問者

お礼

訂正ありがとうございます。

回答No.1

こんにちは。 まず、黄金期の黒澤映画を『用心棒』『椿三十郎』『天国と地獄』『赤ひげ』が作られた61年から65年の五年間と定義します。(あくまでも一応です) では、何故この頃の黒澤歳映画が世界映画史に類を見ない程充実した作品となったのでしょうか。 (1) 人間黒澤明の充実(41歳~45歳) (2) 各セクションのスタッフのプロ意識と団結力 (3) 俳優たちの存在感(特に世界のミフネ!) 等が考えられます。 これらの力が生み出した黒澤映画を超えるものとなると、普通は30,40年代のキャプラ、フォード、ヒッチコックらの生み出したハリウッド映画ということになるでしょう。しかし、これらは黒澤自身がお手本にした作家たちであり、やはり超えるとなると黒澤黄金期以降の映画ということになります。 それでは一体どんな映画があるのでしょうか・・・。 うーん、これが実に難しい。総合芸術として優れ、かつ国民に愛される大衆性をもつ映画はそれほど多くありませんし、70年代以降、映画自体の姿も変質してしまったからです。 私見ですが、現代日本の国民作家といえる宮崎駿のアニメ作品や、本家アメリカ最後の巨匠スティーブン・スピルバーグの映画などがわずかに肉薄しているかもしれません。しかし、これには意見も分かれることでしょう。 質問者の方は客観的にということでしたが、あまりに難しい質問なので私の独断と偏見でご容赦ください。 ズバリ!日本の伊藤大輔監督によるサイレント時代劇です。 『忠次旅日記』(27年)『新版大岡政談』(28年)『興亡新撰組』(30年)など、映画表現の歴史を変えたといわれるこれらの作品群が黄金期の黒澤映画の面白さを超えていると勝手に思っているのですが・・・ ただし、これらは一部を除いてフィルムが現存しない幻の映画です。 やはり、ご質問に答えられる映画はこれから作られる映画ということになるのではないでしょうか。

underunder
質問者

お礼

詳しいアドバイスありがとうございました。

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