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医療制度改革について

poor_Quarkの回答

  • poor_Quark
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回答No.2

 私は三方一両損なんて言葉が出てきた時点で、反射的になんとなく変だなと感じていました。  直喩法と言いまして、「あたかも○○は××のようだ」、と言う表現がありますよね。この場合は「今度の医療制度改革は三方一両損の話のようだ」という文意になると思うのですが、双方の話の類似点に対する合理的評価なしに、「あの話はこの話とまるで同じだ」とは、特に当事者からは言えないと思うのです。「三方一両損」という話は米百俵とちがい誰でも知っている話ですので、この有名な言葉が果たす役割は、幸か不幸か大きいと思います。(直喩法は教育の現場では便利な方法です。)  医療制度改革は大事な問題であることは間違いありません。「中身はこうなっていまして、どうでしょうか、みなさん」という問題提起が先にあって、そういう直喩的言い方が後から第三者が出すのは分かるのですが、強い印象をもつ言葉をあげておいて、その効果に期待するような、大げさに言うとサブリミナル効果を期待するようなやり方は、やはり首を傾げざるを得ません。  「三方一両損」とは江戸中期の町奉行大岡越前にまつわるエピソードとして知られている話で、ある日三両もの大金を拾った男が正直にもそれを奉行所へとどけ、落とし主はみつかりましたが、「一度自分の手からはなれた金はもう俺のもんじゃねぇ」とその金を頑としてうけとらず、拾い主も「もともと自分のもんじゃないからいらねぇ」と突っぱねます。らちがあかないので奉行である越前が「じゃ、私が一両出してその金を四両にし半分の二両ずつにして双方に与えよう。さすれば三方がそれぞれ一両ずつ損をした形で丸く収まるではないか」と言ったとかの話がベースになっています。  新聞やネットで見る限り、今回の医療制度改革の話には多くの論点があり、各立場からその論点の一つ一つについて様々な主張があります。中立な立場で見れば見るほど、それぞれの立場には理解できるところも、できないところもあり、複雑で深刻な利害の対立があったことは想像に難くありません。その難しい調整に当たった関係者のご努力はいかほどかとも思います。しかし、「三方一両損」の話と医療制度改革があたかも一緒だとは、私も理解できません。もう少し具体的な中身の方を先に出して、せめて国民の半分くらいが趣旨を理解してから、立法作業に入るべきだと思うのですが。多くの人の「命」に関わることですし。  もし、この話が通じるのだとしたら、頑迷なために当然得るべき利益を手にしなかった馬鹿な拾い主の役を、やっぱり頑迷なために手元に戻るべき財産を愚かにも放棄した落とし主の役を、出すべきではなかった一両もの大金を出して無駄な損をした越前の役を、国民、医療機関、国のうち、いったいだれがそれぞれあてこすられているのか、是非聞いてみたいところではあります。

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