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血糖値(グルコース)測定値に対する溶存酸素の影響について

noname#211914の回答

noname#211914
noname#211914
回答No.9

MiJunです。 手元にGODに関する成書がないのでネット検索で少し調べてみました。 この測定器で使用されているGODの由来が問題ですが・・・? 「グルコン酸」生成に関連する酵素は 1.Aspergillus Niger等 2.Gluconobacter等 があるようです。 ===================================== 1での反応は ・グルコース+O2→グルコノラクトン+H2O2 (H2O2→H2O+1/2O2:カタラーゼ) ・グルコノラクトン+H2O→グルコン酸:グルコノラクトナーゼ (酵素の関与がなくとも自然発生的に生成;別ルート) ⇒Totalの反応 ・グルコース+1/2O2→グルコン酸 2での反応 ・グルコース⇒グルコン酸:2種のグルコースデヒドロゲナーゼ(H2O2の発生なし!) ===================================== ここからは推測ですが、GOD法とのことですから、恐らく1の細菌由来の酵素を用いているのではないでしょうか・・・? さらに、問題は使用されている酵素(複合体?)がGOD/カタラーゼであるかです? それによってTotalの反応式が少し変わってきます(自信なし)? 次に、実際の測定器の検出限界の上限の情報がありませんが、仮に200mg/dlとしてこれはGlu濃度で1.11x10^-2(M)です。勿論、測定に必要な血液量はμl単位でしょうから、Gluの絶対量としては僅かですね。従って、酸素量も僅か・・・? もし、酸素が影響されるとすれば、GODがHb(ヘモグロビン)のように酸素に対してシグモイド曲線を描くとか・・・? あるいはConformation変化を起こすとか・・・・? 勘違いしている点をご指摘下さい。

nemuinemui
質問者

お礼

質問者です。 ぼーっとしている間に素晴らしいご見解の数々を頂いて ありがとうございました。 すごい内容に付いていけない部分もたくさんあって ただただ恐縮です。お返事するのが怖いです。 私なりの(かなり感覚的なのですが)考えは、 No.5のご回答に近いのですが、 まず調べたことから…。 GODを用いた血糖測定器には、 臨床検査薬(フェリシアンイオン(Fe(3)))が 含まれていて、 フェロシアン(Fe(2))は含まれていないらしいのです。 検体とする血液量は3~10μlくらいが主流の様で、 グルコースがGODによって酸化する際、 グルコースに対して O2 と、フェリシアン(Fe(3))とがそれぞれ反応に介入して 1.グルコースは酸化され、グルコン酸(またはグルコノδラクトン?)に。 2.フェリシアンはフェロシアン(Fe(2))に還元され、  その後 3.フェロシアン(Fe(2))→フェリシアン(Fe(3))  に酸化されるとき発生する電子e-から電流量測定し、血糖値に換算する …と、大まかなプロセスはこんなかんじらしいです。 私も、酸素もフェリシアンFe(3)と同様、グルコースを酸化させる 役割を持っているのですから、 ある意味「競合」的な立場だから 酸素が多いと、 よりフェリシアンが反応する分が少なくなってしまって 結果フェロシアンFe(2)→フェリシアン(3) になるとき発生するe-量が減ってしまって 換算される血糖測定値が低く出てしまうのではないか、 と思いました。 でもなんだかまだ不安で、 ネット等で色々と調べたところ、 溶存酸素が多い状態にあると 「酸化電位が高くなる」というHPがありました。 (ゴメンナサイ!アドレス控えてません!) 溶存酸素が多い状態であると、 ポテンシャルがFe(3)の方が高くなってしまって Fe(2)(ポテンシャル低)→Fe(3)(ポテンシャル高) この反応が進むのが大変になってしまって、 この反応によって生まれるe-量も少なくなってしまうのでは…? とも思いました。 まだこんがらがっていて 稚拙な説明で申し訳ありません! ご指導の程 宜しくお願い致します。 追伸 私は薬学部卒ですが、もう「ポテンシャル」なんて 言葉も久しぶりだな~っなんてレベルです。 おはずかしいかぎりです。

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