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赤外分光光度計(FT-IR)について。
noname#11476の回答
>なぜFT-IRだけ干渉図形なるものがあるのですか? 普通の分光光度計とは測定法法が異なるからです。 普通の分光光度計は、グレーティングと呼ばれる回折格子で光を分光して、スリットでスキャン又はCCDなどで測定します。 FT-IRはグレーティングを使いません。マイケルソン干渉計を基本としたもので、入射した光を2分割して更に光路差をつけて合成したときに出来る干渉縞の強度を、光路差を横軸とした強度分布として測定します。 この強度分布をフーリエ変換するとスペクトルが得られます。 赤外光では十分な感度のあるセンサーがなく(分光すると非常に光量は弱くなる)、熱的な影響を受けやすいため、この方法でスペクトルを求めるのが一般的です。 この分光方法をフーリエ分光法といいますが(FT-IR は "赤外フーリエ分光"の略称です)、この方法だと被測定光の光量を無駄にすることが少ないため、微弱光の測定には可視光、紫外光でも用いられることがあります。 (ただし、短波長側は装置に対する要求精度が高くなり高価になります) 2つめの質問については、何とも答えられません。 測定したデータそのものという意味ならば、生データになりますが。 ただ、「普通FT-IRでの測定生データ」と言われてそのまま、スペクトルへの変換をしていないデータを出す人はいないと思いますけど。 では。
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>FT-IRはグレーティングを使いません。 赤外光でグレーティングを使えない理由はなんでしょうか?グレーティングで分光すると光量が弱くなるんですか?その理由をぜひとも教えてください。 >微弱光の測定には可視光、紫外光でも用いられることがあります。 (ただし、短波長側は装置に対する要求精度が高くなり高価になります) これは近赤外用FT-IRのことでしょうか? それとも分光光度計でそういったものがあるのでしょうか? >赤外光では十分な感度のあるセンサーがなく(分光すると非常に光量は弱くなる)、熱的な影響を受けやすいため、この方法でスペクトルを求めるのが一般的です。 赤外光は熱に弱いんですか?その理由も教えていただきたいのですが・・・ 質問が多くて済みません。。 回答お願い致します。