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プログレ、プログレ

pfmの回答

  • pfm
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回答No.10

補足として楽器の説明を少々。楽器の外見を見たければGoogleのイメージ検索をどうぞ。 メロトロン(Mellotron)プログレを代表する楽器。詳しい説明は出来ないのですが、ヴァイオリンやフルートが録音されたテープを組み込んだ鍵盤が押されることによって再生されるものです。その音は「もやー」というメロトロン独自の音になります。これが聴かれるアルバムとしてはKing CrimsonのファーストやGnesisの「Foxtrot」が強力!ちなみにこの2枚のアルバムで聴かれるメロトロンは同一のものらしい。(参考資料:レコード・コレクターズ2000年1月号) http://cdnow.com/switch/from=cr-9635397-1/target=buyweb_purchase/itemid=340089 http://cdnow.com/cgi-bin/mserver/SID=1387581552/pagename=/RP/CDN/FIND/album.html/artistid=GENESIS/itemid=322175 モーグ(Moog:昔はムーグと言っていましたが最近では発明者のムーグ博士の意向もありこちらが一般的)こちらは「ぶよーん」と力強い音が特徴的。プログレではKeith Emersonが有名。↓の「Pictures At An Exhibition 」の9曲目" The Curse Of Baba Yaga "で聴かれる音がそう(のはず)。メロトロンがイントロやバッキングで使われるのに対してこちらはリード楽器、あるいは飛び道具として使われることが多い(だからサンプルを捜すのに一苦労)。ちなみにCDNOWで"moog"をアルバム検索すると所謂イージーリスニング・ラウンジ系のアルバムがヒットする。これはモーグでデパートのBGMをやっていると考えてもらうと話が早い。近年のグループではMoog Cookbookが有名。 http://cdnow.com/cgi-bin/mserver/SID=1387581552/pagename=/RP/CDN/FIND/popsearch.html/clickID=tn_srch_txt それから11月20日に「200CD プログレッシブ・ロック」という本が出るそうです。もちろん内容は未見。それではバンド編スタートです。今回はイギリスの有名どころに限りました。ちょっと知名度が落ちるバンドは70年代で紹介済みです(もちろんPFMは大好きです)。前もって考えたものなのでダブりはかなりあります。目指せ11番目。 Pink Floyd:デビュー時からヒットに恵まれたとはいえリーダー、Syd Barrettを失ったバンドはRoger Watersを中心にアイディアをまとめてゆく。傑出したボーカリストや花形プレイヤーを擁さなかった彼らの音はある意味では「一般人のプログレ」とでも言うべきものだ。お薦め作:ベスト・アルバム「Echoes」。発売日直前の数日間はBBCのサイトで2時間35分全曲試聴可(!)だったが、今はさすがに不可。それでもオフィシャル・サイトにプロモ用のビデオがありダイジェストとしては機能している。代表作:「Dark Side of the Moon/73」 Emerson, Lake & Palmer:前に挙げた三要素(長い、変拍子、鍵盤が中心)をすべて兼ね備えてデビューしたのだから、彼らがプログレを世界的に広める役割を果たしたのは当然かもしれない。惜しむらくはバンドを統括するような頭脳となるべき人物がいなかったこと。体力勝負の限界を示した「Pictures at an Exhibition/72」は世紀の駄作・失敗作であり、少なくてもはじめに聞く一枚ではない。代表作:作詞にPete Sinfieldを迎えた「Brain Salad Surgery/73」、お薦め作「Emerson, Lake & Palme/70」 Genesis:デビューからの2作品、特に「Trespass/70」はAnthony Phillipsファンとしては捨てがたい。ともあれギターにSteve Hackett、ドラムにPhil Collinsを迎えた「Nursery Cryme/71」からが英国プログレの典型といわれたGenesisのスタート。Anthony Phillipsが残した12弦ギターを中心としたアンサンブルにHackettのエレキ・ギターが絡み、Peter Gabrielの個性的なボーカルが乗る。特に"Harold the Barrel"でも声の使い分けはシアトリカル・ロックという言葉を生んだ。代表作:「Foxtrot/72」「Selling England by the Pound/73」、Peter Gabrielが脱退後の「Trick of the Tail/76」も良い。逆に脱退直前の2枚組の「The Lamb Lies Down on Broadway/74」は好みを分ける。少し長いのが難、CDがこの時代にあれば... Yes:「The Yes Album/71」が転機となった。ギターがSteve Howeに代わり彼の生・電気を取り混ぜたギターでバンドの音に広がりができ、オルガン好きのTony Kayeのプレイにはこの時代ならではの熱さが感じられる。バンドはさらに新しい音を追及し、Rick Wakemanをキーボードに迎えた。クラシックに根ざしながらもシンセサイザーなどもプレイする柔軟さはバンドが求めていたものだった。「Fragile/71」は寄せ集めの面もあり、シングルの"Roundabout"以外は聴き所が少ない。代表曲といわれる"Heart of the Sunrise"も10分のうちいいのは始めの3分位(ヴィンセント・ギャロは同意してくれるだろうか?)。代表作:「Close to the Edge/72」タイトル曲は前作の硬質のリズムと違って緩めのリズムを使った不思議な曲で一見すると大したことないが、何度聴いても飽きない曲。2曲のB面の曲のうちアコースティックな"An And You and I"を愛するファンは多い。その後ドラマーが交代し、キーボードをPatrick Morazに交代しての「Relayer/74」、Rick Wakemanが出戻っての 「Going for the One/77」も力作。「Tales from Topographic Oceans/73」は長いのが難、CDがこの時代にあれば...パート2。HOBのConcert Archivesにライブ映像がある。 http://www.hob.com/onlinemusic/concerts/ King Crimson:まず注意しなければならないのは代表作のデビュー作「In the Court of the Crimson King/69」ではバンドの中心は全曲にクレジットされたIan McDonaldであり、メロトロンも当然彼が弾いている。今日リーダーとされるRobert Frippはギターしか弾いていない。続く「In the Wake of Poseidon/70」はメンバーが次々と辞めたために新旧のメンバーで録音したが、アルバムの構成はデビュー作を踏襲したものであり、ジャズ・ピアニストのKeith Tippettを参加させることでなんとか目先を変えただけの作品。だが、ここでFrippがメロトロンを習得したことは重要である。続く2枚「Lizard/70」「Islands/71」は技量の足りないメンバーや明らかにFrippとは体質の違うメンバーを参加させた作品。しかし、そこでFrippはプロデュースというものに目覚めてしまった。特に「Islands」の出来は見事。だが久々のツアーによって体質の違いを露呈し、バンドは一旦解散する。この後再編されたバンドはYesからのビル・ブラッフォード(ds)という有名人の他に、中堅バンドのジョン・ウェットン(b,vo)、さらには無名に近い2人が参加する。このメンバーでスタートしたバンドは3枚のアルバムを発表する(ミューアーはすぐに脱退、クロスも最後のアルバムには参加していない)。この時期重要なのは日本にこそ来なかったものの4人という限られたメンバーで各地を精力的にツアーしたことにある。この時期になって始めてライブとアルバムのギャップがなくなったといえる。音楽性は初期の整合性のある叙情性というものは奥に引っ込み。力強いリズム隊にフィリップの鋭いコード・ストロークとクロスのヴァイオリンが絡み、それに即興を多く加えるというものになった。中でも「Starless and Bible Black/74」の"Fracture"は即興のような聴こえるアレンジされた曲というこの時代ならではのダイナミズムが楽しめる名演。

参考URL:
http://www.pinkfloyd.com/home/20.html
noname#1625
質問者

お礼

11番目ですねー!!バンド編、どうもありがとうございます。じっくりよんでお勉強してCD屋さん行って参ります。 70のとこも読み直してみます。 詳細な解説にこんな短いお礼で申し訳ないんですが、どうもありがとうございました。

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