LIFO liquidationによる異常事態とは?

このQ&Aのポイント
  • LIFO liquidationとは、後入先出法において基準単価層の取り崩しが起こり、期末棚卸資産が大きくなり、利益が過大になる事態を指します。
  • この異常事態を回避するために、再調達原価を採用した場合と同様の効果をもたらす方法として、ドル価値後入先出法やドル価値小売後入先出法が制度的に認められています。
  • これらの手法により、基準単価層が期中でも増加することを防ぎ、適切な利益計算が行われることが期待されています。
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LIFO liquidation

後入先出法は、基準単価層の取り崩し(LIFO liquidation)をひきおこし、これがために、再調達原価を採用した場合とは逆に、空前絶後の巨額の利益を吐き出す事態がおきる。この会計的な異常事態を回避し、再調達原価を採用する場合に近似する効果をうむべく、ドル価値後入先出法(dollar-value LIFO)やドル価値小売後入先出法(dollar-value retail LIFO)が、すでに制度的に認められている。 これは期首資産が 01年 100 02年 120 03年 140 とした場合、基準単価層が02年以降にも食い込んで期末棚卸資産を大きくし、利益が過大になるということでしょうか。

  • nada
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  • cobra2005
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回答No.1

ご質問の意味がわからないところがあります。 おそらくご質問の一番のポイントは、「後入先出法は、基準単価層の取り崩し(LIFO liquidation)をひきおこし、空前絶後の巨額の利益を吐き出す事態がおきる"、といわれているが、どういうことか」ということだと解釈しました。 期首棚卸資産の単価と個数が以下のような状態 01年 @100×30個 02年 @120×20個 03年 @140×10個 合計6,800 <基準単価層の取り崩しがない場合> 当期(04年)の仕入と売上の在庫の動きが以下のとおり。 仕入 @150×150個 売上 @???×150個 期末棚卸資産と売上原価は以下のとおり。 期末棚卸資産 期首と同じ6,800 売上原価 当期仕入分と同じ@150×150=22,500 <基準単価層の取り崩しがある場合> 当期(04年)の仕入と売上の在庫の動きが以下のとおり。 仕入 @150×110個 売上 @???×150個 期末棚卸資産と売上原価は以下のとおり。 期末棚卸資産 @100×20=2,000 売上原価 @150×110+@140×10+@120×20+@100×10=21,300 以上から同じものを同じ数だけ販売したのに、安い単価より構成される基準単価層の取り崩しにより売上原価が22,500-21,300=1,200だけ少なくなっており(別の言い方をすれば、在庫の払い出し平均単価が小さくなっており)、結果的に同額売上総利益が大きくなります。 こんな回答でいいのでしょうか?

nada
質問者

お礼

どうもありがとうございます。バッチーグーです。一読で理解できました。 また、なんかあればお知恵を貸してください。

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