物体に摩擦力が働く調和振動の解法と特別解とは?

このQ&Aのポイント
  • 物体に摩擦力が働く調和振動の運動方程式は非同次方程式となります。特別解はx=Aの形で表されます。
  • 摩擦力が0の場合の一般解を求め、それを摩擦力≠0の時の運動方程式に代入します。
  • ここから特別解の式を求めるために、Aを摩擦力、重力加速度、物体の質量、ばね定数で表します。
回答を見る
  • ベストアンサー

物体に摩擦力が働く調和振動

<<問題>> 水平な床の上を、ばね定数kのばねで繋がれた質量mの物体が運動する場合を考える。ばねの自然の長さからの変位をxとし、x軸を右方向が正となるように選ぶことにする。時刻t=0においてx=X(X≧0)で静かに手を離す場合の物体の運動について、次の問いに答えなさい。動摩擦係数をμ 重力加速度をgとする。 摩擦力が働いている場合、運動方程式は非同次方程式となる。その特別解をx=Aの形に仮定し,xが解となるようにAをμ,g,m,kで表しなさい。 <<解法>> 摩擦力が0の場合の一般解を求めて、それを摩擦力≠0の時の運動方程式に代入していくと  2 mω (Acosωt+Bsinωt)=-k(Acosωt+Bsinωt)+F ここまでは分かるのですが、ここからどのようにして Aを表していけばいいかがわかりません。 お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ojisan7
  • ベストアンサー率47% (489/1029)
回答No.1

遠い昔にやったことなので、あまり自信はありませんが。 質問者がうまくいかなかった理由はたぶん、斉次方程式(特性方程式)の一般解を求めて、その解を非斉次方程式に代入しようとしたからだと思います。非斉次方程式の方程式の特殊解は、一般解とは別に解かなければなりません。 まず、最初に、微分方程式を立てることから始めます。 たぶん、 (D^2+k/m)x=μg (1)   となると思います。これは、非斉次の方程式です。 ただし、D^2=d^2/dt^2 となる演算子です。 Aを求めるには、(1)の特別解を求めればよいと思います。やりかたは演算子方が便利だと思います。計算すると、特別解は x=A=μmg/k となります。 次に、(1)の右辺を0とおいて、 (D^2+k/m)x=0  (2) の一般解を求めます。 これを解くと、 x=Bcosωt+Csinωt+μmg/k となります。ただし、ω=√(k/m) あとは、初期条件を代入し、定数B,Cをもとめればできます。 最終的な解は x=(X-μmg/k)cos√(k/m)t+μmg/k となると思います。(たぶん)

その他の回答 (2)

  • ojisan7
  • ベストアンサー率47% (489/1029)
回答No.3

すみません。その後、dx/dt>0 の場合を接続してみたら、 (この場合摩擦力の符号が変わります)振幅は確かに、減衰するようです。 ただ一つ、気になるのは、物体が引き返す瞬間は物体の速度は0となるので、その場合、静止摩擦係数を使わなければなりません、そのとき、物体にかかる力が最大静止摩擦力を超えていないと物体は動きません。

  • ojisan7
  • ベストアンサー率47% (489/1029)
回答No.2

すみません。間違いました。手を離した後、 dx/dt<0 の場合しか解いていませんでした。 すみません。

関連するQ&A

  • 単振動の解

    自然の長さl, ばね定数k のばねの下端に質量mの質点をつるす。上端を鉛直方向に動かし、変位がacosωtとなる振動を与える。運動方程式の解を求めよ。ただし、ω≠√(k/m) とする。 という問題で、鉛直方向に動かしている時の質点の自然長からの変位をxとすると、 mx''=-kx + mg となるので 解は、 x=Acos(ω0t+α) + mg/k だと思ったのですが、 答えは x=Acos(ω0t+α) +{aω0^2cosωt/(ω0^2 - ω^2)} + l + (mg/k) となっていました。 変位を acosωt にするということが関係すると思うのですが、どう扱えば良いのかよく分かりません。 なぜこうなるのでしょうか?

  • 強制振動についての質問です。

    質量mの物体がばね定数kのばねにつながれ、調和外力Fcosωtを与えられた時の強制振動の解を求めよ、ω=(k/m)^1/2とするという問題です。 いつもは特解をAcosωtと仮定して、運動方程式に代入するのですが、この問題はωが(k/m)^1/2となっているのでA=F/(k-mω^2)としたとき振幅が共振したようになりどのように解答すればよいかわかりません。 どのようにしてこの問題は解くのでしょうか、お力添えお願いします。

  • 単振動の摩擦について

     単振動の摩擦について勉強しているのですがわからなくて困っています。  摩擦のある面にバネでつないだ物体を右方向にL伸ばして放したときの振動を考えます。  伸ばしていないときの物体の位置がx=0です。  右から左へ動くときの運動方程式が m*dx^2/dt^2=-kx+μmg  左から右へ動くときの運動方程式が m*dx^2/dt^2=-kx-μmg となります。  計算して求められた解は  最初の位置x0から左端x1  x1=μg/ω^2+(L-μg/ω^2)cosωt   ※ω=√(k/m)  左端x1から右端x2  x2=-μg/ω^2+(L-3μg/ω^2)cosωt  といった感じになりました。  これはいいのですが問題は速度と加速度のグラフを書いた際に速度のグラフがなめらかな曲線を描かず、端で加速度がガクッと落ちているグラフになります。  この原因は端で摩擦の方向が変わること並びに静止摩擦を考えなければならないことが考えられます。  これを解決できずに困っています。だれか教えていただけないでしょうか。お願いします。

  • 物理

    物理力学の問題 図のような質量が4mと3mの質点が自然長lのばね(バネ定数k)によって 水平なX軸上を振動しながら動いている。相対座標をxとする。 1相対運動の運動方程式をあたえ、各振動数ωをもとめよ 2t-=0 x=l/2 dx/dt=l/2ω のとき 解 x(t)=l+Acosωt+Bsinωt の未知数A,B,を求めよ 3 相対座標をx、 相対速度をvとして任意の時間における相対運動エネルギー保存則を与えよ

  • 強制振動

    m×d^2x/dt^2+mω。^2x+2mν×dx/dt=Fcosωt...(1) 1.強制振動の場合の一般解が、F=0とした斉次方程式の解と、Fの入った方程式の特解の和で与えられることを示せ。 2.特解を求めよ。 3.特解の振幅について、外力の振動数を変えたときどうなるかしらべよ。 4.特解の位相と外力の位相の関係を、外力の振動数が小さいときから大きくしていく場合についてどうなるかを議論せよ。 自分の解等 1.わかりません 2.(1)×1/mより  d^2x/dt^2+ω。^2x+2ν×dx/dt=F/m×cosωt 特解をx=Acosωtとおき上の式に代入する  -ω^2Acosωt+ω。^2Acosωt-2νωAcosωt=F/m×cosωt F/m=fとすると  A=f/-ω^2+ω。^2-2νω よって特解は    x=f/-ω^2+ω。^2-2νω×cosωt 3. 振幅はω<ω。で正、ω>ω。で負の値をとるがωに近づくにつれ、そ  の絶対値は無限大に発散する。 4.わかりません。

  • 物理 単振動

    ばね定数kのばねに質量mの小球をつけ、水平で滑らかな床の上に置き、ばねの他端を固定した。小球は質点とする。次に小球を手でつかみ、ばねを伸ばして手を離したところ、小球は単振動した。ばねの長さに沿った方向をx軸として振動の中心を原点とする。このとき、小球の運動方程式はm((d^2x)/(dt^2))=ーkxと書ける。小球の変位はこの運動方程式の解として与えられx=Asinωt+Bcosωtと書ける。ただし、ωは角振動数であり、A,Bは初期条件で決定される定数とする。 (1)運動方程式よりx=Asinωt+Bcosωtを導出せよ。 (2)解を運動方程式に代入するとωをmとkで表すことができる。その式を求めよ。 (3)小球は時刻t=0のとき、原点x=0を速度voで通過した。この時の、AとBを求めよ。 (4)ばね定数kおよびばね定数2kのばねを小球の両側に一直線となるようにつけ、それぞれのばねが自然の長さとなった状態で固定した。次に小球を手でつかみ、ばねの長さに沿って移動させて手を離したところ、小球は単振動した。ばねの長さに沿った方向をx軸として、振動の中心を原点とする。このときの運動方程式を求めよ。 特に(3),(4)がわかりません。(1)~(4)どれでも構いませんので回答よろしくお願いします。 もちろん、(1)~(4)を教えてくださると大変助かります。 よろしくお願いします。

  • 振動力学の問題が分からないので教えてください

    図に示す位置Bの物体がxb=bsinωtとなる水平振動をしている。図中mは質点の質量cはダッシュポットの粘性減衰係数k1,k2はそれぞればね定数を表す。位置Aの質点は摩擦なしで水平運動することができる。 (1)この系の振動方程式を求めよ (2)この系に減衰がないとした時の非減衰固有円振動数を求めよ 本当に分からなくて困っているので教えていただけると助かります。

  • 単振動の問題

    大学1年の力学でわからない問題があるので教えて下さい。 ------------------------------------------------------------ バネ定数kのバネの一端を壁に固定し、他端に質量Mの 物体Aを結び付け、滑らかな水平面上においた。さらに 質量mの物体BをAに押し付け、バネを自然の長さから Lだけ縮めて手を離した。物体の大きさ、バネの質量は 無視できるものとする。 1.物体Bが物体Aから離れる点はどこか?  その点に達する時間はいくらか? 2.1.の時の物体Bの速さを求めよ。 3.物体Bが離れた後、物体Aはどのような運動をするか?  運動する範囲および周期的運動の場合はその周期を記せ。 ------------------------------------------------------------ 運動方程式は (m+M)d^2x/dt^2=-kx で d^2x/dt^2=-ω^2x ω=√(k/(m+M)) ここまではできたのですが1~3の問題の考え方が わかりません。(ここまでも間違っていますか?) よろしくお願いします。

  • 強制振動

    壁にばね定数kのばねを取り付け、ばねのもう一方の端には質量mの 質点を取り付けます。壁は、y=acosωtで調和変位します。   | 壁|--/\/\/--○   |   ばね   質点 上図のような感じになっています。 このときの質点の強制振動の解は、(水平右方向をx軸の正として) x=kacosωt/(k-mω^2)となりますが(k≠mω^2のとき)、 ここでk=0とすると、x=0となってしまいます。 こうすると壁が変位しているのに質点は変位しないということになり おかしくなってしまいます。 たぶんどこかで私の考えがおかしいのだと思いますが、どこがおかしいのでしょうか? 強制振動の解xが、壁に対する相対変位だということならば k=0のときx=0でも違和感はないのですが・・・

  • 単振動

    質量mの物体をバネ定数kのバネに接続し、角度がθの斜面を置いた摩擦はないとする。 バネに物体をつけたところLだけ伸びて静止した。 (1)Lを求めよ、 次に物体を自然長の長さまで持ち上げ時刻t=0で静かに手を放したところ、物体は単振動した。 (2)振幅を求めよ。 (3)一般の位置xでの運動方程式を立てよ。 (4)x(t)、v(t)を求めよ。 (5)手を放してから物体が斜面を2分の3Lだけ滑り降りるのにかかる時間とその時の速度の大きさを求めよ。 どう問題を解いていいのか全くわからないので出来れば詳しい解説も頂けたら幸いです。