物体に摩擦力が働く調和振動の解法と特別解とは?
- 物体に摩擦力が働く調和振動の運動方程式は非同次方程式となります。特別解はx=Aの形で表されます。
- 摩擦力が0の場合の一般解を求め、それを摩擦力≠0の時の運動方程式に代入します。
- ここから特別解の式を求めるために、Aを摩擦力、重力加速度、物体の質量、ばね定数で表します。
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物体に摩擦力が働く調和振動
<<問題>> 水平な床の上を、ばね定数kのばねで繋がれた質量mの物体が運動する場合を考える。ばねの自然の長さからの変位をxとし、x軸を右方向が正となるように選ぶことにする。時刻t=0においてx=X(X≧0)で静かに手を離す場合の物体の運動について、次の問いに答えなさい。動摩擦係数をμ 重力加速度をgとする。 摩擦力が働いている場合、運動方程式は非同次方程式となる。その特別解をx=Aの形に仮定し,xが解となるようにAをμ,g,m,kで表しなさい。 <<解法>> 摩擦力が0の場合の一般解を求めて、それを摩擦力≠0の時の運動方程式に代入していくと 2 mω (Acosωt+Bsinωt)=-k(Acosωt+Bsinωt)+F ここまでは分かるのですが、ここからどのようにして Aを表していけばいいかがわかりません。 お願いします。
- fortessimo0601
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質問者が選んだベストアンサー
遠い昔にやったことなので、あまり自信はありませんが。 質問者がうまくいかなかった理由はたぶん、斉次方程式(特性方程式)の一般解を求めて、その解を非斉次方程式に代入しようとしたからだと思います。非斉次方程式の方程式の特殊解は、一般解とは別に解かなければなりません。 まず、最初に、微分方程式を立てることから始めます。 たぶん、 (D^2+k/m)x=μg (1) となると思います。これは、非斉次の方程式です。 ただし、D^2=d^2/dt^2 となる演算子です。 Aを求めるには、(1)の特別解を求めればよいと思います。やりかたは演算子方が便利だと思います。計算すると、特別解は x=A=μmg/k となります。 次に、(1)の右辺を0とおいて、 (D^2+k/m)x=0 (2) の一般解を求めます。 これを解くと、 x=Bcosωt+Csinωt+μmg/k となります。ただし、ω=√(k/m) あとは、初期条件を代入し、定数B,Cをもとめればできます。 最終的な解は x=(X-μmg/k)cos√(k/m)t+μmg/k となると思います。(たぶん)
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