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高気圧と低気圧の境目について

jun1038の回答

  • jun1038
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回答No.5

こんばんは。  低気圧と高気圧の区別については、前の方々がお答えになっている通りです。周囲より気圧の高い部分が高気圧、周囲より気圧の低い部分が低気圧 です。何hPa以上が高気圧という定義はありません。  気圧配置と気象の変化 についてですが、太陽の高度と日照時間の変化による放射エネルギーの変動が基本だと思いますが、それ以外に、大気大循環の風や、大陸と海洋の熱容量の違い、海流や海水の温度の影響など、さまざまな要素が絡み合って気圧配置が決定されると思いますので、浅学非才の私には、その全部をきちんと説明できません。すみません。  日本付近(しかも本州が中心)における、一般的(典型的)な気圧配置と天気の変化についてだけ、しかもごく簡単にお話しさせて下さい。  冬場の典型的な気圧配置は「西高東低」です。大陸部(西)が冷えて相対的に高気圧ができやすく、海洋部(東)に低気圧が発生しやすいです。冬型が安定すると、本州では、北西の季節風が吹き、太平洋側では晴天が、日本海側では雪の日が続くようになります。「冬」。  やがて太陽高度が上がってくる(暖かくなってくる)と、冬型の気圧配置が崩れ、中国大陸に発生した移動性高気圧と、寒気と暖気の境界に発達した温帯低気圧とが、交互に日本付近を通過する「春」になります。天気は周期的に変化します。  さらに太陽高度が上がると、ジェット気流の流れ方が変化し、北のオホーツク海に高気圧を発生させるようになります。南の海上では夏の「北太平洋高気圧」が発達を始めるので、両者から吹き出す(海の高気圧であるので)湿った風が日本上空で衝突し、これが長く続いて停滞前線(梅雨前線)となります。長い雨の季節です。「梅雨」。  さらに太陽高度が上がる(ホントは夏至を過ぎると下がりますが。この場合は暑くなると、くらいの意味)と、南の北太平洋高気圧の勢力が大変強くなり、また大陸部(北)は夏の日射で温度が上がり相対的に低気圧が発生しやすくなります。いわゆる「南高北低」型の気圧配置になります。これが夏型で、南東からの温かい湿った季節風により、特に太平洋側では暑いじめじめした日々が続きます。「夏」。  少し太陽が下がると、また停滞前線ができやすくなります。この場合は「秋雨前線」といいます。秋の初めは長雨になります。「秋雨」。  さらに太陽が下がると、また移動性高気圧と温帯低気圧とが交互に日本上空を通過するようになります。「秋」の天気も変化しやすいです。  もっと太陽が下がると、また「冬」です。「西高東低」の気圧配置になります。  以上はあくまで一般的、典型的な話です。日々の実際の天気の変化はもっと複雑でしょう。単なる参考までに。  つけたし。sirokuroさんの見たものは、文面だけからは、寒冷前線のように思えます。もっとも、前線では気圧は周囲より少し低くなるので「気圧の谷」と言えなくはないですが。普通の「気圧の谷」は前線よりもう少し規模の大きなものを言うのではないでしょうか。間違っていたら申しわけありません。 それでは。  さらにつけたし。いま読み返してみて、私の文章は「気圧配置と天気の変化」であって、「気圧配置と気象の変化」ではないことに気づきました。せっかくワープロを打ったので投稿しちゃいますが、もしyutukosannの質問と内容が食い違っていたら補足要求して下さい。 またまた それでは。

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