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初の銀河系の大きさの計測法?

銀河系の大きさの計測法には、年周視差というのとか、光のスペクトルとかがあるというのを調べたのですが、それでは銀河系の大きさの計測に最初に成功した人はどのような方法を用いたのでしょうか。 そもそも銀河系という概念をはじめて発見したのは誰なんでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

>銀河系という概念をはじめて発見したのは誰なんでしょうか。 ガリレオは、望遠鏡で天の川を観測し、それがガスのようなものではなく多くの恒星が多数密集していることを発見しました。ただ、現在のように凸レンズ型の概念を考えたのはハーシェルでしょう。彼は全ての恒星が同じ光度であるということを前提に、自作した巨大な反射望遠鏡で天の川の星を一つ一つ記録していったのです。そうして、凸レンズ状の巨大な星の集団の中に太陽系があることを発見したのです。当時の観測は大変厳しいもので、寒い中インクが凍らないように妹が自分の肌でインクを温めたというエピソードが残されています。 >銀河系の大きさの計測に最初に成功した人はどのような方法を >用いたのでしょうか。 20世紀の初めの天文学者シャープレイでしょう。彼は、銀河系のまわりに点在する球状星団の分布に目をつけました。球状星団がこれだけ銀河系のまわりにあるのだから、その分布の中心に銀河系の中心があるはずだと見当をつけたのです。 彼はセファイド型変光星を球状星団の中にみつけて、セファイド型変光星の変更の脈動と絶対的な明るさが一定の関係にあることから、球状星団と地球との距離を測定して、球状星団の空間的な位置をはじきだして、その中心に銀河系の中心があるはずだということを考えたのです。そうした結果、銀河系はこれまで考えられていた大きさよりはるかに巨大であり、太陽系は銀河の中心部分からおおきく外れていることを発見しました。(現在でも基本的にはこの手法で測定しています。) もっとも、ハーシェルもそうですしシャープレイもそうなのですが、この宇宙にある巨大な星団は銀河系しかないと考えていたのです。シャープレイでさえアンドロメダ星雲は銀河系の中の星雲だと考えていたのですね。ところが、ハッブルが1924年にアンドロメダ銀河の中にセファイド型変光星を発見し、アンドロメダ銀河が銀河と同等なものだということがわかったのです。 現在のように、宇宙空間に銀河が点在しているという概念になれば、ハッブルなのでしょうね。

その他の回答 (2)

  • dokokani
  • ベストアンサー率29% (92/311)
回答No.2

銀河系という概念とモデルを発見したのは、イギリスの天文学者のウィリアム・ハーシェルでしょう。 天王星を発見した方です。一定の面積の中に何個の星があるか数え、銀河系宇宙が凸レンズの形をしていることを発見しました。ただ、銀河の中心に太陽があると考えていることや、形状も実態とことなることから、正確な距離を計測していたわけではないようです。 日本ハーシェル協会 http://www.esky.jp/herschel/

参考URL:
http://spaceinfo.jaxa.jp/note/ginga/j/gin102_look.html
  • sunasearch
  • ベストアンサー率35% (632/1788)
回答No.1

銀河系を発見したのは、ガリレオだそうです。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E7%B3%BB

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