解決済みの質問
ちょっと他の回答者の方たちとは違った視点なんですが・・・。
水稲を作付けするところが田。そのほかの作物を作付けするところが畑というのはその通りでしょう。
それで田を畑に、畑を田に変えることについては、物理的な面からはNo.5さんやNo.6さんのおっしゃるとおりです。法的な面から言うとNo.4さんの通りでしょう。
では、簡単に出来るかというと、それはちょっと疑問です。現在の農業政策の制度上、田を増やすと言うのはちょっと難しいからです。
実は水稲は他の作物と比べて農作業が楽です。田植えの後は収穫までは水管理と除草くらいですから。野菜の方が手間暇かかって大変です。だから農家は米を作っていた方が楽です。でも、現在の日本では、みなさんもちょっとは聞いたことがあると思いますが、米が余ってます。米を作りすぎると、需給バランスから米の値段が下がってしまい、いろんな方面で不都合が出てしまいます。どんな方面なのかと言われると、そのテーマだけで本が何冊も出来てしまうほどなので、割愛しますが・・。
そのため、米を作れる(つまりは米を出荷できる)量の上限が各地区ごとに決まっています。量が決まると言うことは、作付けできる田の面積も決まります。ちなみにこの制度は平成16年度から始まった制度です。
このほかにも、田の面積は基本的に行政が押さえており、その面積は農水省まで報告されています。
こんなわけで、制度的には畑を田に変えて、田の面積を増やすことは出来ません。ですが、田を畑にして田の面積を減らすことは歓迎されます。米が余っていますので。
となると、水稲を作付けできない田が出来ます。これには水稲以外の作物を植えるわけです。
これを「転作」と言い、転作された田のことを「転作田」と言います。
こうして、土地登記的には地目が「田」であり、用排水等も整備されているけど、作付けされている作物は水稲以外の作物という「田」ができあがります。この転作田は農家の判断によりその年ごとにどこにするかを決めています。
ちなみに転作をした田には国から補助金が出ます。
長くなってしまいすみません。
なにしろ農業政策というのは国の根幹となる政策の一つのため、複雑すぎて・・・。これでもかなりそぎ落として説明しています。
投稿日時 - 2005-05-15 01:38:35
お礼
なるほど、制度、法的な面から見るとややこしいんですね
ただなんとなく、畑、田んぼ といっているのではないということが、よくわかりました、ありがとうございました。
近所に昔、田植えをして米を作っていたのに、今は放置され草だらけになっているところがあります転作田じゃなくて休耕田でしょうか、これも法的には、田んぼなんでしょうね、宅地に変えて家を建てる場合も手続きがいったり許可されない場合もあるみたいです。しかし再び米を、作れるようにするのもかなり、手間と時間がかかるようでそう簡単ではないようです、食料自給の問題もからんで難しいですね。
投稿日時 - 2005-05-15 07:09:28
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ベストアンサー以外の回答(8件中 1~5件目)
農学的にと言うか、物理的に説明しますと一番のキーワードは「鋤床層」です。
昔の人は芋・豆や野菜などはあくまで「副」であって、気候・地形・用水が確保でき、土壌が合えば、新しい土地は主食である米を作るために水田にしようとしました。
おそらく、収穫の安定性や収穫後の保管、食味の問題で、米が最適なのだと思います。
牛や馬を使って鋤起こしをすると、いわゆる馬力がないのであまり深くは起こせず、その下に粘土分が固まり硬い層ができます。
これが鋤床層で、畦を作って水を溜め、毎年田植えをする事で、徐々に厚みを増ししっかりします。
すなわち、水田の構造は昔の人が意識しなくても段々と作り上げたものです。
もしこれがなければ、水不足で水田の管理は難しくなり、絶えず用水の奪い合いになります。
畑でも似たような状態や構造(芯土)ができる事がありますが、基本的にはありません。
水田の土壌は粘土の多い埴土(しょくど)と思われるかもしれませんが、実際はそれより粘土分の少ない埴壌土や壌土の場合が多いです。
参考:土の分類
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/center/seika/soilqa/q9.htm
また#6で書かれた裏作の件ですが、その水田によって違いますが、鋤床層はわりと深いので、普通にロータリー耕運しても壊れませんので、畝を高くするなどで排水を良くして野菜などを蒔いています。
浅い場合は農家はそれを考慮して、層を壊さないように浅めに起こしていると思います。
水田に戻らない畑にするには、トラクターで深耕プラウ(鋤)で起こして鋤床層を破壊すれば透水性も良くなりますし、今までほとんど空気に触れず、還元状態になっていた土を酸化させることができます。
それでも無理なら、大型トラクターでサブソイラーを引けば完全に層は壊れます。
サブソイラー:http://www2.ocn.ne.jp/~hjl/sho/daikon/daikon.htm
http://www.toyonoki.co.jp/catalog/1/31sb.html
http://db5.kashiyo.co.jp/pro-bin/pro1.cgi/niplo/main1.phtml
畑を水田にするには水を張って土を練り目詰まりをおこして、水はけを悪くするしかないと思います。
これの方が年数がかかると思います。
以前の私の回答は漏水田をキーワードにして参照してください。
http://www.gohan.ne.jp/hakase/seminar10/index.html
それと稲は畑でも作れますが、連作障害が強く出ます。
それが水田では悪い菌が増えず、また用水で僅かずつ養分が供給されるので、生育や収穫量が安定します。
投稿日時 - 2005-05-15 06:40:27
お礼
物理的に考えても、いろいろあるんですね 奥が深い、、、
昔から、受け継がれてきた田んぼや、畑 もっと大切に守っていかなければならないと感じました。
ありがとうございました。
投稿日時 - 2005-05-15 07:23:50
No.2です。横道にそれますが…
>ゆえに本来、田畑の変換は簡単にとはいかないです。もちろん、山土を入れるなどをして改良するとかすればある程度大丈夫です。
No.3さんが書かれているいわゆる「2期作」や,私が書きました「連作障害」を避けるために畑と水田を交換が簡単にできるということを,どう説明されるんでしょうか?
私の実家も冬場は,夏,水田だったところに大根やにんじん,白菜を植えていますし,ちゃんと成長しますよ。勿論,土の入替えなんてしません。
>田んぼは、水をためなければなりませんので、土壌が粘土質になります。
そのとおりですが,畑も掘っていけば下の方は粘土質なんですよ。
No.3さんも私も,一応プロの仕事を子供の頃から見ています。専門家ではありませんが,門前の小僧です。
本よりフィールドワークが大切ですよ。
投稿日時 - 2005-05-14 20:02:38
お礼
そうですね、わたしのまわりの農地も、稲だけではなしにいろいろ植えてますね
ただ、田んぼといってみたり、畑といってみたりその辺のところがはっきり、わかりませんでした
粘土質で育つ作物は、米だけじゃないということですね、あと畑は、粘土質ではないところ、田んぼは、水路が、通っていて粘土質、しかし他の粘土質でも育つ作物も植えられるといううことみたいですね
ありがとうございました。
投稿日時 - 2005-05-14 23:03:32
農学の専門家です。
>田んぼを畑に 畑を田んぼに、簡単に 変えることは、出来るのでしょうか?
田んぼは、水をためなければなりませんので、土壌が粘土質になります。一方、畑は作物な根っこをのばす良い環境を作るために水は浸透しやすい土壌になっています。
畑に水を張ったとしてもすぐに水が抜けてしまいますので水田には出来ませんし、田んぼをそのまま畑化しても重粘土質土壌なら作物の根が窒息して、枯れてしまいます。なお、稲は窒息しないような特別な構造を根に持っていますので、大丈夫です。
少し前に、田んぼの土が盗難されたというニュースがありましたが、田んぼのような粘土質土壌は、一般のガーデニング用に使うのは無理です。
ゆえに本来、田畑の変換は簡単にとはいかないです。もちろん、山土を入れるなどをして改良するとかすればある程度大丈夫です。
投稿日時 - 2005-05-14 13:02:55
お礼
参考になりました、ありがとうございました
実は、私の周辺にも、農地があるのですが農家ではないのでよくわかりませんでした
それで質問させていただきました。
確かに土質が違うように思います、稲を植えていたところでほかの作物が作れないことはないように思います、稲を作ったり、ほかのもの植えたりしているのをずっとみていましたので呼び方の違いに疑問をもっていました。
投稿日時 - 2005-05-14 22:49:09
こんにちは。
不動産登記では、土地の利用状況を示す「地目」という欄があります。
不動産登記事務取扱手続準則の68条によれば、
1.田 農耕地で用水を利用して耕作する土地
2.畑 農耕地で用水を利用しないで耕作する土地
と規定されています。何を耕作するかではなく、用水を利用するかしないかということになります。
田を畑にすることは比較的容易にできるかと思いますが、畑を田にする場合は、水路の確保が必要となりますので、その畑の周辺状況に左右されると思います。(農地法上の許可は不要ですが、農業委員会への届は必要な場合もあるようです)
田は水の関係がありますので、どうしても集団で農耕するスタイルですが、畑は水が引けないところや、狭い土地などでも耕作可能です。そのような環境やもしくは所有者の考え方、需要と供給の関係で田と畑に区別されていると思います。
投稿日時 - 2005-05-14 10:42:54
お礼
参考になりました、私の周りにも農地があるのですが、農家ではないのでよくわかってませんでした そういえばいつも稲をうえているところは水路が通っていたように思います。そこで区別できるんですね、時々耳にしていた水利組合の意味もなんとなくわかりました。ありがとうございました
投稿日時 - 2005-05-14 22:35:16