• ベストアンサー

旧石器時代研究の進展

2s00t5の回答

  • 2s00t5
  • ベストアンサー率50% (1/2)
回答No.5

研究の進展については、『月刊考古学ジャーナル』や『史学雑誌』に年一回、特集がありますので、参考にしたらいかがでしょうか。確かに前期旧石器については振り出しにもどっていますが、石器群の変化についての見方が大きく変わり、単純に進化史的なとらえ方では考えられなくなっています。環境との関わりなどが特に重視されてきているようです。(前期旧石器研究の遺産ではテフロクロノロジーの爆発的な発展や、環境研究の精緻化、従来は地学関係では百万年スケールくらいの議論しかできなかったが、考古学との共同により、だいぶ、考古学のスケールに近づいてきた点があげられます。それでも環境について精緻な議論をするにはまだまだですが。)書籍では堤隆『黒曜石3万年の旅』や稲田孝司『遊動する旧石器人』、ねつ造騒動で批判されましたが、岡村道雄『日本旧石器時代史』などは参考になると思います。

参考URL:
http://wwwsoc.nii.ac.jp/hsj/ http://www.macnet.or.jp/co/hk-ns/ns/
619
質問者

お礼

ありがとうございました。 こういった雑誌関係もとても参考になりました。

関連するQ&A

  • 旧石器時代の石器について

    「詳説日本史研究」というのを読み始めたのですが、「旧石器時代人の生活」の項で、下記のような記述があります。 「世界の考古学の常識では、旧石器時代に磨製石器は見られないことになっている。ところが日本では3万6000年前以降、AT火山灰降下以前の遺跡から、打製石器とともに、部分的に刃を磨いてつくられた局部磨製石器がしばしば発見される。」 教えてほしいのですが、上記の記述は、 1. 局部的とは言いながら、磨製石器が初めて見られるのは「日本」ということなのでしょうか?? 2. 仮に「日本が初めて」ということであれば、その要因として考えられることを教えてください。 3. それと、にもかかわらず世界の4大文明に後れを取ったのはなぜでしょうか???

  • 日本の旧石器時代は今のところどこまでさかのぼれるのか?

    捏造事件発覚前までは、宮城県の上高森遺跡によって日本の旧石器時代は60万年前ぐらいまで確認できるとしていた。 現在のところ確実にさかのぼれるのは何万年前なんでしょうか?その遺跡はどこでしょう? また、前期、中期、後期旧石器時代の年代区分はどうなっているのでしょうか?

  • 旧石器時代の人々の住居

    旧石器時代の人々の住居は明確ではないと思いますが、簡単な屋根をかけたテントのような小屋や岩かげ・洞穴などのテント式住居に住んでいたと推測されているのですか? 大阪府のはさみ山遺跡での竪穴の住居跡や仙台市の富沢遺跡などはそれを示す有力な手掛かりでしょうか?

  • 時代区分としての新石器時代

    新石器というのは、磨製石器のことで、磨製石器を使った時代を新石器時代という、と習った覚えがあります。 そして新石器時代は農業が始まった画期的時代だ、と習ったと思うのですが、最近は新石器と農業の間には関連が無いことがわかり、この時代区分は使われなくなった、と聞きました。 新石器時代という区分が意味を成さないのであれば、当然「旧石器時代」という区分も無くなって、単に石器時代というべきだと思うのですが、このあたりのことが全く混乱しているように思われます。 時代区分の統一ということはどうなっているのか?知りたいと思いました。

  • 旧石器の製作方法

    最近旧石器時代の概説書を読んでいるのですが、石器製作の説明文を読んでもいまいちピンときません。 わかりやすい図などがついた旧石器製作方法についての本は無いでしょうか?

  • 局部磨製石器が、何故旧石器なのか?

    石器というものは「旧石器から新石器へと進歩した」と言われており、その新石器というのは、「磨製加工が施されたもの」となっています。 とすると局部であっても、とにかく磨製加工がされたものは、新石器というべきなのに、岩宿遺跡の局部磨製石器は旧石器といわれています。 これでは素人の私には何のことだかわけが解らなくなっているのですが、この考古学会の不思議な言葉使いについて誰か説明してもらえないでしょうか? 質問の背景 現生人類は、約20万年前にアフリカで発生し、それが約4万年前に世界中に散らばって、その地で独自に発展して行った、とされています。 日本では約3万年前の局部磨製石器が全国で多数発見されています。 新石器が使われ始めたのは、世界の他の地域では、約1万年前と言われていますので、3万年前の日本は石器技術では世界の最先端を走っていた、と言えます。 そしてその遺跡からは、同時に黒曜石が発見されることが多く、この黒曜石というものは日本の一部(例;和田峠)でしか産出されないものですので、遠方交易の可能性が伺え、これは当時の日本の文明が、世界のレベルから見て、高い水準にあったことを示しています。 日本を愛する私としては、こういう考古学上の事実をどんどん世界に向けて発信してほしいと思うのですが、それなのにその局部磨製石器を「旧石器」などと言われては、その先進性が台無しになってしまいます。 日本の考古学者はどうしてこういう日本の歴史を誇りに思わないのか?不思議に思います。 また新石器(磨製石器)が地球上のどの地域で、それぞれ何時ごろ使われるようになったか?ということが確定していけば、人類共通の世界史を作ることができるに違いないと思うのですが、そういう動きは無いのでしょうか?

  • 東北旧石器文化研究所元副理事長・藤村新一氏事件の背景について

    考古学については私は全くの門外漢で、史跡や遺跡の近くに立って過ぎた時代に思いをはせる、ぐらいしか興味がわかないんですが、彼がやったとされる行為は「考古学をレイプした」と表現される程、恐ろしいことだったのでしょうか。 日本に旧石器時代が存在したのかどうかの論争は、捏造を誘発するほど熾烈なものだったのですか?それとも、ただ彼の功名心の末路? 表現が不適切だとしたら、申し訳ありません。事情を知らない者の質問としてお許し下さい。

  • 旧石器人のDNA

    新聞記事(12月3日)に、「石垣島の洞穴から出土した旧石器時代の人骨からDNAの採取に成功した」とありました。 そのような(多分)乾いた骨では、とっくに細胞は分解されていると思われますが、細胞のDNAは、そのような乾燥状態で数千年も分解されないのでしょうか?

  • 時代区分について

    世界史でいうところの旧石器時代と新石器持代の時代わけとの関連で、日本の先土器文化はどちらに当てはまるのでしょうか。日本における、旧石器と、新石器の区分は何年くらいなのでしょおうか。

  • 古地磁気の分析とは?(欧州最古、90万年前と推定=スペインの石器「握斧」)

    欧州最古、90万年前と推定=スペインの石器「握斧」-米研究者ら スペイン南東部、地中海に近い2カ所の遺跡から発見された旧石器時代の打製石器「握斧(あくふ)」は、約90万年前と約76万年前のものだと、米バークリー地質年代学センターの研究者らが3日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。従来は20万年前程度と考えられていたが、古地磁気の分析で、欧州最古の握斧と推定した。 http://www.jiji.com/jc/zc?k=200909/2009090300317&rel=y&g=int 古地磁気の分析とはどういうものでしょうか? その石がいつ削られたかをどうして知ることができるのか不思議です。