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マイケルソンの干渉計の利用法
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>マイケルソンの干渉計は一般的には光の波長を求めるものですが そういう事はありません。 が、工業的にはFTIR分光器(赤外フーリエ変換分光器)で使われていることからそのようなイメージを持ったのでしょうかね。 マイケルソン干渉計のほかの用途としては、光速度の測定、基準長さの測定、重力波検出などに使われるほか、白色光干渉による形状測定などにも用いられます。 これ以外でも個別にコヒーレント長の測定など特殊用途では色々利用価値があります。
- paddler
- ベストアンサー率53% (176/330)
基本的にマイケルソン干渉形で分かるのは、<波長>×<ミラーの移動距離>の情報です。ですから、波長が分かっていれば、逆にミラーの移動距離を正確に測定することができます。これはレーザ測長で、距離・寸法の測定に使われています。また、実はこの"移動距離"は正確には移動鏡側の光路にある媒体の<屈折率>×<実際の距離>で表される"光学的距離"なので、屈折率測定にも応用できます。また、これらの測定以外にマイケルソン干渉形を最もポピュラーに使用しているのは、フーリエ変換型赤外分光光度計でしょう。これは連続波長の光を発する光源と組み合わせ、移動鏡を走査した時の干渉光の強度変化信号(インターフェログラム)を測定し、これをフーリエ変換することによって、横軸を波数(波長の逆数)とする赤外スペクトルを得るものです。
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