• ベストアンサー

太陽と月の見かけの大きさが一緒になったのは(日食が見られるようになったのは)いつごろからでしょうか?

日食として成立するような大きさ関係ができたのは1億年前か10億何前かもっとまえなんでしょうか?それにしてもなぜ現代はちょうど見れる時期になっているのでしょうね?

noname#32495
noname#32495

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Teleskope
  • ベストアンサー率61% (302/489)
回答No.3

     大まかな計算をしてみます、使う数値はここからいだだきました。 http://www12.plala.or.jp/m-light/Basic.htm 1. 地球の軌道半径 = 149,600,000 km(平均) 軌道の離心率 = 0.0167     (別に検索) より、数学の楕円の式を引用して 最も近いとき = 軌道半径×(1-離心率) 最も遠いとき = 軌道半径×(1+離心率) 太陽の直径 = 1392,000 km より、 太陽の視直径(最大)= 太陽直径 / 最短距離 = 0.009463 rad 太陽の視直径(最小)= 太陽直径 / 最遠距離 = 0.009152 rad 角度の単位はラジアンを使います。 2.  月の見え方は上記サイトの値をそのまま使って、 月の視直径(最大)= 角度 33分31秒 = 0.009599 rad 月の視直径(最小)= 角度 29分22秒 = 0.008542 rad です。 3.  大小関係は、   月の最小 < 太陽の最小最大< 月の最大 であるから うまくぴったり重なれば、 月<太陽 のときは 月が太陽の中にすっぽり入る → 金環日蝕 太陽<月 のときは 太陽の方がすっぽり入るから → 皆既日蝕 が起きる、これが現在ですね。 4.  月は毎年約3センチずつ遠ざかっています。現在の距離は、   月の視直径 = 月の直径(3476km) / 月の距離 の式を変形して   月の距離 = 月の直径(3476km) / 月の視直径 …(1) で計算すると   最大に見えるとき = 3476km / 0.009599 = 362,121 km   最小に見えるとき = 3476km / 0.008542 = 406,931 km です。 (サイトの値と1%ほど違いますが 以下の計算ではこっちを使います。) 将来、月が遠ざかって 「月の最大」が「太陽の最小」より小さくなると 皆既日食が起きなくなりますね。そのギリギリの距離は、 (1)式から   月の距離 = 月の直径(3476km) / 太陽の視直径(最小)          = 3476km / 0.009152          = 379,808km です。 現在の「月が最大に見える距離」は 362,121 km だから今より 17,687km 遠ざかった時です。年に3センチだとすれば約 5.9億年です。(遠ざかりはだんだんゆっくりになるらしいのでもっと先でしょう。) 過去の月はもっと近かったので 金環食は無かったはずですね。それは「月の最小」が「太陽の最大」より大きかった時代。そのギリギリの距離は、 (1)式から   月の距離 = 月の直径(3476km) / 太陽の視直径(最大)          = 3476km / 0.009463          = 367,325km です。 現在の「月が最小に見える距離」は 406,931 km だから今より 39,605km 近かった時です。年に3センチだとすれば約 13億年昔です。(昔は遠ざかりが早かったらしいのでもっと最近でしょう。でも縄文時代とかエジプト時代ではなさそうです。)  人類の歴史のスケールを越えた話ですね、金環食は類人猿の先祖全種族が見てそうです。 なお、「年に3センチ」は単純モデルでは距離の2乗に反比例だったと思います。 それから現在の「月の最大」と「最小」が迫り来るアニメで見れます。↓ http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/ap991108.html    

参考URL:
http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/ap991108.html
noname#32495
質問者

お礼

大変ご丁寧なご計算ご回答、まことにありがとうございます!よくわかりました。ただ、金環食に関しては、遠ざかり方がゆっくりしているのですから、13億年前より前というのが正しくありませんでしょうか?いずれにしても、皆既金環が見えている時代というのは長いのですね。

その他の回答 (2)

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

「日食」であれば, #1 の通りおそらく「月ができて以来ずっと起きている」と考えるのが妥当だと思われます. 「金環食として~」あるいは「金環皆既食として~」なら質問として成立しますが, こちらの答は全くわかりません.

noname#32495
質問者

補足

もちろんそういう趣旨の質問だったのです。

  • Ulu_lun
  • ベストアンサー率26% (269/1019)
回答No.1

かなり良く知られている事ですが、月と地球は以前はもっと近くにあったのだそうです。 月が地球に近づいてきたのならご質問のように日食として見られるようになる時期というものも(計算上)求められるかもしれませんが、月が地球から離れていっている限り、過去においては「日食は地球誕生からずっと発生していた」と仮定するしかないように思えます。

参考URL:
http://www.planetary.or.jp/Report/R979-10_a_2.html
noname#32495
質問者

お礼

質問がちょっと舌足らずだったかもしれませんが、金環食がといえばよかったです。ご紹介のサイト面白いです。月形成直後は急速に離れていったというのは、思いのほかでした。案外、昔から金環食はあったのかなと想像します。

noname#32495
質問者

補足

日食というのがそういう定義だと思いませんでした。

関連するQ&A

  • 皆既日食での交通

    7月22日に皆既日食がありますが、残念ながら沖縄では見られませんよね。 だけど、91%の部分日食が見えるということで、北に行けばいくほど可能性が高くなることを聞きました。 この時期、観光客も多く、日食関係のイベントも少しあります。 この場合、交通機関に大きな影響はでますか?

  • 日食

    むかし、日本で観察された日食について知る方法があったら教えてください。 300~500年前。

  • 卑弥呼の死と日蝕

     卑弥呼の死と日蝕は関係があるのですか。九州、畿内どちらも皆既日食にはならないようです。どの程度の日蝕が卑弥呼の死んだ年に起こったかはわからないけれど、それでも、やっぱり関係あるんですか?

  • 日食の原理

    日食の説明の図では、地動説で説明しているのは現代では当たり前ですが、これは天動説でも説明できるのでしょうか。

  • 46年ぶりの日食?

    明日7月22日に見られる「皆既日食」について質問です。 46年ぶりと言われてますが、20数年前、まだ小学生だった頃に、皆で黒い下敷きなどを用意して、何か見た覚えがあるのですが、あれは日食ではなかったのでしょうか? 日食でなければ月食かな?とも思いましたが、月食で黒い下敷きは必要じゃないような気もします。 どなたか知っている方いましたら、教えていただけませんでしょうか。 御願い致します。

  • 皆既日食について

    私は、死ぬまでに一度は、皆既日食を見たいと思っています。うちの母親が言うには、若い時(40年位前?)に体験したみたいで、その時は、「時々起こる現象」と思って、あまり真剣に見なかったらしく、後になって、「めったに見れず、日本で見れて幸運」と、まじまじと感じたと言ってます。私も幼い時(25年位前)に、部分日食は見たことがありますが、この先日本で、皆既日食が見れるのはいつ頃でしょうか? 海外では、2008年にロシア辺りで見れるらしいと、あるサイトに出てましたが、日本の事は出てませんでした。もう中年間近ですが、長生きすれば、日本で見れるでしょうか? 

  • 金冠日食について

    「これを逃すと次回、本州で金冠日食が見られるのは何百年後だ」と先だってTVで騒がれていましたが、 金冠日食自体は、毎日どこかで見られるのではないでしょうか?どうなのでしょうか? 少なくとも地球と太陽は毎日直線状にあり、雲が無ければ観測も出来ます。 太平洋のど真ん中とか、どこかでは、毎日、必ず金冠日食になってませんか? どっから見ても、月の位置が上下にずれていることがあるのかもしれませんが、 つい数週間前、日本で金冠日食が見えたのだから、明日もどこかでは見えますよね? 太平洋か日本海は分かりませんが。 地球規模で考えても金冠日食って珍しいのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 日食について

    2030年6月1日は日食ですね.分かる方いらっしゃいますか?

  • 日食の際の月と地球、太陽の関係をわかりやすく図などで示しているネットサイトを教えてください

    日食の際の月と地球、太陽の関係をわかりやすく図などで示しているネットサイトを教えてください。 よろしくお願いします。

  • 徳川家光は日食を見たでしょうか?

    372年前の夏至の日食 当時将軍だった徳川家光は江戸城から空を見上げて 家臣らと日食鑑賞に興じたのでしょうか?