• 締切済み

フジテレビが株式交換でニッポン放送を子会社化しなかった理由は?

QuiQuiQuiRinの回答

回答No.4

Mファンドがフジ大株主になることを避けたかった、という意見には同意いたしますが、皆さんとは少々違う観点で述べます。 さて、現行商法上の株式交換制度は、そもそも「自社株を用いて、相手会社を完全子会社化する制度」です。TOBなどの現金買収と異なり、部分的な株式の取得は出来ません。 同制度は、100%子会社化が一気にできかつ税制上の優遇が受けられるなどのメリットがある反面、デメリットとしては、交換の対価となる自社株を自社株買い、増資などで用意する必要があること(自社株の価格変動要因になる)、被交換会社が自動的に上場廃止になってしまうこと、本来持ち株比率の上昇による実質的支配で十分であったのに、全株交換により余計なコストが嵩むこと、などが上げられます。 「合併か、TOBか、株式交換か、営業譲渡か」という選択肢は、2社が実質的に1社になる際に議論されるものであって、今回のように完全子会社化しようとまで考えていない場合は、そもそも株式交換という選択肢はなかったものと思われます。

noname#10903
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 No5さんがおっしゃっているように、私も本件においては、資本関係のゆがみや複雑さを解消するために、そもそも上場廃止を踏まえて完全子会社化するつもりだったんじゃないかと思いますが・・・。 いずれにせよ自分が支配株主なら、連結で考えれば株主は同じですよね。60%持ってようが、株式交換で100%にしようが。

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