hagfishの染色体放出について

このQ&Aのポイント
  • メクラウナギの干し方や食べ方についての疑問
  • 双翅目昆虫との染色体放出の比較
  • hagfishの染色体放出の研究の進展とその目的
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hagfishの染色体放出について

hagfish(メクラウナギ)は,子供が小さい頃,裏日本に海水浴に連れて行くと,魚屋さんで一干ししたものが束で売っていました。あの干したメクラウナギは,今でも売っているのでしょうか?どのようにして食すのでしょうか?疑問は尽きません。 さて本題に入ります。このメクラウナギをHNにする方がこのサイトに出現?しました。生物の研究材料になり得るものかと思いましたら,表題の「hagfishの染色体放出」に行き着きました。 双翅目昆虫では,染色体放出が知られています。しかし,双翅目は,多糸染色体やら染色体放出やらと,やたら理解し難い現象が多すぎます。(私だけかも知れませんが…) hagfishの染色体放出の研究は,どのような方面の研究が進んでいるのでしょうか。そもそも何のために染色体放出をするのでしょう。検索しましても,東邦と東大ぐらいしかヒットしませんので…よろしくご教示下さい。

質問者が選んだベストアンサー

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  • hagfish
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回答No.3

おそらく魚類の染色体研究の主流になりつつあるFISH法を用いた研究がなされていると思います。魚類ではタンパク質をコードしている遺伝子を染色体に貼り付けるところまではいってないと思います。遺伝子を取るのは大変な苦労がいりますからね。おそらくはゲノム中にある繰り返し配列(複製ミスで蓄積、タンパク質をコードしていない)の単離とそれの染色体標本への貼り付け、そしてその繰り返し配列をツールとして発生段階の胚の染色体への貼り付けによる挙動の観察に焦点が当てられていると思います。つまり、遺伝子と染色体の相互関係について今まさに一歩を踏み出そうとしている段階と考えていただければ良いと思います(魚類の染色体研究はどれもそんな感じです)。さらに研究が進んでいないのは甲殻類ですけどね。やつらは染色体が多すぎて染色体の正確な数すらわからないですから(チョウザメも)。 それと、東北では食べるんですね。むかし、ヌタウナギを取っている漁師の方がこんなん日本じゃほとんどとらねえよって言っているのを聞いてそう思い込んでいたようですね。私もいまだ口にしたことはありませんがぜひ一度食べてみたいものです。

suiran2
質問者

お礼

再びの回答恐縮します。研究は今まさに始まろうとしている状態なのですね。ありがとうございました。 hagfishさんはヌタウナギの方ですか。ヌタウナギは太平洋側に生息し,お話のように韓国以外では食べないようです。

その他の回答 (2)

  • hagfish
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回答No.2

それとメクラウナギは日本ではほとんど食べません。韓国では盛んに食べられているようです。日本でこれを専門に漁をしている方はほとんどいませんよ。下に料理の一部を添付しておきますね。 しかし、メクラウナギは食用以外にも利用方法があります。その皮が非常に丈夫なので、革製品として利用されていますよ。わたしもメクラウナギの皮の財布を持っていますがものすごく丈夫で良いものですよ。

参考URL:
http://www.pusannavi.com/food/food_mid.php?f_mid=173
suiran2
質問者

お礼

hagfishさん早速の回答ありがとうございます。 実はクロメクラウナギは,新潟から秋田当たりまでは良く食べられる魚です。これらの地方では,クロメクラウナギを「アナゴ」と呼びます。本当のアナゴはなんと呼ぶのでしょうか…? 夏に産卵で富山から秋田沖に現れるクロメクラウナギを籠で捕獲しまして,棒に指し「棒アナゴ」として売り出されます。 夏のスタミナ食として人気がありました。酒・砂糖・ミリンで煮た棒アナゴは妻の大好物だったのですが,残念ながら最近は,夏に新潟に行きましても見あたらなく,食べさせてあげることができません。聴くところに寄ると,韓国船がほとんど捕獲してしまうそうです。 さて本題ですが,「捨て去られた染色体がどの部分かもしくはどんな遺伝子か、どの時期に捨て去られるのかなどを追うことができると思います。」ということは,未だ良くわからないと言うことですね。 私は,発生の際の「分化」とは何かを理解する上で,染色体放出(遺伝子放出)の研究は大変興味があります。なぜ大多数の脊椎動物は,分化の過程で染色体放出をやめてしまったのか。放出する理由がわかれば,放出しない理由もわかるのかなと思います。 ありがとうございました。今後もこのサイトでご活躍ください。

  • hagfish
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回答No.1

まずは染色体放出ですね。受精卵はどんな細胞にもなれる素質を持っております。しかし、細胞分裂にしたがって分化し、上皮細胞やら神経細胞やらに変わっていきます。その際、まず初めに生殖細胞になる始原生殖細胞と体細胞に分かれます。そして体細胞からは体を構成する各細胞に分化していきます。始原生殖細胞と体細胞が分化する際、体細胞は染色体の一部を捨てさるんです。これは昆虫類だけで今まで見られてきましたが原始的な魚類(原始的なので真の魚類とみなさない人もいる)であるメクラウナギ類でも確認されました。もっともこの分野で研究が進んでいるのがウマノカイチュウだと思いますよ。 それと魚類の染色体研究は恐ろしいぐらい進んでいません。その原因は魚類の染色体の形態のせいです。まずは形が小さく、染色体間でも染色体の形に違いが少ないため、染色体一つ一つを区別することができない。また、染色体ごとに固有の縞模様でそめあげるGバンド染色、Qバンド染色ができないため(染色図は下記のURL参照)、染色法でも染色体一つ一つを区別できない(原因は不明)。 つまり、これが第一染色体、これが第二染色体という風に区別ができないため、染色体個々の研究がまったくできないことになります。 そこに一石を投じたのがレプリケーションバンディングという染色方法です。この方法なら第一染色体はこのような縞模様で染め上がる、第二染色体はこのような縞模様で染め上がるといった風に区別ができ、魚類でも用いることができる手法なのですが、この手法には細胞培養が必要なんです。魚類の細胞は培養が難しく、すべての魚類で培養方法が確立しているわけではありません。血液培養は多くの魚種で可能となっているのですがこの培養には血液が1ml(ツベルクリン用の注射器一本分)が必要なんです。小型魚類ではできませんね。 それと最新の研究手法はFISH法だと思います。分離した遺伝子の一部を直接染色体に貼り付けてそれを光らせる手法です。弱点は貼り付ける遺伝子が大きくないと光っているのを肉眼で確認できないことです。 また、染色体ペインティングという手法もあります(植物の分野ではGISH法)という。これは全DNAを染色体ごとに分離して、それぞれに色をつけて、染色体に貼り付ける手法です。これなら、染色体一つ一つを別々の色で染め分けることができる。しかし、染色体ごとにDNAを分離するのはすさまじく高い機材がいるので国の研究室レベルでないとできない。可能となっているのは魚類ではニジマスぐらいじゃないかと思います。 上記の手法を使えば、捨て去られた染色体がどの部分かもしくはどんな遺伝子か、どの時期に捨て去られるのかなどを追うことができると思います。

参考URL:
http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/Bumon/kensa/7kentaisensyo.htm

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