偏光顕微鏡でプラスチックが光って見える理由(パターン別)

このQ&Aのポイント
  • クロスニコル状態の時にプラスチックが光って見える理由を説明します。
  • プラスチックが明滅する部分と光り続ける部分で区別できる理由についても解説します。
  • 偏光顕微鏡によるプラスチックの観察は、プラスチックの結晶化と配向が関係しています。
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偏光顕微鏡でプラスチックが光って見える理由(パターン別)

クロスニコル(直交)状態の時にプラスチックを見ると光っている部分と暗いままの部分が見えると思います。 この時、試料を水平方向に回転させると、その光っていた部分が45°事に明滅する部分と光り続ける部分で区別できるようになりました。45°事というのは 0度   明るい 45度  暗い 90度  明るい 135度 暗い・・・・・・の繰り返しです。 自分の知識では明滅を繰り返す部分は、プラスチックが結晶化して配向しているためだと理解しているのですがそうなると光り続ける部分は何が理由になるのでしょうか? 理解している方がおられましたら講釈の方を一つお願いします。ここまでの情報で考えうる全ての可能性でお答え下さって結構です。お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • shkwta
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回答No.1

試料を回転させたときに、角度によって明滅を繰り返すのは、試料が複屈折をして、特定の偏光面の光を強く通すからです。これに対して、角度を変えても明るいままなのは、試料に旋光性があり、偏光面を回転させる性質があるためです(偏光板が直交でも、試料が偏光面を回転させるために、実質は直交になっていないと考えてください)。 旋光性は、分子が面対称でないために生じます。例えば、乳酸ですと1つの炭素原子に4つの異なる基が付いているので、右手と左手のように、鏡に写すと同じになる2種類の乳酸分子があります。これらは、それぞれ反対の方向に偏光面を回転させます。参考URLもご覧ください。

参考URL:
http://chem-sai.web.infoseek.co.jp/kougakuisei.html

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