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魔女と異端者
noname#118466の回答
魔女像は地域と時代によってだいぶ違いがあるので整理しながら調べていく必要があると思います。 魔女という考え方が何時頃から存在していたか分かりませんが、キリスト教がヨーロッパで優勢を占めたとき、各地の原始宗教の中でキリスト教との共存が難しいもの(多くの習俗は姿を変えてキリスト教に取り込まれているが)が排除され、その中に魔女がいたと考えられます。 しかし、中世の魔女狩り旋風が吹き荒れるまでは、魔女はキリスト教とは別の世界で幸せな生活を送っていたようです。スペインでは魔女は当時の人が知らない不思議な薬の調合を行い(媚薬など)山の洞窟で行われる魔女集会に箒や雄山羊に乗って出席したりしていました。不思議な薬を作る魔女は、当時スペインを占領していたモーロ人(アラブ系)の流れを汲む者と思われていたようです。アラビア人は科学,化学分野において超先進国だったからです。魔女を取り仕切るのは魔王でした。 中世期にキリスト教の国教化が強化される中で、魔女とはなんら関係ない人々が仲間の告発によって魔女として宗教裁判にかけられ多くの犠牲者がでました。一部の熱狂的宗教関係者を除き、魔女と異端者の違いは分かっていたはずですが、都合の悪い人は魔女のレッテルを貼られたものと思われます。フランスの英雄、ジャンヌ・ダルクも最後にイギリス軍に捉えられ魔女として火あぶりの刑に処せられています。 中世に政治的、宗教的に濡れ衣を着せられなければ、魔女は妖精や森の小人たちと一緒に現代まで生き延びて、三日月のかかる空を箒に跨ってスイスイと飛んで、恋に悩む若者を媚薬で助けたり、魔法で大空に虹をかけたりしていた筈です。
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