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レーニンのネップ
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レーニンのネップ理論が失敗したかどうかは、その定義によって異なります。 もし、ネップ理論の目的が、ロシアを資本主義社会に移行させることであったとすれば、それは失敗したと言えるでしょう。ネップによって、ロシア経済は確かに回復しましたが、それはあくまでも資本主義的な経済の下での回復でした。また、ネップによって、自由市場の要素が導入され、資本家階級が台頭したことで、共産党の独裁体制は揺らぎ始めました。 しかし、もし、ネップ理論の目的が、ロシアを資本主義社会に移行させずに、経済を回復させることであったとすれば、それは成功したと言えるでしょう。ネップによって、ロシア経済は戦争による荒廃から立ち直り、その後のソビエト経済の基礎を築くことができました。 レーニンは、鉄道や大企業、軍隊を労働者階級が握っていれば、資本主義経済を推し進めても共産党の独裁は崩れないと考えていました。しかし、中国の改革開放の経験から見ると、この考えは必ずしも正しくないことが明らかになりました。 つまり、ネップ理論や改革開放のような、政治的には共産党の一党独裁を維持しつつ、経済的には資本主義的な要素を導入する政策は、必ずしも成功するとは限らないと言えるでしょう
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