• 締切済み

変圧器の力率について

変圧器は無負荷の場合、無負荷損が増えて力率が極端に悪くなると聞きました。 たとえば、変圧器の定格容量に比べて負荷容量がかなり小さい場合もほぼ無負荷と同様の状態となり、やはり力率は悪化すると考えてよいのでしょうか? また、その場合の対策としてはどのようなものがありますでしょうか?(進相コンデンサなど?) ご教示お願いします。

みんなの回答

  • m_and_dmp
  • ベストアンサー率54% (974/1797)
回答No.3

NO.2 です。 後ろの2行は無視してください。消し忘れです。

  • m_and_dmp
  • ベストアンサー率54% (974/1797)
回答No.2

無負荷のとき流れる一次電流は、励磁電流と鉄損に起因する電流、それに僅かですが励磁電流による銅損に起因する電流です。 励磁電流は電圧に対して90°遅れ、鉄損に伴う電流は電圧と同相成分を含む歪波、銅損に伴う電流は無視して良いと思います。 それぞれの電流の大きさは励磁電流(90°遅れ)が最も大きいので、力率は悪くなります。 ある変圧器製造メーカーの資料によると、高圧受電用単相変圧器の場合、力率は0.3~0.5、励磁電流は1次定格電流の1~6% だそうです。 https://www.daihen.co.jp/products/electric/faq/how/q29.html 変圧器は無負荷の場合、無負荷損が増えるわけではありません。遅れ電流の割合が大きいだけです。(力率は悪いが、損失が大きいわけではありません。) 例をあげて検討してみたいと思います。 一次電圧100V、定格容量100kVA, 励磁電流の割合が定格電流の5%の変圧器、鉄損・銅損はないものとします。(実際にこのような変圧器はありませんが、) 定格一次電流は100kVA/100V=1000A 励磁電流はその5%=50A 鉄損・銅損はないと仮定した変圧器の無負荷時の電流は励磁電流だけなので、力率は0 です。 この変圧器に定格容量の10%=10kVA(100A)、遅れ力率0.8 の負荷を接続します。負荷に起因する電流の有効成分は80A, 無効成分(遅れ成分)60Aとなります。 全電流は、有効成分80A, 無効成分60A+50A(励磁電流)=110A となります。力率は80/√(80^2+110^2)=0.59 と計算されます。負荷電流を0Aから1000Aまで変化させて、力率がどう変化するかみると、負荷が大きくなるにつれて、力率は負荷の力率に近づいて行くことがわかります。 力率が悪いと言ってもその大きさが小さければ問題になりません。上の計算では、無負荷では力率0、10%=10kVA(100A)、遅れ力率0.8 の負荷では力率0.59 ですが、無効電力の大きさは、前者が5kVA、後者が11kVAとなります。送電側に対するインパクト(悪影響)は後者の方が大であることがわかります。 力率を改善するには進相コンデンサが一般に知られていますが、最近では静止型無効電力補償装置(電子的装置)があります。 https://yaku-tik.com/denken/d-phase-modifying-equipment/ 負荷に起因する電流は、電流と同相成分が 負荷容量が小さい場合の対策としては容量の小さい変圧器に切り替えることです。

  • tetsumyi
  • ベストアンサー率26% (1855/7082)
回答No.1

無負荷損が増えて力率が極端に悪くなると言っても負荷が無いのですから消費電力はほんの僅かです。 負荷容量がかなり小さい場合もほぼ無負荷に近い状態となり力率は悪化するでしょうがやはり無駄になる電力は少ないです。 負荷容量が小さい場合の対策としては容量の小さい変圧器に切り替えることです。

関連するQ&A

  • 変圧器 全日効率η について

    変圧器の定格容量Pが15000[kV・A]、無負荷損Piが57[kW]、定格時の負荷損Pcは100[kW]である。この変圧器が、1日のうちに8時間は力率1の全負荷(定格負荷)、8時間は力率80%の1/2負荷、8時間は無負荷で運転される。全日効率η[%]を求めてください。 できればやり方なども教えていただけると助かります。 よろしくお願いします。

  • 単相変圧器の効率の問題について

    分からない問題がありまして、質問お願いいたします。 定格容量30kvAの単相変圧器がある。定格電圧時の鉄損は220W、定格電流時の銅損は840Wである。 (1)この変圧器を遅相力率85%の定格負荷で使用した場合の効率はいくらか。 (2)遅相力率85%で効率が最大となる時の負荷電流は定格の何%か。 (3)遅相力率85%のとき最大効率はいくらか。 自分で解いてみたので、見て頂けないでしょうか? (1)効率n=30*10^3*0.85/(85*10^3+840*0.85^2+220)*100 (2)鉄損=銅損のとき最大だから、負荷電流は220=840*0.51^2より、定格が51%の電流である。 (3) (2)から最大効率はNm=51*10^3/(51*10^3+2*220)*100 このようになたのでうすが、どうでしょうか? お願いします。

  • 電験3種の質問【1】

    電験3種の勉強をしているのですが、計算問題で苦戦して困っています。 もし良ければ過程を教えて頂けないでしょうか?宜しくお願いします。 [問題] ある工場に単相 300KVA、鉄損 2KW、全負荷時の銅損8KWの変圧器がある。 この変圧器から、単相 300KVA、カ率 80%(遅れ) の負荷に電気を供給している。 (1)このとき、変圧器の効率(%)はいくらか。 (2)変庄器から電気を供給している負荷の力率を 100%にするため、添付画像のように   進相コンデンサを設置する。進相コンデンサの容量は、いくら必要か。 (3) (2)での進相コンデンサを設置すると、変圧器の銅損はいくら減少するか。 [解答] (1) 96% (2) 180Kvar (3) 2.88KW

  • 力率について

    特高22000受電しており、特高室に進相コンデンサを設置しており、力率99%でております。そこで、テナントが200V業務用冷蔵庫をつけるので、専用に進相コンデンサを設置するよう指導したところ、設置したら、力率が100を超えるので設置する必要はないと言われました。そこで、供給電圧をVs(電流は力率99%なのでほぼ同位相とする)、線路インピーダンスをR+jwL、負荷電圧をVrとし、直列閉回路としてベクトル計算すると、位相だけみると、Vs=RI+jwLI+Irとなるため、IはVrより位相が進みます。上位でほぼ100%の力率なら、末端で100を超えるなんてことは、ありえるのでしょうか。普通、負荷があれば遅れ力率になるものだと思っていましたが。 頭が混乱してきたので、この考え正しいか教えてください。

  • 変圧器の定格とは・・・

    お世話になります。 (1)変圧器の定格容量についてですが、二次側の定格電圧、定格電流から皮相電力を用いて表すとあるのですが、なぜ二次側を用いるのでしょうか。 (2)また、定格出力としてはこのほかに定格力率もあるとありますが、これはどういうものなのでしょうか。力率は接続される負荷(電動機等)によって変化するものでありますし、変圧器自身の力率(あるのかどうか・・・)でもないでしょうし、いったいどう何を表しているのでしょうか。 (3)変圧器においては、銘板には一次側、二次側どちらの値の記載があるのでしょうか。上述の定格容量の説明では、二次側の記載はあるように思うのですが、ある参考書では、 「変圧器は、一次巻線と二次巻線で電圧と電流が異なることから、定格電圧、電流がどちらがわのものかを調べて用いる必要がある。たとえば、一次定格が440V、100A、変圧比44:10と表記があるとき、二次側は100V、440Aが求められる。また、容量の定格を表すときは皮相電力で表し、力率も規定されている。」という説明があり、これだと一次側の記載があり、二次側は計算にて求めるものだと考えられます。変圧器の銘板の記載内容およびこの参考書の記述の意味するところはなんでしょうか。

  • 進み力率について(コンデンサ)

    受変電設備に高圧進相コンデンサが設置(入れっぱなし) されているのですが、 軽負荷時に進み力率になります。 進み力率の許容範囲はどれぐらいでしょうか? 進み力率の場合の問題点は? 進み力率による影響で電圧上昇しますが、 上昇電圧の計算式を御教授お願いします。

  • 【電気】力率改善用の進相コンデンサには放電抵抗が接

    【電気】力率改善用の進相コンデンサには放電抵抗が接続されているので、静電容量は測れないそうですが、キュービクル内にある進相コンデンサに力率改善用以外に進相コンデンサを使うときってどういうときですか? 力率改善用の進相コンデンサのはずなのに、普通に静電容量が測れたのですがなぜでしょう? 3極のUVRのケーブルは外して静電容量を計測したから測れたのでしょうか? でも進相コンデンサ本体に放電抵抗が付いているなら、ケーブルを外した外していないは関係がないはず。なぜ測れたのでしょう? あと放電抵抗ってなぜ力率改善の進相コンデンサには必要なのですか?力率調整に放電抵抗が使われて調整しているのだとすると、写真の進相コンデンサの放電抵抗はどこにありますか?内蔵ということは見えない中にあるのでしょうか? どうやって放電抵抗が付いていて静電容量が測れないかパット見で分かるのでしょう?

  • 受電設備の力率について

    変圧器容量500KVA(△-Y)の受電室で、低圧コンデンサー30Kverを5バンク(自動調整器)設置しています。(いずれもONの状態) 負荷設備は、小型のミシンが60台、及び空調設備となっています。 質問ですが、力率計が0.38を表示しています。 異常に低いと思いますが、原因がわかりません. どんなことが考えられますかご教示願います。

  • 電験 変圧器の効率について

    素人です。よろしくお願いします。 【問題】 定格容量30kVA、無負荷損220W、定格時の負荷損610Wの三相変圧器に、 定格出力15kW、定格運転時の効率(ηm)および力率(cosθ)がそれぞれ 91%、および83%である三相誘導電動機を接続して、この電動機を 定格運転する場合、変圧器[%]はいくらか? 【解答】 電動機の入力Pi=Po/(ηm・cosθ)            =15/(0.91×0.83)=19.9kVA 銅損      Pc=α^2Pco            =(19.9/30.0)^2×0.61=0.268kW よってηt=Pcosθ/(Pcosθ+Pi+Pc) =19.9×0.83/(19.9×0.83+0.22+0.268) =0.971 →97.1% 【質問】 ここで、なぜ電動機の入力の値を出す必要があるのでしょうか? 式もどうしてなるのかわかりません。 また、銅損は2乗に比例するのはわかりますが、負荷の電流に対して ではないでしょうか?仕事の比でもいいのでしょうか? 理解不足な点でおかしな質問かもしれません。 ヒントでも頂けると有難いです。 よろしくお願いします。

  • 進み力率の無効電力?

    遅れ力率では無効電力が存在し電気代のロスが発生していることは理解できるのですが、 逆に低負荷時に進相コンデンサにより進み力率が発生し無効電力が発生するのでしょうか?