- ベストアンサー
「うなぎ上り」と「鯉の滝登り」の意味の違いは?
今日は暑いので、水銀柱がうなぎ上りでした。というテレビの気象情報がありましたが、うなぎ上りとはどんなのぼり方ですか。うなぎなので元気にのぼるような感じがしますが、テレビでみる養殖うなぎがかたまっている様子ではそうも見えません。実際にみた人がいたら、教えてください。ついでに鯉の滝登りもあるのですか。鮎や鮭は飛び跳ねて登っていくのをテレビで見たことがあるのですが、鯉はありません。むしろドテッとした池の鯉はよく見ますが。本当に滝をのぼるのでしょうか。 そうでなかったら、あまりにもいい加減な表現だと思います。
- 日本語・現代文・国語
- 回答数4
- ありがとう数18
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
先の投稿には加筆・訂正があり再度投稿しなおします。 先の投稿分については当方から削除依頼を報告しておきます。 鯉:Cyprinus carpio (LINNE) 中国の後漢書の中で、登竜門の滝を登れば龍になれるとの故事からでたもので、 人工的な場合を除いて、現実の鯉はあまり上流域など流れの速い川にはいません。 中流域から下流域の流れの緩やかで濁ったようなところに適応進化した魚類です。 「濁ったところを生息域にしたために、鯉の特徴の髭が発達した」との考えもあります。 滝登りは絶対にしません。 ウナギ:Anguilla japonica TEMMINCK et SCHLEGEL 現在ウナギはフィリピン付近の海山で水深300メートル程度で産卵して居ると推測されています。 その推測理由は黒潮に乗って流れている『木の葉の形状をしたウナギ仔魚:葉形仔魚』が プランクトンネットで採集される位置からその付近が産卵場所として浮かんできているのです。が! 研究用潜水艇を使用して探査をしていますが、現在の段階でまだその産卵現場は確認されていません。 黒潮に乗って日本に漂着してから河川遡上までの期間に成長し、 それまでの柳の葉の形状をした『葉形仔魚』から変態を行い 仔魚としての、いわゆるみんなの知っている『ウナギ形の仔魚』になります。 そのウナギの仔魚は川を上るとき、90度の絶壁はおろか、 覆いかぶさるような逆勾配となった岩肌をもものともせず、逆さまの形で岩肌に表面張力で密着し 水の流れほとんど無い端を、流されないように体を蛇のようにくねらせながら10メートル以上も登りあがっていくのです。 注:ウナギ仔魚の場合あまりにも魚体が小さいため、 急流では流れに逆らって上るだけの遊泳力はありませんので押し戻されるようにして流されます! そこで急流では絶対に川上に向かって泳ぎません。 ですから流れの速い瀬では流れの緩やかになっている川岸を遡上します。 また流れの速い井堰・滝では本流を避けて流れの無い、表面張力が働く湿りのあるところを選ぶようにして 急な絶壁であっても本流からはずれた流れの端っこ部分で先述したように上っていきます。 そんな絶壁を意にも介せず遡上するウナギ仔魚の遡上する姿が、反映されたのが『うなぎのぼり』の語源です。 川に遡上する段階にまで成長したウナギの仔魚をシラスまたはシラスウナギと言います。 遡上する満潮の時刻に河口で採集し、仲買業者から養鰻業者へと転売され養殖・肥育されて市場に出回ります。 しかし国内では遡上直前の段階での乱獲がたたり、天然ウナギとなるべく遡上仔ウナギが激減しました。 そこでその岩を登る姿を見た人がいないのが実際だし現実でしょう。 50年ほど昔にはウナギの仔魚が、ふるさとの滝の横の岩壁を真っ黒に列になって登っていたのを記憶しています。
その他の回答 (3)
うなぎはフイリッピン近郊の海で生まれ稚魚のとき日本までやってきます。河川を見つけると川上へ登ります。途中で井堰(川水をせき止めたところ)があっても急流を体をくねらせながら登っていきます。どこまでも登って行く様から、うなぎが登るように、つまりうなぎ登りという表現が生まれたのでしょう。昔の文化の中心地で生まれた表現なので鮭は見る機会がないか、少なかったと思われます。養殖うなぎなど存在しなかった時代の表現でしょう。 鯉の滝登りは中国の故事というか神話の世界で生まれた 表現です。うなぎ登りは庶民的で国産の言葉、鯉は選ばれた鯉だけが滝を登って出世するという輸入された表現という差があります。
お礼
皆さんの説明で、鯉の方は中国の故事に由来して、事実でないような気がしてきました。説明ありがとうございました。
- maotarou
- ベストアンサー率50% (177/354)
こんばんは。単語の説明は、No.1の方の通りだと思うのでおまけを・・ うなぎは、川を上ります。うなぎは、鮭とかと同じで海で育って川に帰ってくる魚だからです。滝を上るのは見たことありませんが、母はのぼれると言っています。 鯉の滝登りの故事から登竜門という単語も生まれています。日本画の画題でもよくありますね。
お礼
回答ありがとうございました。うなぎは鮭と同じように川をのぼるんですね。急流は同でしょうか。
- HONHON
- ベストアンサー率16% (138/835)
うなぎのぼりは 物事が急激に上がっていくこと。 鯉の滝登りは 〔黄河の中流にある竜門の急流を登った鯉は竜となるという故事から〕人の立身出世することにいう。
お礼
回答の御礼が遅れてすみません。ありがとうございました。鯉の方は分かりました。うなぎ上りの語源もどこから来たのかできれば知りたいのです。
関連するQ&A
- 鯉は滝をのぼりますか
「鯉の滝登り」ということわざがありますが、これは伝説であって実際は鯉は滝登りなどしないと聞いていました。 ところがテレビで傾斜のゆるやかな流れをコイがサケのように登ってゆく映像をみました。 鯉は滝をのぼる習性があるのかなと思いました。 ちなみに滝登りをする魚はうなぎだけ知っています。 サケやアユものぼりますが、段差のあるものは無理だと思っています。 うなぎは壁をにゅるにゅるのぼります。
- ベストアンサー
- 生物学
- 鯉の滝登りの絵は運気をあげる?
「鯉の滝登り」の絵が印刷された絵葉書を机のまえに貼っています 歌川国芳・作 赤いからだの坂田怪童丸が 黒っぽい鯉を抱きかかえるようにして 鯉が滝にのぼるのを支えて手伝っている感じです 鯉の滝登りの絵は運気をあげるという話をきいたことがありますが 坂田怪童丸が鯉を抱きかかえていても運気をあげてくれるのでしょうか?
- ベストアンサー
- 魚
- コマ技「鯉の滝登り」を教えてください。
コマをしています。 コマ技のひとつ、「鯉の滝登り」をしようと思うのですが、 やり方がわかりません。 具体的なやり方と注意点を教えてください。 宜しくお願いします。
- 締切済み
- その他(趣味・娯楽・エンターテイメント)
- 鯉の滝登りの古典画を探しています
自身のホームページに登竜門の絵(鯉が滝を上って龍になる様を描いた絵)を掲載したいと思っています。できれば、著作権が失効している古典画を用いたいと思うのですが、該当する絵画をご存じであればその作品のタイトルや作者名、描かれた時代など、後の資料集めの参考になる情報をお教えください。
- ベストアンサー
- 絵画・イラスト・デザイン
- 不思議な水槽
一ヶ月くらい前の中日新聞に、不思議な水槽のカラー写真が載っていました。 ある環境処理の会社に置いてある水槽に、アジとコイが同居しているのです。 社長さんの話によれば、もう半年以上も生きているとのこと。 (この2種類以外にも、あと数種類の海水魚、淡水魚がいたのですが忘れてしまいました。) 有害な水を無害化する過程の技術で、その魚達が一緒に生息できる水が生み出されるらしいのですが、記事にも詳しい解説はなく、ただ社長さんの「企業上の秘密」とのコメントしか書いてありませんでした。 私は理系方面は弱いので、教えていただきたいのですが、このような水ってどんな成分で出来ているのでしょうか?画期的なものなのでしょうか? 基本的には汽水ということですか? それでウナギや鮭なら分かるのですが、アジとコイ? それとも徐々に双方を「慣らしていく」ということなのでしょうか? テレビでも一回見ましたが、確かに元気に泳いでいました。 詳しい方のご回答をお待ちしています。
- ベストアンサー
- 生物学
- 滝登りって出来ませんよね?
急流ではなく、飽くまでも滝についてです。 つまり、空中を落ちていく水の中を上って行ける魚やイルカ(勿論 人間も)存在しないだろうと考えますが如何でしょうか? 滝下の水面から一回の跳躍で滝の上に到達できる魚はいるでしょう。 また、肛門周囲からジェットエンジンのように水や気体を噴出することで推進力を発動できるような特殊な魚種は除外します(そんな魚はいないと思いますが)。
- ベストアンサー
- 物理学
お礼
大変詳しい解説をありがとうございました。すっきりしました。うなぎが川で泳いでいるのや遡上するのを私はみたことがありません。うなぎが滝のそばに真っ黒になって登っていたのを見た経験はすばらしかったでしょうね。いろいろ勉強になりました。