• ベストアンサー

文化祭で、茶道。半東が…。長文失礼します。

K8823の回答

  • ベストアンサー
  • K8823
  • ベストアンサー率76% (10/13)
回答No.4

茶道は、奥が深く幅も広いので、解らないことだらけです。一つ新しいことが解ると、それに付随して解らないことが二つくらい出てきます。茶道についての知識が10ある人は、20くらい解らないことがあります。100の知識がある人は、200くらい解らないことがあります。良く知っている人程、解らないことを沢山持っています。ですから、「わからない」と言うことは、もちろん、OKです。 「見本の紙」には、墨蹟(掛け軸)、花、道具、お茶、菓子の事が書かれているのだと思いますが、これは、最低限のことを覚えなさいと言うことだと思います。あとは、和んだ席、楽しい席にするために、茶席に関係した話題なら、何でも話して下さい。天気・季節の話題、校庭の秋の風景、花は何処から採って来たか、部活の話題。今月下旬ですと、十五夜が近いですね。 丁度良い機会なので、半東について考えてみました。私見ですので、読み流して下さい。 茶事では、亭主が客をもてなし、亭主が客(正客)と話します。現在では、正式な茶会を茶事といいます。いろいろな茶事がありますが、「正午の茶事」というのが一番正式な茶事で、懐石、初炭、濃茶、後炭、薄茶を約4時間で行います。(利休の教えでは、茶事は、ふた時(4時間)まで。)そのため、正式な茶事の客数は、多くとも5人です。 客が、2人までなら、亭主だけで、懐石(料理)から薄茶まで、準備も含めて、全て亭主一人で茶事のもてなしが可能です。しかし、客が、3~5人に増えると、一人では、なかなか対応できなくなり、助手が、必要になります。助手といっても、茶事の趣向を理解して、亭主の気持ちで、準備をしなければなりませんから、亭主と同じくらいの実力の人に頼まないと良い茶事ができません。この助手を半東といいます。NO.2の方が書いて下さいましたが、亭主のことを東(とう)といいます。東を助けるので半東になるのでしょうか。茶道大辞典には、「半東とは、禅院で大衆に粥飯を供する役目の飯頭からきた語といわれる。通い・給仕とも称される。」と書かれています。 茶事では、半東は、待合で湯を出す時以外は、客に姿を見せません。水屋で控えて、亭主を助けます。茶事では、亭主が点てたお茶や拝見道具は、正客が取りに行きます。しかし、大寄せ茶会(大人数の客を招いて催す茶会)では、正客が動くと、時間も掛かりますし、詰めて座るので動きにくいこともあり、半東が、席中に入って控えていて、亭主が点てたお茶や拝見道具を取り次ぐようになりました。これが、大寄せ茶会での半東の主な役目です。本来は、大寄せ茶会でも、話をするのは亭主(席主)です。半東は、取り次ぐだけで、話はしません。ここでは、亭主=席主です。 しかし、大寄せ茶会で、何席もあると、席主が、点前(亭主)をせず、お弟子さんなどが交代で点前(亭主)をし、席主は、説明役に回るようになります。亭主と席主が分離します。席主は、話すためにいるので、やはり、半東は、控えていて、取り次ぎをします。ところが、席主が、自ら、取り次ぎをしてしまうこともあります。この場合は、半東は、出てきません。席主が、半東を兼ねているのです。席主が、話す役で出てきたのに、取り次ぎもしたために、半東にも思えて、話をする半東ができてしまったようです。 この「話す半東」が、今、ともしびさんが、話題にしている「半東」です。本来は、ともしびさんが言われる半東は、「席主」です。皆で、交代で、「席主」をすると言った方が、本当は良いのですが、半東が席主の代理もしていると考えれば、「話す半東」でもよいかも知れません。いづれにしても、話すからには、「席主の立場」であることに変わりないのですから、その席を和やかにしたり、楽しくしたりするために、笑顔で話をしましょう。笑顔で、「ようこそ、いらっしゃいました。」と言うだけで、会が、和むと思います。話すことが、思い付かなかったら、笑顔で、道具の説明ができれば、それで十分です。 文化祭の茶会は、畳の席か椅子の席か分かりませんが、椅子席の場合は、立礼(りゅうれい)に準じて、半東が取り次ぐのが正式です。しかし、席主の考え方には、変わりはありません。 ついでですが、「大寄せの茶会」の形式を始めたのは、明治時代後半から大正時代に活躍した数寄者と呼ばれる人達で、当時の財界の指導者達です。益田鈍翁(三井物産をつくった。)、高橋箒庵(三越デパートを近代化した。)、根津青山(東武鉄道をつくった。)、原三渓(生糸貿易商、三渓園をつくった。)小林逸翁(阪急鉄道、宝塚歌劇をつくった。)など、一世を風靡した大茶人(数寄者)が何人もいました。 良いお茶会になりますよう、頑張って下さい。

noname#11129
質問者

お礼

お返事が遅れ、申し訳ありません。 とってもご丁寧に教えてくださり、本当にありがとうございます。思わずメモしました。 正式なお茶事のことも、とっても為になりました。それをきいただけでも、奥深いなぁと溜め息がでます。ほんとに、どんどんわからないことが増えていきそうですね。 私がいっていたのは「座主」のことだったんですね…!しらなかったです…!今度、部員にはなしてみようと思います。なるほど…!!笑顔でお道具の説明。そうですね、笑顔を心がけることがとても大切ですね。ありがとうございます。 大寄せの茶会についてのことも、メモしました。私は茶道の歴史などにほんとに無知なので…ためになりました。 私は大寄せの茶会ばかりしているので、少ない人数での茶事を是非いつかしてみたいと思います。 K8823さんのお答えを参考にして、必ずいい茶会にします。ありがとうございました!!

関連するQ&A

  • 部活で初釜茶会…半東の言葉がわからない!!

    こんばんは。あけましておめでとうございます! 高2の茶道部所属、一応部長のともしびといいます。 さてさて、ついに新年が明けました。 私たちの部活では、1・2年生あわせて15人程度が、 毎年この季節には欠かせない初釜茶会を行います。 といっても、そんな堅苦しいのではなく、半東がひとり、お手前がひとり、お客さまがずらーっと並んで和やか~に、楽~な全然堅苦しくない初釜茶会なわけですが。 その、半東の言葉を、いま考えているのです。 いつも、こういう部活内の茶会のときには、台本を考えてそれを覚えて道具の説明などをするのですが…。 半東の台詞、なんといってはじめようかなぁと思案しております。たとえば、まずお正客にむかって 「お正客さま、あけましておめでとうございます。不慣れな私たちでございますが、どうぞよろしくご指導くださいませ」 といままでの台本には載ってるんですが、相手は同級生、もしくは後輩なのに、この言い方はあってるのか?とか、 「皆様、あけましておめでとうございます。行き届きませんが、どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ」 と、お正客とは別に、新年のあいさつはもう一度いうべきなんでしょうか? そして、このあとお道具の説明をする、ていう流れでいいのでしょうか…。 ほんと、こんな初心者な質問ですいません…。いい茶会にしたいと思っていますので、アドバイスなどがあれば是非お願いします。 それでは、よいお年をお過ごし下さい。今年もよろしくお願いします!

  • お茶会の半東

    9月の頭頃に、アブダビの留学生さんたちを相手にお茶会を開くことになりました。 私は茶道部の部長として半東に選ばれたのですが、なんせ初めてでどうして良いのか分かりません。 そこで、今一番困っているのは道具の説明やら雑談やらをするときの視線です。 挨拶などはお正客→一同、お正客→一同、と言うようにお正客さんに言ったことを他のお客様にも言うのは理解できたのですが、説明や雑談も同じように繰り返すのですか?繰り返さない場合、誰に向かって言えばいいのでしょうか? まぁ、雑談を繰り返すのはさすがに変なのでしょうが・・・その雑談は、基本お正客さんとすればいいのですか?それとも適当に誰かに話題をぽんぽんと振るほうがいいのでしょうか?

  • 茶道

    こんにちは、いつもお世話になっております。 私は高校のほうで、茶道部に所属しています。 週一回、表千家の先生に来ていただいており その時はお点前などを見ていただきます。 しかし、我が高校の茶道部は 週一回しか活動していないのが現状です。 ゆくゆくは、自分が部長か副部長かになり 茶道部をもっと、広げていきたいと考えています。 我が高校での茶道部は、 盛んな部活に参加したくない人がいく部活といったような認識で、私はそれがとても嫌です。 本当に茶道をしたいのに・・。 週一回が悪いというわけではないのですが もっと茶道に触れて生きたいのです。 なので、全国の茶道部の皆さん どのような活動をされていますか?

  • 茶道、亭主などについて

    高校の部活動で茶道(裏千家)を習っている者です。 茶道のことについては教えて下さっている先生に聞くのが本当かとは思いますが、学校行事などの関係で部活動自体が暫くなく、先生に教えていただくことが出来ません。 ですので、今回はここで質問をさせていただきます。 私は恥ずかしながら、「亭主」「半東」「席主」の三つがごちゃごちゃになってしまい、よく理解できておりません。 過去の質問や本を見ながら三パターンにまとめてみたのですが、下記のようで合っているでしょうか? (一) 亭主(=席主):御点前をし、話もする 半東:亭主のお手伝い (二) 亭主:御点前 席主:話す人 半東:亭主のお手伝い (三) 亭主:御点前 席主(+半東):話しながら、亭主のお手伝いもこなす 私が文化祭でお茶席を開かせていただいた時は、(三)のようにしましたが、本来なら挨拶や話は亭主がするものなのですよね? その場合は御点前をしながら話をするのでしょうが、それって難しくはないのですか? (私はまだまだ未熟なので話して御点前もして、となるとどちらかがおろそかになってしまいそうです。) またそういう場合、タイミングなど決められたことってあるんでしょうか? もしかすると知識不足で的を射ていない質問になっているかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

  • 茶道部に入ろうか迷っています

    高校1年の男です。立て続けの質問ですみません。 最近、茶道部に入ろうかと考えています。流派は表千家だったかと思います。 理由は、「学んでおくことで将来的に役に立つ気がする」からです。お茶の作法だけでなく、たとえば礼儀や文化の勉強にもなりますよね。 しかし、勉強したいという意欲とは裏腹に、現在の知識はさっぱりです。本格的なお茶会で頂いた経験もありません。 また現在、部活には女子生徒しかいません。僕が行っても馴染めるか、やっていけるか心配です。 入るとしたら、4月に新1年生と一緒に入部するつもりです。 こんな僕でも大丈夫でしょうか? どうすると馴染みやすいでしょうか? よろしくお願いします。

  • 関西大学茶道部

    関西大学の茶道部は、茶道の技量もあり、毎年盛大に茶会を開いていますね。 でも、裏ではこんなことが起こっています。 1、練習が週2回というのはウソ。   2年生になると、半強制的にほぼ毎日自主練習をさせられます。   茶会前には、日曜日に強化練習が数回必ず入ります。   茶会前日(土曜日)は、前日準備のために授業を休まされます。 2、部員を選びます。   新入生勧誘の時期には、できるだけ多くの部員を入れようとします。   1年生の終盤頃からは、茶道の上手な人とそうでない人で差別されるようになります。   茶道があまり上手でない人は、先輩に無視されたりします。   リーダーシップのある人を求めています。   師匠も同様に、茶道が上手な人やリーダーシップのある人にしか期待していません。   役に立たない部員は、2年生になると徐々に仕事を与えられなくなり、   2年生の終盤頃までに退部させられます。 3、お礼参りをされます。   退部する直前に、先輩や同期から恨みを晴らされます。 4、人間関係が複雑である。   基本的には、一度トラブルがあると謝っても絶対に許してくれません。   部員同士で絶交することもある。   絶交した2人のうちのどちらかは、必ず退部しています。   1人対複数人の場合は、1人の方が退部しています。 皆さんは、それでもこんな部活に入りたいと思いますか? 退部しても、4年間付いてくるものもあります。(部員と学内ですれ違うなど) 一生に一度の大学生活を後悔に終わらせるのはもったいないでしょう。

  • 茶道により精神性を磨くことができるということは本当でしょうか?

    茶道を習い始めて2年半になります。まだ始めたばかりで何も解らない状態なのですが、1つ気になることがあります。茶道を始めるにあたって、茶道は精神性を高めたり和の気持ちをもつというとても素晴らしいものと聞きました。もちろん、お点前そのものや身のこなしなど綺麗にしていくことも大切ですが、それ以上に精神性を鍛えたり、和の心をもつということが、最も大切なものなのだと思っています。でも、周囲を見ていて、お茶会のときに草履を隠したり、1人の人にわざと全部洗い物をさせたり、気に入らない人については「やっつけて」と言っている人がいたり、疑問に思うことがあります。また気に入らない人がお点前をしていると、聞こえるように「変なお点前。もううまくならないんじゃないの。」と言って笑っていたり、お茶会の時の他の人の着物について聞こえるように「だっさい」と言ったり驚くようなことが多いのです。でも、有名な先生でお弟子さんも多く、先輩によると他の教室よりはずっと良いみたいよということでした。会社や一般社会よりいじめのようなものが多いとさえ思ってしまうこともあります。お手前など覚えていき、身のこなしなどきれいにしていくことなどやりがいはあるのですが、上記のことが気になります。私は始めてとても期間が短いのでわからないのですが、このあたりのことを長くやっている方、始めたばかりの方問わずどのように思われているのかお聞きしたいと思います。このような質問をすると茶道をやっている方にとても失礼かと思いますが、もちろん良い方もいらっしゃるので、みんながということではぜんぜんありません。どうぞよろしくお願いします。

  • 茶道に興味があります。

    30歳の女です。 今、茶道に興味があります。 それと言うのも、私の祖母が茶道を教えていて、たまに「茶道をしない?」と声をかけてくれていたのですが、仕事の忙しさなどから返事もせずにいました。そして祖母も高齢になり今はもう教えていません。 私は1年前に、結婚し仕事も変わり少し時間に余裕ができてきました。そんな矢先「本当にお茶しない?せっかく道具は揃っているし、娘もしなかったし・・・。」とさびしそうに話している祖母を見て、改めて茶道というものに興味を持ちました。 ですが、祖母を見ているとお茶会があったり、着物を着たりなど正直、お金がかかるイメージがあります。今、我が家は家計的に余裕があるとは言えません。 また、茶道を習うということは最終的にはみなさん先生(教える側)を目指すのでしょうか。作法を学んだり、お茶を楽しんだりするものなのでしょうか。やはり目指すものによって入る教室が違うのでしょうか?また、小さい子供がいても続けられるものなのでしょうか。 もしも、私が茶道を始めることになっても高齢な為祖母から習うことはないと思います。 祖母に直接聞けばいいのですが、半端な気持ちで聴くのがとても怖くて今自分で、調べているところです。是非皆さんのアドバイスをよろしくお願いします。

  • お茶会(表千家)に行きますっ!!

    表千家のお茶会に行きますっ!! 茶道部(表千家)に所属している高3(♀)です。 お茶会に初めて行くのですが、部活では本格的な茶道をやっていないのでわからないことが多くて困ってます。 点心席、薄茶席、濃茶席… 点心席っていうのは、食事のことでしょうか?? 薄茶席は多分部活でやっているのと同じだからなんとかなりそう… 濃茶席は…?? 部活ではお菓子を取るときに箸を使っていないので、箸の扱い方がわかりません… 茶道部なのに知識が全然ないですね(涙 とりあえず、持っていく道具だけでも教えていただきたいです。 扇子とお懐紙と…袱紗も使いますか?? わかる方は教えてください!!お願いしますっ!!

  • 優先順位で悩んでいます。

    はじめまして。高校三年生です。 以前、進学先で悩んでいたのですが行きたい学校が決まり、一週間後、第一希望のオープンキャンパスに行こうと思っていました。しかしその日は部活動(茶道部)でお茶会をすることになっています。 その日は部活動に参加できない人は参加しなくてもいいらしいのですが、私は部長をやっているので進学の方を優先することに抵抗があります。 オープンキャンパスもこれで最後というわけではありません。 しかし、早いと一ヵ月半後には試験なので過去問や学費の事などいろいろ聞きたいです。 皆さんはどちらを優先しますか?ご回答よろしくおねがいします。