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日本語クレオール・タミル語説はなぜ潰されたのですか

eroero4649の回答

  • eroero4649
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回答No.2

言語学的観点ではなく、遺伝子学的観点から考察してみましょう。 今現在判明している範囲でまず日本列島にやってきた人類は、南からやってきたと推測される人々と、樺太を通って北からやってきたと推測される人々だと思われています。これがいわゆる「縄文人」と呼ばれる人々です。 しかし後に朝鮮半島を経由してやってきたと思われる人々が中心になります。これが「弥生人」と呼ばれる人々です。 日本書紀など日本に文明をもたらした人々並びに現在の我々は基本的に弥生人をルーツにしており、DNA的には韓国人と非常に近いです。現在の日本人と韓国人との間のほうが、日本人と縄文人との間より近いです。縄文人は徐々に弥生人に同化したと思われていましたが、実際は研究者が思うよりも交雑は少なかったようです。縄文人が徐々に数を減らし、そこに弥生人が広まっていったという構図のようです。 そうすると日本語を話す人々は朝鮮半島に近い人々です。縄文人との交流は思ったほどなかったわけですからね。 南方からやってきたと思われる縄文人の言葉ならまだ南インドの言語をルーツにするのは分かる気がしますが、中国東北部から朝鮮半島を経て日本に来た弥生人の言葉が南インドの言葉をルーツにするというのは正直かなり無理があるのではないかなと思います。それなら、途中にも南インドの言葉をルーツにする言語があっていいはずですが、私がネットで軽く検索した範囲では中国北方からシベリア、朝鮮半島にかけて南インドの言葉をルーツとしているらしき言語は確認できませんでした。 「あの言葉とこの言葉は似ている」は同じ人類の言葉でありますからいくらでも探すことはできると思います。 「晴れる」と「ハレルヤ」はとても似ていて、肯定的な言葉という点でも意味もなんとなく似ています。 英語だって「名前」と「ネーム」、「道路」と「ロード」はとてもよく似ています。 マレー語ではびっくりしたときに「アラマァ」というそうですし、ハンガリー語で「塩が足りない」というときは「シオタラン」というそうです。 沖永良部島の意味がタミル語で説明できるなら、淡路島もタミル語で説明できるはずです。だいたい沖永良部島がある奄美群島はほとんどどの島も火山でできた島といっても過言ではありません。トカラ列島はどれもが火山島なのに、なぜ沖永良部島だけ「火山島」なのでしょう。今の薩摩硫黄島近辺の「鬼界カルデラ」とよばれる海域は約7000年前に破局噴火を起こしていて、これが西日本の縄文人と縄文文化を絶滅させたといわれています。 質問者さんの説は、私には「クレオール・タミル語説に合わせるためにこじつけている」というふうに見えてしまいます。 「なぜ遠く離れた南インドの言葉が、突然極東の日本にあるのかの説得力がある仮説」が欲しいところですね。「似ているのだから(ルーツに)間違いないだろう」というのでは日ユ同祖論みたいなものです。ムー的な「信じるか信じないかは、あなた次第」という楽しみ方ならば嫌いではないです。

tsuarat55
質問者

お礼

真摯なご回答ありがとう御座いました。 あるSITEに書かれていたことを記述者の方の了解を得て、質問形式にしたのですが、これは、大野説反対の学者の方々が、大野さんが2000年にクレオール語だと主張しているにもかかわらず、あくまでも伝統的な比較言語学によって 対峙(退治?)しようとするのに疑問を持ったからでした。 質問の仕方がやや逸れたものとまってしまいました。 ただ、ご回答頂いたことにつきましては、新たな知見を得ることが出来ました。ありがとう御座います。 初めての利用でまだ勝手が分からないため、不手際がありましたらお詫び申し上げます。また機会があれば是非よろしくお願い申し上げます。

tsuarat55
質問者

補足

書き忘れました. 「ひとつ」はタミル語vit-u 1を意味する隠語(a cant term signifying one)で,これにタミル語数助詞-ttuを接辞させたものです. 三(み)はタミル語mU 三(three), 八(や)は*yAです.ただしya>a>eの古形です. 1,3,8は日本語内部で倍数法,また減数法を駆使して2,6,4を作っています. 五(いつ)はタミル語it-i つまりend(末端),つまり片手の五本指の末端から,7はnanI,9はkoku[irregularity(整っていない).10はtoc-ではないかと思います.あくまで私論です.私は学者の言うことを鵜呑みにすることは誤断を生じる場合もあると思っています.

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