SUS304Lの磁気について

このQ&Aのポイント
  • SUS304Lの磁気について教えてください。
  • 加工後に磁気が発生してしまいます。どのようにすれば磁気の無い製品ができますか?現在は、材料に熱処理をし磁気取りを行い、粗加工⇨仕上げをしています。
  • しかし、ネオジウム磁石がくっついてしまう状況です。
回答を見る
  • ベストアンサー

SUS304Lの磁気について

SUS304Lの磁気について教えてください。 加工後に磁気が発生してしまいます。どのようにすれば磁気の無い製品ができますか? 現在は、材料に熱処理をし磁気とりを行い、粗加工⇨仕上げをしています。 しかし、ネオジウム磁石がくっついてしまう状況です。

noname#230358
noname#230358
  • 切削
  • 回答数8
  • ありがとう数0

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#230359
noname#230359
回答No.8

前回答者らと多少被ります。。。(誰も面心立方構造について記述がないので) SUS304の金属組織は面心立方構造のオーステナイト(γ)と呼ばれる結晶構造 であることが非磁性を保つための条件であることは御存知だろうと思います。 此の組織は冷間加工などで力が加わると所謂、加工誘起マルテンサイトという 組織が生じてしまい磁性が出てしまいます。ステンレス六角ナットも磁石には 微弱ながら意外に結構磁性を感じられます。だからより錆易いのも頷けます。 私見だがオーステナイトは常温では存在しない・し難いモノを固溶化熱処理で 無理やり炭素を固溶し創り出したモノという感覚は業界に入り再認識しました。 従って、常温ではより安定した別の組織に変態してしまうのは仕方のないこと だろうと思われますが・・・で、チタンとかはどう?なんでしょうかねぇ・・・

参考URL:
http://www.aichi-inst.jp/other/up_docs/no154_04.pdf http://www.corrosion-center.jp/pdf/K004.pdf

その他の回答 (7)

noname#230359
noname#230359
回答No.7

固溶化熱処理を施したオーステナイト系ステンレス鋼は非磁性。 でも非磁性といっても「常磁性」なので強力な磁石には弱いながら着く(参考URL(a))。 「材料に熱処理をし磁気とりを行い」 では熱処理後(加工前)では磁石検査を通るのだろうか。通らなければ材質を変えるしかない。通るのなら以下へ進む。 「粗加工→仕上げ」 SUS304Lを加工するとSUS316Lの場合よりも磁石に着き易い(参考URL(b))。だからSUS316Lの時よりもマイルドな加工条件を検討(前回及び今回の回答を参考に)。 別の案。どうせ熱処理をするのなら「粗加工→熱処理→仕上げ加工」に変える事を検討する。但し熱処理変形による変形を克服できるかどうかが課題。

参考URL:
http://www.engineer.jp/1667.html http://nssc.nssmc.com/product/performance/magnetism/
noname#230359
noname#230359
回答No.6

貴殿がURL上段の前々回質問(No.43973 SUS316磁気について)された内容の対策と同等を 先ずTRYしてください。 また、ステンレスに関しては、URL下段の“ステンレスについて解説・入門篇”を確認し、 概要を理解してください。 その中には、 ◆ 磁性のある鋼種は、主要添加元素がクロム(Cr)のみのもの。記号では、SUS430の   ように、4百番台の数字がつきます。   冶金的には、フェライト系・マルテンサイト系の2種類に分かれます。   クロム系ステンレスという場合もあります。フェライト系は、次に記すオーステナイト系の   ステンレスに比べて一般的に耐食性に劣りますが、SUS材の中では安価なため、用途上問題   なければコスト面で採用されることが多いようです。   もちろん、磁性の必要な用途の製品には、フェライト系の材料を使うことになります。 ◇ 磁性のない鋼種は、主要添加元素がクロム(Cr)とニッケル(Ni)です。   記号では、3百番台の数字がつきます。オーステナイト系ステンレスと呼びます。ニッケルが   入ることで、耐食・耐熱性が向上します。   価格は、上記フェライト系ステンレスより(当たり前ですが)高価です。ニッケル系ステンレス   と呼ぶこともあります。   厳しい加工や溶接で素材が変質した部分は、磁性を少し帯びたり腐食しやすくなります。 の磁性に関する内容や、 ★ また、主要鋼種において、炭素(カーボン・C)の含有量を、微量に抑えたローカーボン材が   あります。   炭素は、素材の強度(硬さ)を左右するとともに、腐食や、割れなどを起こす原因になる元素   です。   炭素量を低減(0.03%以下)して、耐食性を高めたものが、ローカーボン材です。   記号の最後に、SUS304Lのように、L(える)をつけて表します。少し柔らかめの材料   になります。(価格も高くなる) の炭素量を低減(0.03%以下)して、耐食性を高めた、ローカーボン材(SUS***L)に関する内容も あります。 SUS304LもSUS316Lも同じ3百番台の数字がつく、炭素量を低減(0.03%以下)して 耐食性を高めたものが、ローカーボン材ですから、おのずと対策も似かよります。

参考URL:
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=312296&event=QE0004 http://www.hsk.ecnet.jp/sus-kaisetu.htm
noname#230359
noname#230359
回答No.5

前のご質問に対する回答以上の情報は難しいと思います。 >http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=312296&event=QE0004 要求仕様は、単に“磁性がないこと”なのでしょうか? 透磁率の測定法が規定されていて、透磁率の値で合否が判定できるように なっているのでしょうか? 磁石に付かなければいいだけの仕様であれば、一般的なフェライト磁石で 確認することで判断してもよさそうに思います。 微小な磁力を応用した測定器などの部品であれば、SUSではなく銅合金に 変更するなどの方法があると思いますので、設計者と協議なさっては如何 でしょうか。 >成分分析にて不合格 材料の成分分析では、磁性は検出できないと思いますが、どのような検査 を行っているのでしょうか? また、切削加工で材料の成分は変化しないので、加工前に成分分析すれば、 不合格となる材料はリジェクトできると思います。 とても理不尽な不合格判定に思えます。 特別な事情があるのでしょうか????????

noname#230358
質問者

補足

ありがとうございます。 ネオジウム磁石での検査方法で滑り落ちれば合格だったのですが、成分分析にて不合格となりました。

noname#230359
noname#230359
回答No.4

加工形態は? ミーリング、ターニング、ドリリング... (1)さんご回答の通り重切削をやめる→切削抵抗を減らす イメージとしては ・ステンレス加工用の低切削抵抗工具を使用する ・切込みを1/2に ・切削速度を50%アップ ・刃あたりの送りを50%アップ ・水溶性クーラントを目一杯にかける

noname#230359
noname#230359
回答No.3

加工で出来る事としては、せいぜい加工変質層を減らす事くらい。 それでも原理的に完全に無くす事は不可能でしょう。 完全に無くそうと思うと加工後に熱処理するしか無い筈です。 とは言えそれだと精度的な問題が出てしまいますね。 加工変質層の深さは精々 0.何mm 程度なので、 荒加工の加工変質層を残さない事が1つ重要な点。 仕上げの切り込み量は、荒加工の加工変質層を完全に除去出来るだけは確保する。 その上で、よく切れる刃物を使う。 あとは都市伝説的な方法としては逆剃り(前加工と逆方向に削る)というのがありますが、 旋盤ならともかくフライス加工では左勝手の工具はかなり希少なので あまり現実的では無いです。 あと気になる点。 ネオジウム磁石がくっついてしまうとの事ですが、 そ~っと触れさせてくっつくのなら磁性を帯びているのでしょうけど 例えば磁石をペコペコ動かしたりして判断していると、 導体では渦電流が流れて完全な非磁性の物でも磁石に反応してしまいます。 例えば銅やアルミの様な非磁性体でも、ネオジウム磁石のような強い磁石を その側で動かすと磁石の動きに反応しますが、磁性を持っている訳では無いです。 そういうのを取り違えているという事は無いでしょうか。 念のため。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

過去3件の質問の回答は検討、試されました? 専門家も回答されてるが、どっ素人の真似回答とは見分けをつけてほしいところ。 此処は過疎の村。 前の質問はSUS316Lなことまでは忘れたが、ネオジウム磁石は覚えてますよ。 その回答(7)は前出をつまみ食いしただけで、 素人 とする回答(4) ohkawa さんは謙遜。 相変わらずどっ素人のグダグダ書きは無視して、その他の意見は切削条件で軽減はできるが根本策ではない。 コストは厳しいけど材料の見直しでしか解決しないのでは。前質問から半年になっても構わない?

noname#230359
noname#230359
回答No.1

昔から言われて生きたことが 観察されたようです http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2016/160615/ 抜粋 2016年6月14日 公立大学法人 大阪府立大学 新日鐵住金ステンレス株式会社 国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 SUS304に応力を加えると結晶構造が変わり、強度や延性が向上することが知られていますが、機械的性質のさらなる向上や水素環境中への適用のためには、この相変態のプロセスを解明することが大変重要となります。本研究ではSPring-8の高輝度放射光を用いることにより、「室温において」今までないとされてきた中間相とその応力依存性を観測、さらに、ローレンツ透過電子顕微鏡観察により、結晶粒界面に生成した中間相を介して新しい相に変態する全く別のプロセスの存在を明らかにしました。 重切削をやめる

関連するQ&A

  • SUS316磁気について

    SUS316Lにて磁気について質問です。 SUS316Lの切削加工後に、ネオジウム磁石がくっついてしまします。 磁力を抜くために熱処理を入れ磁力が抜けることはわかりましたが、熱を加えることにより材料が収縮してしまいます。 収縮無しで磁力を抜くことは出来ないでしょうか? よろしくお願いします。

  • SUS316L類似材料

    先週にSUS316Lの磁性について質問させていただきました。 ありがとうございました。 固有化熱処理をおこなったことにより、磁気が少なくなり製品になりました。 しかし工程数が増えてしまいますので、材質の変更を提案したいのですが、 SUS316L材料成分の類似の材質は何があるのでしょうか? ・磁性が無いことが条件にはなります。 よろしくお願いします。

  • 磁気について

    革製品で小物を製造しており、フタを閉める方法として通常ホックを使いますが ホックの代わりにネオジウム磁石を内側に仕込む方法で小物ケースを作りたいと思っています。 (ネオジウム磁石 直径9mm×高さ2mm) その際、中に仕込んだ磁石同士が吸着してフタが閉まるのですが 磁気が飛んで、フタの外側の周りにクリップ等の金属がくっついてしまいます。 そこで質問なのですが、御社の製品で磁気を遮断して 外側からの磁気を防ぐシート等はあるのでしょうか。 (で切るだけ薄く、抜き型により裁断できるものがあると良いのですが。) また、小物ケースなので、バッグに入れて使うことがあり ICカード等に影響してはならないので、この影響も防げると有り難いのですが。

  • SUS304の熱処理と磁性について

    SUS304について教えてください。 SUS304を旋盤加工した後、応力除去のため熱処理をしています。 熱処理は900±10℃の炉に2時間入れた後、炉冷しています。 SUS304は非磁性材料として利用したいのですが、加工誘起変態によりマルテンサイトに変わる可能性があることは承知しています。 この熱処理条件でマルテンサイトに変態する可能性はあるでしょうか? SUS304の固溶化熱処理では1010~1050℃に加熱後、急冷というのが 一般的のようです。

  • SUS薄板バネの熱処理について

    SUS301-CSP 1/2Hの薄板バネの材料でバネ部品を製作します。この材料自体が調質材ですが、成型加工(プレス加工)後に再度熱処理の必要はあるのでしょうか。また、再度熱処理することで、バネ性を向上することは可能でしょうか。SUSの板バネ(調質材)の製作図面で加工後の熱処理を指示している図面を見たことがないのですが、指示するときは、どう記載すれば、いいのでしょうか。ご教示のほど、よろしくお願いいたします。 板バネの厚さは0.5?程度、製品の大きさは外形φ70ぐらいのドーナツ形状です。

  • SUS304素材へのヘアライン処理(仕上げ)につ…

    SUS304素材へのヘアライン処理(仕上げ)について教えてください 現在、中国に出張滞在中で困っていることがあります。金属材料へのヘアライン仕上げというものが中々、中国の加工会社に伝わりません。現在、SUS304にヘアライン仕上げを施したいのですが、タテ目ヘアライン仕上げの傷の深さ寸法を質問されています。ヘアライン仕上げの深さは何mmなのでしょうか? 寸法範囲あるのでしょうか? 例えば、基準面寸法+0mm~-0.05mmなど。 以上宜しくお願いします。

  • SUS316Lの熱処理について

    伸縮継手の設計をしています。 37年前に描かれた図面の見直しをしています。 SUS316L 1.5t を使用しています。 しかし、使用温度は600°です。 SUS316L の許容引張応力は450°までしか載っていません。 600°でSUS316Lを使っても問題ないのでしょうか? そのときの許容引張応力はいくらになるのでしょうか?? また、図面には熱処理の指示もあります。 ベローズ成形後に熱処理をすれば使用できますか? お詳しい方の回答お待ちしております。

  • SUS304と焼き付かない、SUS420J2の焼…

    SUS304と焼き付かない、SUS420J2の焼き入れ硬度について SUS304同士のボルト・ナットの焼き付きが発生したため http://www.silicolloy.co.jp/silicolloya2Tribo.html を根拠に、ボルトの材質をSUS420J2に変更しようと考えています 調べてみたところ、SUS420J2に焼き入れ焼き戻しを行った場合 HRC20~55まで様々な硬度が出せることが分かりました SUS420J2のボルト(M8x70)をSUS304のタップに焼き付かせない為には 焼き入れ硬度がどのくらい必要なのかお教えいただきたいのです と言いますのも、根拠とした上記リンクでは SUS420J2の硬度を約HRC53~54の条件化で試験されている為 その程度の硬度を想定していたのですが SUS420J2を旋削加工後に熱処理を加えると、変形する可能性があるとのことで 熱処理済のHPM38を加工することが加工先様より提案されて参りました しかし、熱処理済HPM38はHRC50~55もあり 加工費用が大変高価になってしまいます 経済性を加味した上で ?SUS420J2の旋削加工後に焼き入れ(HRC50~55) 問題点:曲がり等の変形が大きい場合には使えない ?HPM38焼き入れ後に(HRC50~55)旋削加工 問題点:加工費用が高価になる ?プリハードンHPM38(HRC29~33)に旋削加工のみ 問題点:この程度の硬度でSUS304のナットと焼き付きを起こさないのか不明 ?~?のうちどれかに決めたいと思っております 決定に際しての要について、ご教示いただけますと大変有難いのですが よろしくお願い申し上げます 変更材質をSUS420J2に決めた根拠 http://www.silicolloy.co.jp/silicolloya2Tribo.html

  • SUS316L加工誘起マルテンサイト除去方法を教…

    SUS316L加工誘起マルテンサイト除去方法を教えてください マグネットの中で使用する製品で非磁性を要求する製品を設計・製作しています。 SUS316Lネジ既製品がない長さなので、材料から切削で製作したところ、加工誘起マルテンサイトによって磁性が出てきています。 磁性の除去方法をご存知の方教えてください。 また磁性が出にくい加工方法もあれば教えてください。 よろしくお願いします。

  • SUS304 加工硬化させた材料を軟化させるのに…

    SUS304 加工硬化させた材料を軟化させるのに最低必要な温度は? SUS304の熱処理の経験のある方で、丸棒のSUS304を加工硬化させたものを 軟化させたいです。最低どのくらいの温度をかければ軟化しだすでしょうか? ご知見のあるかた、ご教示願います。