炭素鋼伝熱管の応力腐食割れとは?

このQ&Aのポイント
  • 炭素鋼伝熱管の応力腐食割れが起こりました。割れの近傍の硬さを測定するとビッカースで280程あります。
  • 腐食の専門家によると、腐食が原因で硬さが大幅にアップすることは稀であると考えられます。
  • 伝熱管の外側にはアンモニアを含んだ排ガス、内側には蒸気が流れています。
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炭素鋼伝熱管の応力腐食割れ

アンモニアに起因すると思われる炭素鋼伝熱管の応力腐食割れが起こりました。割れの近傍の硬さを測定するとビッカースで280程あります。離れたところでは170程度。普通の炭素鋼の場合、溶接後熱処理無しの溶接部であっても200あるや無しやのようです。腐食の専門家に聞いても、腐食が原因で硬さがそんなにアップすることは無いと思うとのことです。どんなことが考えられるでしょうか。伝熱管の外側はアンモニアを含んだ排ガス、内側は蒸気が流れています(蒸気のドレンが滞留している箇所)。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

>普通の炭素鋼の場合、溶接後熱処理無しの溶接部であっても200あるや無しや ヤスリ試験ではなく擦るだけで、感覚的に違うように思います。 下記資料ではSS400でも『熱影響部』で268~331を測ってます。SS400でも焼きが入るということなのか?・・・(SS490も変わらない) データ合ってるか怪しい点(表の記号が合わない)があるのと、被覆アーク溶接/炭酸ガス溶接や電流の差という結論が妥当かもギモンありますが それとSCCなら、粒界はともかく全般的に硬化する現象は無いと思います。

参考URL:
http://www.saga-itc.go.jp/Report%20society/page/H10report%20PDF/P71-73.pdf
noname#230358
質問者

お礼

面白い資料ありがとうございました。 伝熱管はSS400に近いものですが、やはりHV280は異常、もしくは異常に近いと感じました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

素人ですが、 1.アンモニアが原因とするには疑問が残ります。 高温部にアンモニアがあったとしても分解して、排ガス中にはアンモニア はないのではないでしょうか。 仮に排ガス中にアンモニアがあるとすれば脱窒装置へのアンモニア 注入が考えられますが、逆に伝熱管はない筈です。 2.硬度は逆とは考えられませんか。 溶接などの影響で硬度が高く残留応力のある部分がSCCを起こし たのであって、離れたところのSCCを起こしていない部分の硬度が 通常値だったすれば、理屈にあいます。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。 脱窒装置という言葉で、窒化を思い出しました。調べてみます。

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