エポキシの劣化について
- エポキシ樹脂の屋外使用において、膨潤や劣化が発生している問題があります。
- エポキシ樹脂は通常、硬化後は水や油に対して耐性を持つとされていますが、このケースでは湿度や結露が原因と考えられています。
- 解決のために、エポキシの膨潤や劣化のメカニズム、配合比や攪拌の影響、分析方法などを調査する必要があります。
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エポキシの劣化について
いつも有意義なご意見ありがとうございます。 現在、屋外に使用しているモールド用エポキシ樹脂(2液性) が膨潤というか劣化をし、原因を調査中です。 私のイメージとしては、 硬化後のエポキシ樹脂は水や油にも一定の耐性をもっている との認識をしておりましたが、 今回のケースは、屋外での使用ではありますが、 湿度や多少の結露がある程度の環境(6年間)で、 エポキシ樹脂が膨れて帰ってきました。 FT-IRを測定すると正常に硬化したものと ほぼ同様の波形ですので、別の樹脂とものづくりの中で間違えた 可能性も低そうです。 そこで、下記ポイントをご存知の方申し訳ございませんが、 ご教授頂けないでしょうか。 ・エポキシは水により膨潤、劣化など起きるのでしょうか。 ・配合比(主剤、硬化剤)や攪拌の程度の要因も考えられるでしょうか。 ・原因調査のために有効な分析方法などあるでしょうか。
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エポキシが劣化する要因として ・硬化剤の劣化(使用期限、保管条件、他) ・配合比の間違い(結構多いトラブルです) ・硬化前に水分が混入する ・温度が極端に高い、あるいは低い ・硬化中に手を加えた(かき混ぜるなど) ・一度に硬化する量がおおく、内部温度が過熱した ・配合時の攪拌不足、過多 などが考えられます。 お話では長時間かけて膨れが発生したとのことですので、低温で 硬化時間が長く、水分の影響があったのではないかと想像します。 これは、エポキシは硬化後も完全には硬化しておらず、時間をかけ 完全硬化するものですので、この完全硬化前に水や油があると影響 を受けるためです。
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