S50Cの強度に関して

このQ&Aのポイント
  • S50Cの強度についての疑問
  • S50Cの強度の確認方法と製作過程について
  • S50Cの焼き入れ/焼き戻しについての疑問
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S50Cの強度に関して

部材を連結するための金具を設計しています。 強度が必要なのでS50Cを削りだして製作する事を考えているのですが、通常購入する(特に焼きの指定をしなかった場合)S50Cは一般的な物性表にあるように、降伏点365以上N/㎟を有しているのでしょうか? 焼き入れ/焼き戻しは荒加工したあとで行う処理と認識していますが、焼きならしまでは素材の製作段階で行う処理なのでしょうか? もし、そうでなければ生材?になるのでしょうか? よろしくお願いいたします。

noname#230358
noname#230358
  • 金属
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noname#230359
noname#230359
回答No.5

回答2のお礼の中で >今回の材料選定(S50C)については、ユーザー様でFEM解析をされる時に適用した値がS50Cの降伏点365N/㎟であったことが理由です。 とありますが、どの程度の応力(安全率)で設計しようと考えておられるのでしょうか? 安全率を低く設定しなければならない場合は熱処理方法もきちんと考慮しなければいけないと思いますが。 安全率がたっぷり取れる場合は、国産品の材料であれば特に気にせず設計しても大丈夫だと思います。 また、S50C相当品で調質済みという材料も市販されているようです。

noname#230358
質問者

お礼

yushumoriさま ご回答ありがとうございました。 安全率は3倍で設計しております。 なお、素材メーカーさまに問い合わせたところ、生材でも降伏点365N/㎟を有しているそうです。 国産品は安定している証拠ですかね?

noname#230359
noname#230359
回答No.4

フタバ電子工業のプレート材では硬さなどの表記があります。 http://www.futaba.co.jp/precision/product/plate/index.html また最近ミスミからも応力除去処理を施したプレート材がでています。 http://fa.misumi.jp/index.jsp?contents=/product/plate/index.html http://fa.misumi.jp/pdf/fa/p2391.pdf 価格は高くなるのであくまでご参考までにです。

noname#230358
質問者

お礼

プレス屋三代目さま サイトのご紹介ありがとうございました。 大変参考になりました。

noname#230359
noname#230359
回答No.3

私の解釈が間違っているかもしてませんが・・。 通常購入すると生材。 ですが、そうではなくてガス切断である程度のラフ切りをすると 当然いくらかの焼きが入ります。 (このままだと加工が結構大変) ですから、なまし(焼鈍)をして戻しをします。 ならし(焼準)というのは生材(加工前)をさらに組織を微細化し鋼の性質を改善するための処理。 つまり、私の解釈では 生材→ならし→加工→焼き入れ→戻し それとも 生材→ガス→なまし→戻し→加工→焼き入れ→戻し それとも 生材→ならし→荒加工→焼き入れ→戻し→仕上げ加工 ですかね。 でも実際は 生材→加工→焼き入れ で終わりです。 言葉の使いかたですが、今はあえて加工した後に戻しを使っています。 ウチの業者には「ならし」でも「戻し」でもどちらでも通じます。 本当のところの区別は私ではよく分かりません。 参考になれば幸いです。 ウチの感覚では加工屋に6Fでお願いすると、まずならし(焼準)はしないと思います。

noname#230358
質問者

お礼

tara555様 早々のご返答ありがとうございました。 どれも加温するのは同じですが、言葉の違いでかなり意味合いが違うようですね。 今回購入したのは某工具鋼メーカーさんに「6F加工・標準公差」としか指定しなかったのですが、工具鋼メーカーなのでならし(焼準)は通常行うものと考えていました。 メーカーさんに確認した方がよさそうですね。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

耐摩耗性、衝撃値、引っ張り強さ等を考慮すべきでありどんな場所に使用されているか現場を見ておられるのかどうか? 最近の設計者の多くは先輩達の図面を引き継いで無難な図面を加工業者に配布 されています。素材そのままで強度が保つようであればもっと市場に出ている 材料を予定されるのがベターでしょう。 形状、使用条件等詳しく判ればもっといいアドバイスが可能と思います。 以上

noname#230358
質問者

お礼

rock1さま 早々のご返答ありがとうございました。 今回の材料選定(S50C)については、ユーザー様でFEM解析をされる時に適用した値がS50Cの降伏点365N/㎟であったことが理由です。 たしかにご指摘のように、カタログ値をそのまま流用するのではなく、流通性や加工性などをきちんと踏まえた上で材料の選定をするべきですね。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

1、硬度指定なき場合は、JIS規格の範囲内です 2、焼きならし&焼きなまし処理は加工前が妥当です   (素材内部の組織のばらつきを一定にし、加工性を上げるためです 3、強度部材の場合は、特にファイバーの流れ方向も考慮のこと   (鍛造ものだとファイバーの流れが途切れません)   以上参考までに。

noname#230358
質問者

お礼

マイスターさま 早々のご返答ありがとうございました。 JIS規格の範囲ですか、S50Cの素材強度に対してJISで規格が決められているのですね?調べてみます。

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