プルアップ、プルダウン抵抗の選定方法を教えてください

このQ&Aのポイント
  • プルアップ抵抗、プルダウン抵抗の回路設計での選定方法について教えてください。
  • 参考書には選定に必要な情報が書かれていないため、選定方法がわかりません。
  • 初心者の質問ですが、プルアップ抵抗、プルダウン抵抗の選び方を教えていただけますか?
回答を見る
  • 締切済み

プルアップ、プルダウン抵抗の選定について

初歩的な質問で出申し訳ありませんが、回路設計においてプルアップ抵抗、プルダウン抵抗を使用する場合の選定方法を教えていただけないでしょうか? 参考書等には必要性などは書いてあるのですが明確な選定方法がかかれておらず調べても探しきれませんでした。初歩的な質問ですが教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

基本的なことはJOさんがお答えになっているので、例題で考えてみます。 出力側は時間があれば。 デジタル系だと思いますので、CMOSで考えてみます。 プルアップ、プルダウンとあるので、空き端子処理とは別と理解しています。  プルアップ、プルダウンが必要な入力側の処理が必要な場面として、前段との接続がコネクタなどで、切断される可能性がある、もしくは、電源投入時に、前段の出力が遅く、電源投入時の入力を確定させる必要がある。 という状況と思います。 まず、データシートを見てください。74HC00を例にとります。 http://www.semicon.toshiba.co.jp/openb2b/websearch/productDetails.jsp?partKey=TC74HC00AP そこに最大定格の表に出力電流値:25mAとあります。前段の出力がCMOSの場合、プルアップ(プルダウン)抵抗値は、この数値に縛られます。 ちなみに10kΩをプルダウンとして使用した場合、前段の出力がHigh(5V)だと、0.5mAの電流が前段の出力から流れます。10kΩは非常に余裕のある数値といえます。 普通はこの点の考慮だけで事足ります。 次にPlusさんのおっしゃっていた遅延の問題からも数値を考えることが出来ます。 特に前段との接続でコネクタとケーブルで長い配線がある場合、ケーブルの浮遊容量、つまりコンデンサ成分とプルアップ(プルダウン)抵抗によって遅延が生じます。 計算は概算で 2×R[Ω]×C[F]<T(rise)[S]になるように抵抗値を決めます。Triseは波形の立ち上がり時間になります。 実際の私の経験としては10kΩで十分で、配線の長さが気になる場合で、電力的余裕がある場合は4.7kΩまで落としています。 気をつけなければならない点は、プルアップ、プルダウン抵抗には、前段の信号状態によって、電流が流れているということです。 (空き端子処理ではデータシートにあるように0.1μA程度ですが。) 出力側も同じように、どれだけ流すかを計算します。 例が必要ならば言ってください^^

noname#230358
質問者

お礼

とても参考になりました。ありがとうございます。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

プルアップ抵抗、プルダウン抵抗にどの程度の電流を流してやれば 目的を達成できるか考えてみたらよいと思います。 単純に電圧だけがほしい場合は、抵抗値が大きくてもいいでしょうし、 ある程度電流が流れないと信号を保持できないような場合は 必要な電流が流れるような抵抗値を選びます。 電流不足で信号の速度が上がらなかったりと言うこともあります。 余談ですが、ターミネータで受けなければいけないところを プルアップで受けて信号が安定しなかったといった失敗をしたことも・・・

noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

毎度JOです。 プルアップ抵抗、プルダウン抵抗は入力回路に使用する場合と、出力回路に使用する場合の二通りがあります。 入力回路に使用する場合は、CMOSなどのハイインピダンスな入力回路の場合、 入力に何も接続されていないと、入力電位が定まらないので、+側かー側かのどちらかに入力を固定する為に使用します。 この場合の抵抗値は「接続されるであろう」前段の回路により選択されますが、周囲にノイズなどが有る場合は低めに設定します。 例えば、CMOSロジックで前段のCMOSロジックであるなら10KΩ程度で良いのです、 前段の過負荷にならずに、尚且つ入力オープンの場合でも十分に機能を果たす抵抗値です。 出力回路に使用する場合は、出力回路が「オープンコレクタ」か「オープンドレイン」の場合、 負荷が軽いかオープンの場合、出力電位が定まらないので、+側かー側かのどちらかに入力を固定する為に使用します、 CMOSロジックで負荷がCMOSロジックであるなら1KΩ程度で良いでしょう、 しかし大電流の回路になると、抵抗値は計算によって厳密に求める場合もあります。 いずれにせよ、出力回路のドライブ能力と負荷のインピダンスにより大きく変化します。 詳しい計算方法などは、#3さんのとおりです、 なお特別な場合として、電池駆動のマイコンなどでは、消費電流を極限まで減らしますので、抵抗値は2桁くらい高くなります。 通常は経験則でだいたい決まります、ただ精度を要求される場合や アナログ回路などでは、厳密な計算が必要な場合もあります。

noname#230358
質問者

お礼

JO様ありがとうございます。 入力側,出力側共に前段の回路に選択されるという事なのですね。 よろしければ,入力側の10kΩ、出力側の1kΩの例題的な計算式など教えてはいただけないでしょうか? ご回答ありがとうございました。

関連するQ&A

  • プルアップ抵抗、プルダウン抵抗の選定方法

    初歩的な質問で出申し訳ありませんが、回路設計においてプルアップ抵抗、プルダウン抵抗を使用する場合の選定方法を教えていただけないでしょうか? 参考書等には必要性などは書いてあるのですが明確な選定方法がかかれておらず調べても探しきれませんでした。初歩的な質問ですが教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

  • プルアップ・プルダウン抵抗

    プルアップ・プルダウン抵抗については、いろんな書物やサイトで調べて理解したつもりです。 しかし、ひとつ疑問が出てきたのですが調べても分からなかった為質問させていただきます。(調べ方が足りないのかも知れませんが。。。 いろいろと調べたところ、例して挙げられているのでは一箇所に対してそれぞれプルアップやプルダウンをしているのは見てきました。 しかし、複数の場所(同じ入力電圧を加えたい場所)にプルアップ・プルダウンする場合一つのプルアップ・プルダウン抵抗にまとめてしまっても大丈夫でしょうか? 基本は一つに対して一つと聞いているのですが 同じ役割のところに複数の抵抗を接続となると手間や配置の場所が必要となりそうでしたので、出来ればまとめる事が可能であれば良いのかな?と思いました。 もし、それがダメな場合はその説明をしていただければ幸いです。 素人の為とても伝わりにくい文章ですが。。。 簡単な事でも何でもご回答いただけると嬉しいので ぜひともご回答よろしくお願いします。

  • プルアップとプルダウンについて

    また質問で申し訳ないですけど... プルアップ抵抗を0Ωにしてはいけない理由と、 プルダウン抵抗を無限大にしてはいけない理由を教えてください。

  • プルアップ、プルダウンに使用する抵抗について

    簡単な質問ですが教えてください。 プルアップ、プルダウンに使用する抵抗の意味を教えてください。 なぜ抵抗をシリーズにいれずそのまま電源またはGNDに落としてはいけない のでしょうか?また、その定数をどのように決めているのかも教えてください。 初心者なので許してください。

  • プルアップ抵抗の仕組み

    回路設計で良く使用するプルアップについて質問があります。 すごく初歩的な質問です。。。 <質問回路>よく例にでる回路 スイッチをONの時に0V(0)、スイッチをOFFの時に電圧が不定にならない様に抵抗を介して5V(1)を検知する回路 <質問> スイッチをONの時に0V(0)を検知するのですが、なぜ5V(1)を検知せずに 0V(0)を検知するのでしょうか? 回路図もなく分かり難い質問で申し訳ないですが、よろしくお願いいたします。

  • プルアップとプルダウンの効果の違い

    一般的なデータバスに通常プルアップ抵抗を付加しますが、プルダウンにした場合、論理以外に効果の違いは何かありますか?パターン設計上(2層基板)、プルアップの場合、電源パターンをプルアップ抵抗の所まで引かなくてはならないという不利があると思うのですが?よろしくお願い致します。

  • プルアップ・プルダウン抵抗

     掲題について 1.何故必要なのか 2.必要であるならば、どのようなときに   a) プルアップを決定する   b) プルダウンを決定する 教えて下さい。

  • プルアップ抵抗値

    いつもお世話になります。 アドバイスお願いします。 今ボード設計をしています。 使用すすCPUはSH-2です。この汎用ポートを使ってあるコントローラへ制御信号出力したいと考えています。 ここでSH-2の制約でウィークキーパ回路と言う機能が内蔵されており、出力で使用する場合であまり大きな抵抗値は×だそうです。 接続したいコントローラのマニュアルには100kでプルアップと指定があります。 ここで質問です。 (1)100kでプルアップしてデジタル信号を入力と書いてある意図は何なのでしょうか? (2)100kいかのした場合受け手のコントローラとしてはどんな不具合が起きるのでしょうか? (3)結局今回は何kΩでプルアップしたらよいのでしょうか??? ご指導の程よろしくお願いします。 以上 

  • プルアップ、プルダウンについて

    プルアップ、プルダウンについて答えよ。という課題があるんですが、電子回路の本で調べようとしてもあまりいい説明がありませんでした。 ですのでここで質問させていただきます。 お教えください。また、上記について分かりやすく説明しているサイトがありましたら、付記していただけるとありがたいです。 宜しくお願いします。

  • プルアップ抵抗の選定について

    文系の電子回路設計者です。 最近、担当部署が変わり設計をやることになり、わからない事だらけで よくここで調べ物をさせていただいています。 今回皆さんにお聞きしたいのは、マイコンのI/O端子のプルアップについてです。 プルアップの趣旨については解ったのですが、Highレベルの時にマイコンに流れる 電流の許容値をどこで見ればいいのかわかりません。 データシート上に「入力プルアップMOS電流」という項目があるのですが、使用し ているポートがそれに該当しないため、別の項目を探しているのですが、外に該当 する項目がどこなのかわかりません。 (使用するポートはスリーステートポートというのでしょうか、H/L/ハイインピを 選択できるポートです。) 現在は+3.3Vに22Kのプルアップ抵抗を接続しているため、0.15mA流れる計算になる かと思いますが、今回この抵抗を10Kに変更しようと考えているのでこの場合0.33mA 流れることになりデータシート上にこれだけの電流を流せるポートの記載がありません。 そこでいろいろ調べたのですが、CMOSには、入力端子部に小さなコンデンサがありその容量を充放電する電流が流れるという情報を見てマイコンでも同じ原理になっているのではと思い再度見直すと「入力容量」というのが見つかりました。 そこで、この「入力容量」に記載されている静電容量を充放電する時に発生する電流がプルアップ時(Highレベル時)の入力電流と思い、次のような計算をしてみました。 Q=CVよりQ[C]=15p[F] × 3.3[V] Q=49.5p[C] そして接続されている抵抗が現在22K[Ω]のため、 t=RCより t=22K[Ω]×15p[F] t=330n[S] 1[C/sec]=1Aより 49.5p[C]/330n[S]=150μ[A]が瞬間(0.33μ[S])的に流れるということなのでしょうか?また、プルアップの抵抗値の上限や下限はどのように計算すればいいのでしょうか? (使用しているマイコンは ルネサスH8S/2373です。) よろしければご教授お願いします。