キャス試験と塩水噴霧試験の違いについて
- アルミを二次電解にし耐食性試験を行いますが、その試験方法としてキャス試験と塩水噴霧試験があります。
- キャス試験はアルミを電解液に浸し、直流電流を流して酸化膜を生成する方法です。
- 一方、塩水噴霧試験はアルミを塩水の霧状にさらし、耐食性を評価する方法です。
- 締切済み
耐食性について
アルミを二次電解にし耐食性試験をいたします。 試験方法でキャス試験、塩水噴霧試験とありますが キャス試験、塩水噴霧試験の違いを教えてください。 できるだけ詳しくお願いいたします。
- その他(表面処理技術)
- 回答数2
- ありがとう数2
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
塩水噴霧試験は5%の塩化ナトリウム水溶液を噴霧しますが、中性です。アルカリ性ではありません。 キャス試験は、塩化ナトリウムのほかに、塩化銅と酢酸を加えてあり、酸性です。 キャス試験のほうが、酸性であるために過酷なのですが、貴な金属の銅を加えてあるので、試験対象の卑な金属との置換反応も生じ、変色も評価します。 装置も販売されていますが、これらの試験設備はメンテナンスが結構大変なので、お近くの公設研究機関などに問い合わせてみてください。 依頼試験という形で、対応してくれます。しかもかなり安く。
塩水噴霧試験とキャス試験とのはっきりした違いは、アルカリ性か酸性かの違いです。 塩水噴霧試験は一般的に5%濃度で噴霧試験を行ないますが, キャス試験はPH3の強酸状態で行なうので,過酷な試験となるようです。 それぞれの試験方法はJISハンドブックで確認して下さい。 JIS図書案内(ハンドブックは購入が必要です) http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/General/TitleFlowControl.jsp 表題検索 → 「キャス試験」 『アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の耐食性試験方法 第2部:キャス試験』 表題検索 → 「塩水噴霧試験」 『塩水噴霧試験方法』 参考までにステンレス材でのキャス試験レポートがありましたのでご覧ください。 http://www.hik.shiga-irc.go.jp/kenk_hik/h11report/nishiuchi.PDF 試験機などは各社で開発販売しています。「塩水噴霧試験」、「キャス試験」で検索するとたくさん出てきます。 以上、参考になれば幸いです。
お礼
有難う御座いました。 参考にさせて頂きます。
関連するQ&A
- 耐食性試験(塩水噴霧試験など)について
耐食性評価のために塩水噴霧やキャス試験を行なうのは 非常に一般的ですが、実際の使用環境との相関関係が いまひとつ理解できません。 防食に携わっておられる方、アドバイスをお願いします。 たとえばステンレスを塩水噴霧に供した場合、 水中での湿食評価には適した試験だと思います。 しかし普通鋼にメッキを施して屋内で使用することを 考える場合には、塩水噴霧が確実な相関関係を持っているとは 思えないのです。 また手元にある腐食の本には 「キャス試験を16時間行なった結果は自動車部品に メッキを施しそれをデトロイト市街に一冬放置したときと 同等の結果が得られる」 という、良くわかったような判らないようなことが書いてあり、 どこからこの相関関係を導き出してきたのか大変疑問です。 塩水噴霧やオートクレーブのような促進試験には 相関関係を見極めるような決定打はないのでしょうか?
- 締切済み
- さび止め
- 無電解ニッケルめっきの耐食性
無電解ニッケルめっきについて質問します。 鉄素地上(SUM素材)に無電解ニッケルめっきします。塩水噴霧試験にて72時間でレイティングナンバーで8以上を求めたいのですが海外でめっきしたもの(めっき膜厚 約8μm)が24時間持ちません。 日本の会社でめっきしたもの(めっき膜厚 約5μm)は十分持ます。 めっき膜厚が日本の会社より厚いのになぜ耐食性が悪いのかが判りません。また、耐食性を向上させるにはどのようにすればよいかアドバイスをお願いします。
- 締切済み
- メッキ
- ADC12の耐食性について
はじめて。 ADC12の筐体を使用した場合の、耐食性や塩水噴霧の時間について教えてください。金属・機構部品は専門外のため、判断に困っています。 文献を調べてみますとADC12は耐食性が優れている材質では無いと 記載されていますが、敢えて表面処理をしないで塩水噴霧試験をした場合の 良否判定時間はどのくらいで考えれば良いのでしょうか? おおまかで結構ですので教えてください。 また、ADC12の表面処理なし品(メッキなし)は、屋内の通常環境において変色、サビ等の外観変化に顕著なものがあるのでしょうか? 以上、宜しくお願いいたします。
- 締切済み
- 金属
- 耐食性試験
材料の耐食性試験では塩水噴霧試験で評価が取られますが弊社では表面処理鋼板(電気亜鉛メッキ鋼板)を屋内機器で使用するため湿潤試験を行いたいと思います。弊社では湿潤試験に関する文献が有りませんので試験方法に関する情報をお願いします。 因みに試験方法でISO 2081という情報(コードだけ)を入手したのですが詳細については全く不明です。
- ベストアンサー
- その他(表面処理技術)
- ハードクロム皮膜の耐食性
耐食性はキャス試験で評価が普通であるよう、ハードクロム皮膜のキャス試験で何時間まで耐食性が持つか、これに関する参考データを知れたいです。よろしくお願いします。
- 締切済み
- メッキ
- 装飾クロム鍍金の耐蝕性
よろしくお願いします。 ニッケルクロム鍍金の耐蝕性について詳しく知りたいのですが、良いサイトはありますか? ニッケル5μ+クロム0.1μ(2級?)で5%塩水噴霧24時間に耐えられるかが知りたいです。
- ベストアンサー
- 化学
- 三価クロメート処理と六価クロメート処理の耐食性時…
三価クロメート処理と六価クロメート処理の耐食性時間について 現在、RoHS対応により三価クロメートに切替を進めており、黒クロメート、ユニクロメート、有色クロメートのJIS Z2371塩水噴霧試験方法に基づいて耐食性データをとっています。そこで、JIS H8625を見ますとクロメート皮膜の耐食性データで白錆が発生してはいけない時間がのっていますが、赤錆が発生してはいけない時間という定義がありません。 もしご存知でしたらご教示頂きたいのですが、JIS Z2371塩水噴霧試験方法に基づいて黒クロメート、ユニクロメート、有色クロメートの白錆、赤錆の発生してはいけない時間はありますでしょうか。メッキの膜厚は、弊社の規格で亜鉛とクロム膜含め5~10μmの製品です。三価、六価両方あれば教えて頂きたくお願い致します。
- 締切済み
- RoHS/ELV/REACH
- 耐食性試験について
当方、自動車部品の鉄材料に防食性機能付与のため、 亜鉛めっき、亜鉛ニッケルめっき、カチオン電着塗装を施しております。 これら部品についての要求品質として、耐食性試験(塩水噴霧試験等)があります。 その耐食性は次のようなもので、JIS規格やメーカーの要望によって異なりますが、 例) 亜鉛めっき(8μ)+有色クロメート:SST○○時間で赤錆なきこと 亜鉛ニッケルめっき(5μ)+有色クロメート:SST△△時間で赤錆なきこと カチオン電着塗装(20μ):SST□□時間 このような自動車部品の耐食性試験時間は、実車の耐久性にして、 何年くらいを保障するものとして設定されたものなのでしょうか? お分かりになられます方、お教え願います。
- 締切済み
- メッキ
- 耐蝕性とは?またその弊害点は?
塩水噴霧等の耐蝕性試験の耐蝕性の目的は何なのでしょうか? 読んで字の如く、耐蝕性を検査するという事はわかるのですが、 理解ができていません。 また、塗装表面が腐食する事で発生する弊害とは、 どのような事が起こるのでしょうか? 客先からは、「屋外で使用するためSUSを使用する事」と言われ、 その上で、「耐蝕性は、塩水噴霧190h以上で以上が無い事」と、 コストアップの要求ばかりで、部品使用目的・要求性能の妥当性については、 「当社の規定ですから」のひと言です。 腐食の問題からSUS素材を使用する事は理解できるのですが、それならば、塗装は耐蝕性よりも、耐候性を検査するべきではないでしょうか? 反論しようにも、知識不足のため、 皆様の知識をおしえてください。 しばらくの間、放置プレー状態でしたが、結果がでましので、 書き込んでいただいた皆様のお礼を兼ねて、ご報告。 事の始まりは、「○○社の要求スペックと同じ塗装仕様で良い」のひと言からでした。 その後、「○○の仕様では、弊社の規定にそぐわない」と言われ、 スペック変更要求はされても、再見積は受け入れてもらえなかったのです。 結論として、今回のお客さんの会社の要求スペックは理解したので、 次回以降は、その性能を満たす塗装仕様で見積もり提示する事で落ち着きました。 (泣きました) 今回は、本当に勉強になりました。
- ベストアンサー
- 塗装
お礼
有難う御座いました。 参考にさせて頂きます。