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LPのCD化で音が違う理由は?

John_Papaの回答

  • John_Papa
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回答No.21

No.10です。 お礼ありがとうございます。 楽しんでいただけて捜した甲斐がありました。 j3100-pips のおしゃってる高音は、楽音で言うところの高音で高くても5KHz前後(平均律ならピアノの最高鍵盤で4186Hz)、オーディオマニアが気にする10KHz以上では無いと思いました。 CDは80年代に登場しましたが、私はプレーヤも音源も購入しませんでした。初めて買ったCDは今世紀入ってからです(苦笑)。 理由は、仕事でPCM録音してたから。デジタル上同じ規格であるはずなのに、初期の多くのCD音源の音作りは許容できるものでなかったから。 この当時既に、モニタースピーカーに過渡特性の良いYAMAHA NS10Mを使ってた事もあるでしょう。(NS10Mにはスピーカー固有の残響(付帯音)が少ないので、音源に収録された残響がよく判るのです) 『手間をかけず、ただ単純にテープの音をデジタル化する装置に通しただけ』なら喜んでCDを買ったと思います。PC所有歴40年という事もありますが、我が家に一度もCDプレーヤを所有する事無く今日に至りました。 No.10で紹介したURLのエンハンサー(商品名:エキサイターなど。あるミュージシャン曰く「音を固めるエフェクター」)は掛け過ぎですが、当時のCD音源はそれに負けない程の掛け過ぎでした。CD化する際にエンハンサーを掛けるのが業界の常識だったようです。この非可逆な加工が許容できなかったのです。 『CDの高音エネルギーは強力なので』というのも、エンハンサーが生み出した倍音がそう感じさせるものと思います。 これではライブコンサートに出かける音楽ファンや自分たちで演奏を楽しむ音楽家等に受け入れられる筈がありませんね。当然、私に録音を依頼されるお客様から「どうしてPCMとCDがこんなに音が違うのですか」という質問は有りました。 でも、ラジカセ等で聞くには良かったようで80年代後半では売り上げを伸ばし、ついにレコードのカッティングマシンを日本から一掃する事態に至りました。 『ハイレゾ対応だと高音を伸ばしたスピーカーは売り出しても、20Hzまで出るCDの低音対応をメーカーは全くやる気が無い。』こちらは、スピーカーの小型化と相関関係があるでしょう。20KHzで振動板が1mm動いて出せる音圧を20Hzで出そうとすると1000mm(=1m)動かなくてはなりません。例が極端で非常識な大音量になってしまいました(移動距離を1/100していただけると現実的な数値になります)が、同じ音圧なら振動板の単位時間あたりの延べ移動距離は同じなのです。極低音がまともに出せる小型スピーカーが存在しえない理由はここ(振幅距離が取れない事)にあります。鼓膜に近いゆえに微振動で良いイヤホンならできそうだし、現実にできてますね。 『電波になって宇宙を往復してくる間にずいぶん音はソフトに丸まっていて』、宇宙を往復してくる間の変化、だったらオカルトですが、コンプレッサーの重要な効果にそれがあります。物理特性がどうだというのももちろんあるのですが、聴覚特性を利用する(同名の機材でも癖が違う事になります)エフェクターの先駆けなのです。エンハンサーもそうですが上手に使えば元の音より好ましい音に作り変えてくれます。ダイナミックスが縮められた結果、起伏が穏やかになり、埋もれていた弱小音も聞こえるようになります(ノイズ処理で切り落とされない範囲に於いて)。 コンプレッサーには、倍音が若干失われるという逆エンハンサー的効果もあります。 どちらも不可逆加工であり、マニア用純オーディオ機材には含まれませんが、録音機材・放送機材・特に最近のデジタルミキサーにおいては重要な位置を締めます。 放送等で失われたダイナミクスを取り戻すと称するエキスパンダーも商品としては有りました。ほとんど需要はありませんけど一応所有してます。 できるだけ可逆的なコンプレッサーとエキスパンダーを組み合わせた方式ではテープレコーダーに使われたDBXノイズリダクションシステムが有ります。アナログの業務用ワイヤレスマイクにも同様の方式が使われてます。 また蛇足になりますが、過去にこのSNSで私が話題にしたくらいでしかハイレゾ問題で語られない事柄に、マイクの特性があります。 例えば、70年代80年代、神器であったNEUMANN U-87は「40Hz~16KHz」でした。テープ録音への障害(録音バイヤス周波数50k~200kHz)を考慮して、15KHz程度のローパスフィルターを入れたマイクも有ったくらいです。 2Tr38テレコが40KHzくらいまで録音できても、当時は20KHz以上の高音を供給できるマイクが無かったのです。今では作られていますが、まだ少数です。 でも、出口のスピーカーの方では100KHzまで出せるスーパーツイターがオーディオマニアにもてはやされたのも事実です。 そういう不合理を攻めてはいけないのがオーディオマニアの世界なのです。が、機会を見て釘を挿しておく事も必要と考えて、ご質問を利用させていただいてます。 最後に付け加えておきますが、最近某ミュージシャンから頂いたCDを聴きますと、昔の良きアナログマルチ録音のような自然さで仕上げられていました。 ま、なんでもかんでも魔法の秘薬、という中毒時代は終わって、それぞれの効果をうまく使いこなして新たな良いものにまとめ上げる時代になってきているのかもしれません。 SACDやハイレゾ音源を契機にエキサイター一辺倒の音源が考え直されたのだとしたら、SACDやハイレゾ音源も無駄ではなかったと思います。現在は差別化ビジネスの対象である44.1KHz16bitも本来の実力を再考されて行くでしょう。と、楽観的な希望を持っています。

j3100-pips
質問者

お礼

ありがとうございます!

j3100-pips
質問者

補足

えっ、自宅で生のCDを直接聞くより放送は周波数など規格通りでも音の鮮度が落ちているというのは宇宙を往復してくるからではなく放送局内の設備を通過してくるからが全てなのですか。 えーと、ミュージックバードはAPS設備を更新してプリエンファシス、ディエンファシスの工程を無くしたそうです。これが圧縮音になって音が悪いと文句を言ってたのが妙に近ごろ音が良くなったと感じていた理由のようです。また、これは昔からかもしれませんがトータル・コンプレッサーをかけてないそうです。これら私にはチンプンカンプンですが。 私のスピーカーはクロスオーバー7kHzで、普通はボーカルはツィーターからは聞こえません。ところがシュープリームスのダイアナ・ロスの声はツィーターからバンバン聞こえてきます。これに限らずツィーターからバンバン聞こえてくると極めて心地よく、これがオーディオ店で多数積み上げたのを順に聞いていってオッ!と思うほど妙なる美しい音だと感じて買い、店の社員(今は社長)に「輸入オーディオショーに行ったとは好きですねえ。そればあ好きやったら普通もっと高いスピーカー買うてますよ」と言われたくらい、壊れてもないのに買い替えるほどのスピーカーはなく、あってもとてつもなく高いので買えなくて今に至っている次第です。 ところが、この私が心地よさに震えている美しい高音を「高音がキツイ」と評した人がいます。その人が好む音を私が聞くと3~5kHzの辺り?の「高音がキツイ」のです。この時「高音がキツイ」という同じ言葉で人は全く違うことを言っている。こんな主観言葉で書いているオーディオ評論家の言うことは無意味と気が付きました。なお言うとソプラノサックスやシンバルの音は好きでアルトサックスは下手なシステムではやかましい、トランペットは下手なシステムでは耳に刺さる痛い音になる、バイオリンはハイファイで再現するのが最も難しい楽器だーーこれで私の高音はどんなものになるでしょう。 するとkimamaoyajiさんには反論するわけですね。

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