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ダンシルクロライドの合成について

初めまして。分析科学を専門としている者です。 蛍光誘導体化試薬として有名なダンシルクロライドですが,合成することになりました。 論文を参考にかれこれ1ヵ月取り組んでいるのですが,一向にそれらしきものができません。 以下に論文の方法を記載します。 5-amino-naphthalene-1-sulfonic acidを出発物として,THF中塩基性条件 (NaHを加えて) CH3Iと還流3hにより反応させる。還流3h後,クエンチのため水を加えさらに濃塩酸を加える。このとき黄色の沈殿物が中間体の5-dimethylamino-naphthalene-1-sulfonic acidであり,吸引ろ過にて固体を採取する。続いて,得られた中間体と五塩化リン (PCl5) をトルエン中,室温で固体がなくなるまで撹拌する。固体がなくなったら反応溶液を冷水にあけ,酢酸エチルで2回液―液抽出する。有機層を採取し,溶媒留去を行う。残渣を順相カラムクロマトグラフィー (ヘキサン-酢酸エチル 95:5,v/v ) に付してDansyl Chlorideは得られる (論文上では収率76%) 。 合成の知識に乏しく,また勉強不足であることも反省しております。スルホン酸化合物はTLCで追いづらく,中間体の合成の段階でNMRを取っていました。中間体の生成は確認できました。しかし,その後の反応を経て液-液抽出し溶媒留去してもほとんど残らないため,2段階目の反応がいっていないのか抽出で上手くいっていないのかのどちらかだと考えています。 以上の条件でDansyl Chlorideは合成可能なのでしょうか?詳しい方,よろしくお願いします.。

noname#226641
noname#226641
  • 薬学
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みんなの回答

  • lupin__X
  • ベストアンサー率82% (279/337)
回答No.1

通常、論文の方法で合成可能と判断します。 ・あなたが行なった合成手順が明確でない。論文の方法しか書かれてない。 ・1ヶ月とあるが回数が不明。比率や温度を変えたのか。 ・五塩化リンとの反応で原料のままなのか別のものができたのか不明。 ・うまくいかなかったとして、なくなるわけがないのに調べられてない。 ・実際に見た先輩や上司(指導教官)がいないのか。 直接見てない人に掲示板で聞いても的確にわかると思いますか。 ・おそらく薬学部卒で、分析専門といっても機器がほとんどやってくれて 物質を直接扱う経験が圧倒的に少ないと推理します。 ・たとえば、合成に使う溶媒は、数日以内に水分除去・乾燥条件で蒸留 したものを使う等、論文に書く以前の常識的なことは行なっていますよね。 ・Wikiには、改良として PCl5 の代わりに POCl3 でいいとかある。 (当方は、実際の論文閲覧や実験できる環境にはないが) ・dansyl chloride は、市販されており、わざわざ合成する意味は、 大量に必要で効果になるため or 同位体導入で合成するためとか。

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