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ひとつの物語を別の人物の視点で描いた連作小説

ひとつの物語を、さまざまな人物の視点から描いた連作小説でご存知の作品がありましたら教えてください。 たとえば氷室冴子さんの「なぎさボーイ」「多恵子ガール」「北里マドンナ」ってそんな作品だったかしらと思います。 また最近、そのようなタイプの小説が同時刊行されると新聞小説で見た覚えがあるのですが、残念ながら書名を失念してしまいました。

  • aoneko
  • お礼率90% (100/111)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nemosan
  • ベストアンサー率22% (582/2598)
回答No.3

質問にあるような多数の視点から物語りを描く手法を「ザッピング」と言います。 「ザッピング」や「ザッピング形式の小説」という名詞で検索をしてみると、色々探れると思います。

aoneko
質問者

お礼

ザッピング、というのですか!  そんなジャンルがあったのですね。 いただいたヒントを元に調べてみました。 zap=すばやく動かす、から派生して、 1)テレビのチャンネルをすばやく替える 2)ひとつの事象をさまざまな視点に切り替えて読み解く などといった意味を持つのですね。 「街」や「SIREN」といったゲームが確かにこの手法でした。 さまざまなメディアでこの「ザッピング」の手法がとられているのですね。 大変勉強になりました。 ありがとうございます。

その他の回答 (10)

  • yenen
  • ベストアンサー率27% (16/59)
回答No.11

角田光代さんの「空中庭園」なんていかがでしょう。 羨ましいほどの才能を持った作家さんだと思います。 この表紙の画も要注意です。読み終わった後に眺めてみてください。 「冷静と情熱のあいだ」、私も読みました。 映画になりましたよね。 実はこれ、ラジオドラマになったのご存知ですか。 J-WAVEとどこかのAM局が同じ時間に、辻版、江國版を流しました。ラジオを二つ用意して、交互に話す二人の主人公の声を聴くという企画。短かったけど、とても面白かった。確か今、同居離婚とかで騒がれている二人の声だったと思います。

aoneko
質問者

お礼

レビューを拝見したところ、『空中庭園』は家族小説。 章ごとにそれぞれの視点を変えて、とある家族の姿が描かれているのですね。 まだ拝読したことはなかったのですが、角田光代さんの筆の力って自然にみえて、ものすごい力があるとの評を多く目にいたしました。 読む前からファンになってしまった気分です。 これは一日も早く読んでみなければなりません。 本当にありがとうございました。 『冷静と情熱のあいだ』がラジオドラマになったことは存じ上げておりませんでした。 なんて遊び心いっぱいの企画だったのかしら。 主演はあのお二人だったのですか。 今聞いたら、また一味違ったイメージが膨らみそう。

  • milch1114
  • ベストアンサー率10% (1/10)
回答No.10

ミステリー系ですが宮部みゆきの『模倣犯』なんかいかがでしょう?映画化されましたが映画より本の方がすごい比べられないほどおもしろいです。オススメです!

aoneko
質問者

お礼

映画で『模倣犯』を観て、やや拍子抜けの感想を持っていたのですが、原作はかなりおもしろそうですね。 ザッピングを味わうなら、やはり文章で読むのがおいしそう。 ありがとうございます!

  • kokubyaku
  • ベストアンサー率26% (7/26)
回答No.9

はじめまして。  電撃文庫ででている、上遠野浩平「ブギーポップは笑わない」がおすすめです。

aoneko
質問者

お礼

はじめまして! あっ。本当ですね。 最初の数冊かを読んでみたことがあったのですが、確かに、違う人物の視点から同じ時間を行ったり来たりする巧妙な構成が印象的でした。 ブギーポップシリーズもさりげないザッピング手法がとられていたんですね。 ご指摘がなければまったく気づかないところでした…。 早速続編を読まなければ。 本当にありがとうございました。

  • Yumikoit
  • ベストアンサー率38% (849/2209)
回答No.8
aoneko
質問者

お礼

私こそ早とちりしてしまってごめんなさい。 (-_-;)つ ジョーではなくジョーのお父さんが活躍するのですね。 山田風太郎ばりのはちゃめちゃアクション、かなり私の好みかも。 ありがとうございました。

  • gooyasyas
  • ベストアンサー率23% (3/13)
回答No.7

#1です。福田章二(後の庄司薫)の「喪失」も、二人の視点から書かれた節が交互に出てくる構成であったと記憶しています。別々のテキスト、ではありません。

aoneko
質問者

お礼

再びのご投稿、ありがとうございます! 庄司さんはこの作品で中央公論新人賞をとられたのですね。 芥川賞以前の経歴をまるで存じておらず、ちょっと複雑な作家遍歴をお持ちだったことを初めて知りました。 今も手に入るようですので、ぜひ読んでみますね。

  • Yumikoit
  • ベストアンサー率38% (849/2209)
回答No.6

高千穂遥の 「ダーティペアの大乱戦」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4257770015/250-4965185-3693068 と 「ドルロイの嵐―クラッシャージョウ別巻〈2〉」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4257770015/250-4965185-3693068 も同じ一つのストーリーをそれぞれの視点で書いたもの、ですね…。

aoneko
質問者

お礼

おや! ダーティペアとクラッシャージョウとの共演作なのですか。 Amazonのレビューがまったく同じですね。 なんておもしろい! 素敵な作品を紹介くださってありがとうございます。

  • mshr1962
  • ベストアンサー率39% (7418/18948)
回答No.5

「なぎさボーイ」「多恵子ガール」「北里マドンナ」は 同じ話を視点(語り手)を変えていたもので私も読んでいます。 (しばらく見てなかったので本棚に埋もれてますが...) 複数の視点(語り手)で同時進行する小説ということですよね。 シドニィ・シェルダン「真夜中は別の顔」アカデミー 出版 江國 香織&辻 仁成「冷静と情熱のあいだ」角川 ザッピングノベルで検索した方がいいかもしれません

aoneko
質問者

お礼

シドニー・シェルダンの「真夜中は別の顔」もザッピングノベルなのですね。 二人の女性の視点から描かれているとレビューに書かれてありました。 現代小説に関してはかなり読み不精なので、このベストセラーもまだ目を通していなかったのです。 たいへん参考になりました。 ありがとうございます。

回答No.4

冷静と情熱のあいだ ってそうじゃありません? たしか、作家さんが2人それぞれ男と女の視点から書いていたような気がします。

aoneko
質問者

お礼

あ、そうですコレです、新聞広告に掲載されていたのは。 辻仁成さんと江國香織さんが書かれた作品ですね。 有名な作家さんたちなのにド忘れしてしまっていてお恥ずかしい。 質問文には「新聞小説」と書いてしまっていました。ごめんなさい。質問の意図を汲み取ってくださって感謝です。 ありがとうございました。

回答No.2

質問者さんが探しているものとは違うけど、 井上夢人の「99人の最終電車」も さまざまな視点ですよね。

参考URL:
http://www.shinchosha.co.jp/99/
aoneko
質問者

お礼

井上さんはWebで小説を公開なさっているんですね。 Webならではの構成、とても面白そう。 これからゆっくり拝読してみます。 ご紹介くださって本当にありがとうございました。

  • gooyasyas
  • ベストアンサー率23% (3/13)
回答No.1

有名すぎ、古すぎかもしれませんが、「羅生門」がそうですよね。

aoneko
質問者

お礼

ありがとうございます。 有名でも古くても大歓迎ですよ。 「羅生門」とは黒澤明監督の映画のことですね。 その原作となった芥川の「藪の中」が小説としては有名ですね。 真実はひとつとしても、視点が異なればいくつもの事実が存在するというテーマは、初めて読んだ当時はたいへん衝撃的でした。 今回は、ひとつの物語を複数のテキストによって書かれたものを探しておりますので、他にもご存知でしたらお寄せくださいませ。

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