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遠心力の考え方について

shiaraの回答

  • shiara
  • ベストアンサー率33% (85/251)
回答No.8

慣性の法則を満たすためには力のつり合いが必要なので、張力と反対方向すなわち外向きに力が作用しているとしなければなりません。それが遠心力ということです。 考え方は合っています。ただ、私としては、「慣性の法則を満たすために」ではなく、「運動の法則を満たすため」と考えるべきと思います。なぜかというと、「慣性の法則」とは、慣性系を規定するためにある法則だと考えるからです。つまり、「慣性の法則」が成り立つ系が慣性系だということです。加速度系では「慣性の法則」は成り立ちません。どういうことかというと、力が働いていないのにも関わらず、加速度系では運動が変化します。ここで言う力とは、その源が分かっている力のことで、例えば重力がそうです。力が働いていないのにも関わらず運動が変化する、というのでは、運動の法則が成り立ちません。そこで、慣性力という力が働くものと考えると、運動の法則が成り立つことになります。 もっとも、慣性系での運動方程式を加速度系に座標変換すれば、必然的に慣性力が式の中に表れます。運動方程式を座標変換した時に生じる余分な項を慣性力と言っているということです。これは、曲線座標系へ変換したときにも現れるもので、例えば、直交座標系から極座標系へ変換すると、径方向に遠心力の項が現れます。

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