マクスウェルが電磁波=光と気づけた計算過程

このQ&Aのポイント
  • マクスウェルが自分で発表した電磁波の方程式(Maxwellの方程式)から、電磁波の伝搬速度を算出したところ、その計算値が当時すでに実験で知られていた光の速さと一致したことから電磁波=光ということを予見したといわれていますが、その経緯が腑に落ちません。
  • マクスウェルの方程式と波動方程式を組み合わせて、電磁波の伝搬速度を算出する方法がありますが、波動方程式はマクスウェルが1879年に没した後20世紀に入ってから考案されたものとされています。
  • 実際にマクスウェルがどのように電磁波の伝搬速度を算出したのかは詳しくはわかっておらず、波動方程式以外の計算式を組み合わせて算出したと考えられています。詳しい算出過程について記載された情報はまだ見つかっていませんが、研究者が行った研究や解説記事などで詳しい情報が得られる可能性があります。
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マクスウェルが電磁波=光と気づけた計算過程

マクスウェルが自分で発表した電磁波の方程式(Maxwellの方程式)から 電磁波の伝搬速度を算出したところ、その計算値が当時すでに実験で知られていた 光の速さと一致したことから電磁波=光ということを予見したといわれていますが その経緯が腑に落ちません。 下のURLでは13.2.1以降でマクスウェルの方程式と波動方程式を組み合わせて 電磁波の伝搬速度を算出していますが、波動方程式はマクスウェルが 1879年に没した後20世紀に入ってから考案されたもののはずです。 (考え出したのはシュレディンガーだったかと思うのですが) http://www.th.phys.titech.ac.jp/~muto/lectures/Gelmg06/Gem_chap13.pdf ということは実際には波動方程式以外の計算式と組み合わせて算出したということになりますが 実際のところどうやって算出したのでしょうか? (算出過程が書かれたサイトなどがあると助かります) よろしくお願いします。

  • R958XX
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質問者が選んだベストアンサー

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noname#231195
noname#231195
回答No.2

>考え出したのはシュレディンガーだったかと思うのですが ちがいます。 波動方程式というのは偏微分方程式の形式の一つである、双曲型偏微分方程式の一種です。ダランベールの解という言い方があるように、波動方程式そのものは古くから研究されてきたものです。 おそらく波動方程式と波動関数を混同されているのです。波動関数はシュレーディンガー方程式の解を言います。

R958XX
質問者

お礼

シュレディンガー方式は波動関数のことだったんですね。波動関数と波動方程式をごっちゃにしてました。ありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • phosphole
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回答No.1

質問者さんが書かれているのはシュレディンガー方程式のことですよね? 波動方程式という言葉は、別にシュレディンガー方程式のみを指すのではありません。 一般に、波の動きを記述した方程式のことを波動方程式と呼びます。 水(あるいは他の流体)の波や、弦の振動、あるいは電磁波など。 シュレディンガー方程式は粒子の存在確率を記述する方程式ですが、ちょうど波の方程式と同じ形式になっていますので、波動方程式の一種です。 なので、逆に「波動方程式」とだけ言っても、議論の流れで自明な場合(たとえば量子論の話をしていたとか)でない限り、シュレディンガー方程式のことを意味するとは限りません。

R958XX
質問者

お礼

ありがとうございます。波動方程式か必ずしもシュレディンガーじゃないという点、注意します。

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