自衛権とは?

このQ&Aのポイント
  • 自衛権は日本の権利であり、個人の権利でもある。
  • 自衛権は軍隊を使わず、警察力やゲリラなどによる武力的抵抗を意味する。
  • 自衛隊は日本の軍隊であり、攻めるためではなく国を守るために存在する。
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自衛権とは?

自衛権とは? 私は改憲派で、その理由が以下です。 まず日本では交戦権は認められていませんが自衛権は認められています。 私の認識では、自衛権というのは、本来は、軍隊を使わず、警察力や民衆のゲリラなどによる武力的抵抗を意味する。日本では自衛権は認められるが、軍隊の存在は認めない。自衛権とはあくまでも国家の権利ではなくあくまで国民個人個人の権利である。 という認識です。 そして私は自衛隊は軍隊だと認識しています。 となると、もし日本が他国から攻められた際、日本は自衛隊を使って応戦することは違憲です。自国を守ること(が目的の戦争をすること)を認められていないなんて、怖すぎます。だから私は改憲派です。 しかし、この私の自衛権の認識は間違っているのでは?と自信をなくしてしまいます。 自衛権とは、この認識で正しいのでしょうか? 教えてください、お願いします。

noname#215994
noname#215994

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.8

質問者さんの仰有る通り「自衛隊は軍隊」です。誰が何と言おうが歴とした軍隊ですし、また国防に特化すると言う条件下では通常兵器や装備に関して言えば海軍力は米国に次ぐ世界第2位の強力な実力を備えています。 そんな軍事組織を「軍隊ではない」と言う方がおかしいのです。 そしてその軍隊である自衛隊を日本国民は否定していない、主権者たる国民が否定していない「軍隊である自衛隊」を保持しているのに「ダメダメ憲法9条」は「陸海空の戦力はこれを保持しない」と記している。 この時点で憲法9条の条文は「死文化」している訳です。 もっと言えば日本国憲法を作って押し付けてくれた米国様が「軍隊を持て」と自衛隊の前身である「警察予備隊」を日本国に組織させた訳です。 またとても不思議なのは、全世界の国の政府や国連までもが「自衛隊を軍隊」と認めているだけでなく、自衛隊を日本国憲法に違反していると言わないのです。 あの韓国や中国までもがです。 そうなんです、自衛隊を違憲だとか言ってるのは日本人だけだと言う事が更なる驚きです。 これは本当に笑ってしまいます、集団的自衛権に関しても全世界の国が持つ当たり前の権利で国連憲章でも謳われている物を日本人だけが否定しています。 軍隊である自衛隊は違憲じゃ無いけど全世界の国が当たり前で行使出来る集団的自衛権は違憲である……と言ってる日本人の左派の「頭の悪さ」には大笑いさせられてしまいます。 何処の国の憲法もその国柄を顕す最も重要な部分は各条文ではなく「前文」なのです。 そして日本国憲法の前文はザックリ言うとこんな事を記しています。 「日本は世界平和を乱す者に対して各国と共に協力しあって対応し、その中でも責任ある地位に立って貢献して行く事を誓う」と……。 つまり、日本国憲法前文は軍事力で世界平和を乱す国に対して各国と集団的自衛権を行使してそのリーダー的立場で対応しろと言ってるのだから、その崇高な理念と齟齬を来す「ダメダメ9条」は日本国憲法の「前文違反」なんです だから、最低でも9条だけは「改憲」しなければ世界一へんてこな憲法と笑われてしまうのです。 answer 国の持つ自衛権と国民個人の自衛権を間違って理解してるね、日本国政府は主権者たる日本国民の「生命、財産」を侵略から護る義務を負っている。 その義務を国と政府は「完遂」しなければならない、自衛権は国民個人ではなく、国が所持する権利と義務なのです。

その他の回答 (8)

  • 92128bwsd
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回答No.9

憲法9条には無理があるので、改正すべきと言うのは最もなご意見です。 自衛隊が違憲かどうかは議論はあっても、例えば外国の人から見て、日本が持たないはずの軍隊であることは間違いない。これを自衛隊だから軍隊では無いと言うのは詭弁と思います。 日本は戦争を放棄しているので、日本国内だろうが戦争はしてはいけないのですが、自衛権は持っていると言うのは大方の見方。ここは自衛隊の話とはちょっと違います。では軍隊も持たずに戦争もせずにどうやって自衛するのかが議論ですが、常識的に考えて、自衛に限れば交戦しても良いだろうと言うところまではそう無理ではない解釈と思います。 いずれにしても一度整理したほうが良いのですが、ところが改憲と行った時に、自民党や右派正当がいているのは、間違いなく戦争をしない国から堂々と戦争をできる国にすると言うことで、まじめに今の憲法の矛盾を修正するために改憲しましょうと言う主張があったとしてもまずかき消されます。なので、改憲反対の野党は、今の憲法に矛盾があることをわかっていても、改憲に反対するのだと思います。 そもそも、自民党もそうだし野党もそうなのですが、これから50年-100年の世界の枠組みがどうで、日本がその中でどうなっていたいのかというビジョンと戦略の議論が全くされていないですね。 憲法9条と言うのは、誰が作ったか作らされたかに関わらず、例えば日本が他国から侵略されるようなことが起こったとしても戦争と言う手段には訴えず別の方法で解決しようとすること、武力は最小限で我慢すると言う、国民の覚悟と信念を書いている物と思います。その覚悟を、中国がちょっと乱暴になったからと言って変えてしまうのであれば、もともと大した覚悟じゃなかったと言うことでしょう。その辺の議論・確認ができていないと思います。 同じ敗戦国のドイツがどう言うポリシーと役割で軍隊を持っているのか、永世中立国のスイス軍がどれだけの危機感で訓練をしているかなど、勉強しないといけないこともたくさんあると思います。

noname#218039
noname#218039
回答No.7

主さんの仰る通りです。 もともと憲法9条は自衛権も自衛隊も認めてません。 個人が保有する権利である「自然権」を国家に引用して自衛権を認め、合憲とする拡大解釈による政府見解で自衛隊の存在があるわけです。 自衛隊は警察予備隊から進化した部隊であり、マッカーサーの指示で編成されました。 安保関連法成立するまでの自衛隊は平時において武器の使用を認めてましたが武力行使は出来ませんでした。 武器の使用は警察権の範囲内で正当防衛か緊急避難以外は認めてません。 しかし、空自のスクランブル発進の際の武器使用で危害射撃は例外ではないかな? 海自の海上警備行動はあくまでも海保の代行であり、軍事行動ではありません。 自衛権容認とする解釈が自衛隊の存在を認め年代ともに徐々に拡大解釈されかつ国際情勢に合わせて限定的集団自衛権容認へと進化したと思います。 そもそも認められないかグレーの部分があったから、解釈論が必要なんですよ。 普通に考えれば、自衛権も自衛隊も違憲だったと言うことです。 政府は「緊急事態条項」というものを憲法に追加する憲法改正を狙っているそうですが、やはり、現行法のままでは都合が悪いと政府も認識している証拠だと思います。 もともと安部政権は安保関連法や去年の閣議決定した限定的集団自衛権容認など以前からこの「緊急事態条項」に注目してましたね。 したがって、主さんは考えている方向性は間違ってません。 しかし、自衛隊を違憲とする最高裁の判決は「政治判断に委ねるものとする」旨と言い渡しました。 即ち、憲法論は違憲でもどの政党も国民も自衛隊を認めてますので合憲と判断して良いかと思います。 したがって、専守防衛の為、自衛隊が応戦することは現在のところ、違憲ではないと判断するのが妥当だと言うことです。

回答No.6

いいえ 自衛権とはその名のとおり 自分たちで防衛する権利 です 日本から戦争を仕掛ける事は認められてませんが 武力攻撃を受けたら自衛権を発動して反撃する事は別に違憲ではなく どの国にも認められた正当な権利です 「攻撃してくる相手を敵とみなし、反撃するのは正当な自衛権の行使です」と 自衛権に関する答弁で大臣が言ってますから

  • kohichiro
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回答No.5

>私の認識では、自衛権というのは、本来は、軍隊を使わず、警察力や民衆のゲリラなどによる武力的抵抗を意味する。日本では自衛権は認められるが、軍隊の存在は認めない。 様々な解釈がありますが、今の一般的な解釈は上記ではなく、日本の国土と国の機能を保持するための最低限の暴力装置は許されるということです。もちろんそうして保持している自衛隊は国土を守るため以上の過度な装備や規模にならないように(現状では)適切にコントロールされているという認識です。自衛隊は軍隊ではないということになっています。 >自衛権とはあくまでも国家の権利ではなくあくまで国民個人個人の権利である。 国家とは?という観点から、国民個人の権利を主体とするということではあっても、それを守るための国家と言うくくりが重要だという考えもあります。なので、仰る考え方は一般的ではありませんね。 憲法9条自体が字義通りに守らねば成らないもの(準則)ではなく、ひとつの理想を示している(原理)だということです。他にも表現の自由というようなものもそれですが、要は戦争は地獄であるという認識から、国が正規の軍隊を持つことはそれにつながることから、極力それを避けようという考えです。もちろん自由と人権の考えが様々な矛盾をうむために、それぞれのケースで例外をきめているように、平和を維持するのは国軍を作らないだけでは困難です。その代わりの民衆の武装、パルチザン戦争を認めることでかえって国内が悲惨な状況になることもありえます。 私は日本の現状は悪いものではないと思っています。単に文字づらが現状に合っていないというだけで戦争忌避を原理とする現在の憲法9条を改悪する理由はありません。

回答No.4

一般的な解釈としてはあきらかに間違えているけれども、どう解釈するかはあなたの自由。 ただし間違えているなら修正する必要があるので、もっと国際情勢を勉強なさることをお勧めします。

noname#230414
noname#230414
回答No.3

解釈の間違い。 国家が武力攻撃を受けた場合は、直接に攻撃を受けていない第三国が協力して共同で防衛を行う国際法の権利。 直接攻撃を受けている他国を援助して共同で攻撃に対処する。 国家が自己にたいする急迫・不正の侵害を排除する為にやむをえず必要な行為を行う国際法の権利、此れにより他国の法益を侵害することになるが、こうした行為が当該侵略を排除するために必要限度内であれば違法性は限却され、賠償などの義務は生じない。 国際法で認められています。

  • mpascal
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回答No.2

そもそも、自衛の為の交戦権まで認めていない憲法に問題があるのでょうね。

  • yymddttmm
  • ベストアンサー率34% (31/91)
回答No.1

>自衛権とは、この認識で正しいのでしょうか? どのように認識するかはあなたの自由です。 一般的解釈としては間違っているでしょう。

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