• 締切済み

フォーカシングと来談者中心療法の違い

こんにちは。 来談者中心療法とフォーカシングの 理論的な違いを教えてください。 私は、最近、パーソンセンタード・セラピーの フォーカシング派のキャンベル・パートン氏が書いた 「パーソンセンタード・セラピー・フォーカシング指向の観点から」 という本を読んで、 来談者中心療法とフォーカシングの違いが、 分からなくなってきました。 この本を読んで来談者中心療法とは、 フォーカシングではないのかと思ったんです。 カール・ロジャーズ氏の言うカウンセラーの3条件も、 クライアントがフォーカシングモードに入るための 準備作業であるという説明があったと思うんですが、 まさにそうじゃないかと思ったんです。 説明的にはカール・ロジャーズ博士の自己理論より、 フォーカシングの理論の方が クライアントの症状や変化の理由について 正しく説明できているんではないかと思ったんです。

専門家の回答 ( 2 )

回答No.2

度々。 >さらにフォーカシングにおいては ではなく、 →両者において共通するのは、 で訂正しますね。 ご指摘ありがとうございます。

kirakiraaruku
質問者

お礼

そうだったんですね。 回答、ありがとうございます。

吉田 修(@osamucom0409) プロフィール

産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会) 吉田修(株式会社Dream・Giver) ■ご質問者・みなさまへ■ コーチング最新メソッドを使い、自分でできる、気持ちの切り替え方法をご提案しま...

もっと見る
全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.1

こんにちは。 読ませていただきました。 その通りだと思います。 カウンセリング、又はコーチングでもそうですが、一言でいうとフォーカシングでいうフェルト・センスというような漠然としたものに形を与えること、言葉にならないものに言葉を与えるプロセスが、セッションであるといえると思います。 カウンセラーの3条件については、若干異論もあるのですが、 「共感的理解」 「無条件の受容」 「自己一致」 この3つがないと、そもそもセッションは成り立たないのですし、クライアントさんは立ち去ってしまうと思います。 このような意味で来談者中心療法はあらゆるセラピーの基本中の基本だというのは間違いないと思います。 さらに、フォーカシングにおいては、現在未完了の課題があるとしても、クライアントさんには自らの力で解決・解消できるだけの力と様々なリソースがあり、これをつかって何とかすることが出来るとセラピストがクライアントさんを信じることで変容を引き起こさせるということだと思います。 ただ、フォーカシングの場合は、西洋のロゴス中心主義なところが色濃く出ており、フェルトセンスにぴったりくる言葉を重要視するという点において、来談者中心療法が明確に言わなかった特徴があると思います。 とすると、私たち日本人はこのロゴス的なものが西洋人に比べて未発達なところがありますので、ちょっと苦しいかなぁ…、という印象がありますし、もっと言葉から自由に自己を表現させるという点において導入された箱庭療法が広く普及したのもそういうところがあると思います。 したがって、 >フォーカシングの理論の方がクライアントの症状や変化の理由について正しく説明できているんではないかと思ったんです。 とおっしゃられるように、説明としてはフォーカシングは言語化しやすいんですね。 ついでですので述べさせていただきますが「共感的理解」については、若干異論があります。 本当は、セラピストはクライアントの内面に飛び込んでしまったほうがいいんだと思います。 本来「無条件の受容」というのであれば、「共感的理解」というクライアントと若干距離のある対応はとれないのではないか。 あなたが例えばテレビゲームに夢中になっていたとして、共感的理解では、 「テレビゲームが楽しいのですね」 ということになりますが、そんなことを言われてどう思いますか? ゲームのじゃまだからどっか行ってくれない?といわれるのがオチだと思います。 そうじゃなくて、セラピストも一緒になってゲームの世界に飛び込む! これでこそ「無条件の受容」なのではないか。 そのうえで、一緒にゲームに夢中になりながらも現実の様々な課題があることを意識しながらどうしていったらいいかということもちゃんとわかっているというのが「自己一致」。 そういう態度をとることが出来てこそ、じゃあ、この夢中になってゲームを楽しんでいるこの感覚をほかのことに生かすとすれば、どうすればいい? という質問が初めてできるんだと思います。 私だったら、おぼれている人がいたら、岸から頑張れというのではなく、やっぱり飛び込むんだと思うんですね。 そのうえで一緒におぼれてみる。 しかし、やっぱり岸にたどり着かないことにはこのまま一緒におぼれてしまうので、おぼれながらも冷静でいられるというのが「自己一致」なのですし、セラピストの価値なんだと思います。 やっぱり最後は努力と根性と忍耐でもあるのですけど。 答えになってましたか?

kirakiraaruku
質問者

補足

回答、ありがとうございます。 大変、参考になりました。 上から15行~18行目の文章はフォーカシングについて 説明されてるんですか?

吉田 修(@osamucom0409) プロフィール

産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会) 吉田修(株式会社Dream・Giver) ■ご質問者・みなさまへ■ コーチング最新メソッドを使い、自分でできる、気持ちの切り替え方法をご提案しま...

もっと見る
全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 来談者中心療法

    カール・ロジャーズの著作や療法を解説した本を読んで 来談者中心療法を受けたいと思ったんですが、 大阪や京都でお勧めのカウンセラーがいたら教えて下さい。

  • 来談者中心療法の諸派について

    こんにちは。 私は、自らの精神的な悩みから 来談者中心療法を受けようと思っています。 この療法は考え方の違いから、 古典派、フォーカシング派、プロセス体験派に分かれていますが、 どれが正しい理論だとみなさんは考えていますか? 意見を聞かせて下さい。

  • クライアント中心療法が理解できる本

    こんにちは。 私は、自分の精神的な悩みから クライアント中心療法を受けようと思いまして、 カール・ロジャーズ博士の本を読んだのですが、 彼の文体や文章が難しくて 今一つ理解が出来ませんでした。 そこで、クライアント中心療法が理解できる おすすめ本があったら私に教えて下さい。 クライアント中心療法関連の本は かなり読んでみました。

  • 来談者中心療法の自己理論について

    こんにちは。 私は、自らの精神的な悩みから 来談者中心療法のカウンセリングを 受けようかと思っています。 関連書を読んでいて思ったんですが、 来談者中心療法の自己理論、自己概念と経験の不一致が 人間の心理的問題の原因だという理論は 間違った理論ですか? フォーカシングの本を読んでいてそう思ったんですが、 どうですか? みなさんはどう思っていますか?

  • 来談者中心療法の自己理論について

    こんにちは。 私は、自らの精神的な悩みから 来談者中心療法のカウンセリングを 受けようかと思っています。 関連書を読んでいて思ったんですが、 来談者中心療法の自己理論、自己概念と経験の不一致が 人間の心理的問題の原因だという理論は 間違った理論ですか? フォーカシングの本を読んでいてそう思ったんですが、 どうですか? みなさんはどう思っていますか?

  • クライエント中心療法を受けた感想を教えて下さい

    今日は。 私は、精神的な悩みが原因で、 カール・ロジャーズ博士が創始した クライエント中心療法を受けようと考えています。 そこで、この療法を受けた方がいらっしゃれば、 感想や体験談等を教えて下さい。

  • 非構成的エンカウンター・グループについて

    来談者中心療法の創始者、 カール・ロジャーズ博士が始めた 非構成的エンカウンター・グループについて どう評価していますか?

  • ロジャーズ学派について

    来談者中心療法の創始者、 カール・ロジャーズ博士の自己理論、 「自己概念と経験の不一致が人間の心理的な悩みの原因である」 という理論は、 現在では、心理学の世界や心理カウンセラーの間では、 どんな評価を受けていますか?

  • どこまで質問していいですか・・・

    こんにちは。 私は、現在、心理的な悩み、症状があり、 近い内に、来談者中心療法のカウンセリングを 受けようと思っています。 そのために、今、臨床心理学の本を読み漁って、 自分の心理的な悩み、症状が どういう原因で起こっているのか、 また、現象学やフォーカシングの本を読んで、 来談者中心療法とフォーカシングの違いについて 調べているところです。 こういう事は、心理カウンセリングを受ける時に、 カウンセラーの先生に聞いてもいいんですか? 来談者中心療法とフォーカシングの違いとか、 自分の悩み、症状がどういう原因で起こっているのか、 フォーカシングの理論的な成り立ちとか、 カウンセラーの先生に質問してもいいんですか? 「自分で調べろ」と言われそうなので、聞けないと思い、 臨床心理学の本を読んで、自分で調べ回っています。

  • フォーカシングについて(心理療法)

    こんにちは。 私は、自らの精神的な悩みから フォーカシングという心理療法を 受けようと考え、 関連書を読んでいるのですが、 創始者が哲学者という事もあり、 理論的な面が難解で理解ができません。 そこで、このフォーカシングを 理論的に理解できる本を教えてください。 ちなみに哲学に関して私は全くの素人です。