法人の有価証券評価益の税務リスクについて
- 法人の有価証券が評価益となる場合、売却時にも税金が発生する可能性があります。これは個人の場合と異なる特徴です。
- 評価益が続いた場合でも、最終的に売却時に購入額と同額だった場合、現金としては増減していないにもかかわらず税金を支払わなければなりません。
- 評価替えをするため、保有中の評価額が変動する可能性があります。そのため、売却時点での保有中の評価額にも注意が必要です。
- ベストアンサー
法人で有価証券が評価益として評価されるリスク
個人の場合は、株式の評価損は税務上の損益としては勘案されないと思いますが 法人の場合は勘案されてしまうと思います。 ここで思ったのが 2期保有した株が評価益を続け、最終的に売却時に購入額と同額だった場合は 現金としては増減していないにもかかわらず税金としては払うという自体になるのではと 思ったのですがいかがでしょうか? 購入時 1000円 1期目1100円 ・・・ 100円分利益を課税対象 2期目1200円 ・・・ 100円分利益を課税対象 3期目1000円で売却 売却益なし。 調べていると評価替えをするので、3期目で1000円で売却した際に、200円の損という 計算になるのかもと思いましたがはっきりしておりません。 売却益目的であっても個人と異なり、保有中の評価額にも注意が必要なのか、 売却時点で保有中の変動は基本的に無視できるのか気になっています。 (保有中に少なくとも一時的に評価額が納税額に関わる点までは把握しております) アドバイスいただけますでしょうか。
- sarusearch
- お礼率73% (101/137)
- 財務・会計・経理
- 回答数2
- ありがとう数2
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
売買目的有価証券は主に短期的な価格の変動を利用して利益を得る目的で所有する有価証券ですが、これらの有価証券は時価法が適用され、時価と帳簿価額との差額が評価益又は評価損として税務上の益金又は損金の額に算入されます。 有価証券の期末評価についてQ&A http://www.ootaka.or.jp/tax/tax021.html ただしこの有価証券は短期保有が目的であり、その最終的な処分のときの損益でそれまでの課税関係はすべて相殺されます。 従って評価益への課税は一時的な税の前払いにすぎません。 売却益の課税分の期間的な配分に過ぎないということで、合計は同じです。
その他の回答 (1)
- moha91
- ベストアンサー率58% (125/212)
>現金としては増減していないにもかかわらず税金としては払うという自体になるのではと 思ったのですがいかがでしょうか? 売買目的で所有している株券が会計期間内で出した評価益は、質問者様の書かれている通り課税対象となります。 これは逆に評価減が有った場合は営業外損益項目に損失として計上できることになります。ということは他で得た利益の課税額が減る、という事になります。 例に挙げられているような場合、1期目2期目と利益分を支払っていたとしても、3期目で損失を計上できるわけですから、3期分を通しで見た場合その分の課税額は±0です(あくまでその部分だけを見た場合ですが)。 ただし所有している株が「少額である場合」、評価額では無く購入額で計上できる場合もあります。これは状況によって変わりますので、税理士や会計士と相談されると良いでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。
関連するQ&A
- 決算期には為替の評価益を計上? 課税される?
為替の評価益を計上すべきでしょうか 自分で有限会社をもっています。会社から自分に外貨を貸しました。決算期を越えて貸しています。 決算期(8/31)には、貸した時よりも円安になっていたので、評価益が出ています。この評価益はPLに益として計上すべきですか。となるとこれにも税金がかかることになりますか。 また、今回は益でしたが決算期に損が(評価上)でていてもPLに計上すべきですか。その分だけ課税利益が減ると理解してよいでしょうか。
- ベストアンサー
- 財務・会計・経理
- 土地の評価替えに伴う評価益の法人税について
土地の評価替えに伴う評価益の法人税について 土地を所有しており、時価の変動にともない簿価と大幅に乖離しております。 決算において、土地の評価替えを行い、固定資産評価益を計上したことにより、当期利益がその分多く出ますが、この当期利益を基に法人税申告をするものでしょうか。 法法25(1)、法令24、法基通4-1-1を確認していると、この様な場合には別表4で「土地評価益認容」として減算するとの記述も散見されますが、これを参考として申告し、実際に処分した際に、別表4において「土地売却益計上漏れ」として加算すれば良いのでしょうか。 法人の損益計算書の当期利益と税務申告時において減算対象となり得るのか教えてください。
- ベストアンサー
- 財務・会計・経理
- 証券税制について
証券税制が改正されてからよく分からないのですが、以下につきましてお教えください。 1.緊急優遇措置では、「2002年年末までに購入した上場株式(購入額1000万円まで)をそのまま保有し、 2005-07年までに売却した場合、売却益を非課税扱いとする」ようですが、2002年中に購入した株式のみが対象なのでしょうか。2002年以前に購入の株式にも適用されるのでしょうか。 2.長期保有株式(1年超)を対象に100万円までの譲渡益を非課税にする優遇措置は、保有期間が1年超であれば取得時期は問わないのでしょうか。 3.上記の質問の税制にもよるのですが、取得価格不明の(今後も保有したい)株式は今年中に源泉分離課税で売却し購入し直す方が節税になるのでしょうか。 ご存知でしたらご教授ください。よろしくお願いします。
- 締切済み
- 株式市場
- 有価証券の売却益の仕分について
取得価額 A社株式100株×@7,000円=700,000円 +手数料= 50,000円(消費税込) 計(取得価格)=750,000円 売却価額 A社株式100株×@8,500円=850,000円 ▲手数料= 60,000円(消費税込) 計(差引精算振込額)=790,000円 この場合の売却益の仕分は、最初から手数料(消費税込)を除いた価額 次のようにダイレクトな仕分をしてよいのでしょうか? 普通預金 790,000 有価証券 750,000 有価証券売却益 40,000 よろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 財務・会計・経理
- 法人の上場株式売却益に対する課税
企業等の法人が上場株式を売却して売却益が出た場合、譲渡益に対しては10%(来年度からは20%)課税されるのみなのでしょうか? 企業の税後利益には、売却益 X 90%が計上され、売却益に対する法人税はかからないという理解で宜しいのでしょうか?
- 締切済み
- 財務・会計・経理
- 有価証券の価格調整はできるのでしょうか?
現在保有している残存が短くなった国債(1億円)を売却し、長期の国債(1億円)を購入しようと考えています。現在保有国債の時価が102円、購入予定国債の時価が99円だとします。通常であれば、売却益2000000円を受け取り、新たに99000000円で購入すると思うのです。それを、入れ替え時に、売却益1円分(1000000円)受け取り、購入国債の単価を100円(1億円)として購入するのとはできるのでしょうか?取得簿価を100円とするのです。昔の人は、単価調整が出来たと言っているのですが、現在は出来ないような気がするのですが・・・。どなたか教えてください。よろしくお願いします。
- 締切済み
- 財務・会計・経理
- 有価証券関連の計上科目について・・・
法人の定款に、有価証券の取得・投資・運用などと言った項目がれば、たとえば株式の売却益や損、費用といった取引を、営業外損益(経常利益)ではなく、営業利益に反映させたいのですが、可能でしょうか。 その場合は、どのような勘定科目名を設定すればよいでしょうか。 売却損がでた場合の仕訳についても教えていただけるとありがたいです。
- ベストアンサー
- 財務・会計・経理
- 不動産の売却益の考え方の基礎について
ある会社が不動産業を行っているとして、ある開発物件の、売却益と利益率の考え方の基本について教えてください。 例えば下記の場合を想定します。 ・物件の取得費用(土地の取得と建物開発費用)は3億円 ・償却が進んで1億円を償却費として計上 ・売却時の簿価は2億円 ・売却額が3.5億円 この際、売却益の考え方は、下記の認識で合っているでしょうか? ・会計上の売却益については、[売却額3.5億]-[簿価2億]で、差益として1.5億となる また、開発事業の利益率は、下記のどちらが正しいでしょうか? A. 利益は[売却額3.5億]-[取得費用3億]で、0.5億円なので、利益率は約14% B. 利益は[売却額3.5億]-[償却費1億]で、2.5億円なので、利益率は約70% 宜しくお願い致します。
- 締切済み
- 財務・会計・経理
お礼
あくまでも売却時にのみ資産を租税対象とするのではなく、保有中も 相応の租税をすることで、税務上一定の評価をしておくが、最後には調整をする感じですね。ありがとうございます。