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会社が上場することはめでたいことなのでしょうか?

一般的に、会社が上場することはめでたいことなのでしょうか? 有名になれるからめでたいのですか? 上場の基準を満たす、優良企業だからめでたいのですか?

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  • yosifuji20
  • ベストアンサー率43% (2675/6115)
回答No.4

私は複数の会社の上場のお手伝いをして、そのうち2社では上場後も幹部として働きました。 その経験で言うと、上場が必ずしも成功の証ではないが、その可能性はかなり大きいということです。 上場企業と非上場企業では管理体制が全く違います。 非上場企業はオーナー以外はだれも苦情を言わないので、彼らがよければある程度適当な管理でも経営はできます。上場企業は四半期ごとに決算発表をしないといけないので、その利益を確実に得る管理体制を取ります。 そのノウハウは非上場企業の多くにはないものです。従って安全性、堅実性では勝っていると思います。 また当然資金調達では巨額な資金を調達できますから、事業拡大にはかなり有利です。 私の実体験でも一回で300億円集めたことがあります。 また上場後は人材確保ではかなり有利になります。上場企業の多くには向うから優秀な人材が応募してきますが、非上場では中々そうは行きません。 一方で上場コストはかなり高くつきますから、それを覚悟してでも上場のメリットを追うという覚悟がなければ上場はお勧めできません。 ということで私の経験ではまじめに事業を成長させる経営者ならば上場は飛躍のひとつのきっかけになる、単にキャピタルゲインを狙うだけの目的では意味はないということです。 ちなみに私は上場企業から非上場の中堅企業に移ったことがありますが、そのとき転職先の人材の能力があまりにも低いのでびっくりしたことがあります。 上場企業ではひとつ言えば10やってくれたのが、10頼んでも8か9しかできないという感じでした。 もちろんすべての非上場がそうだとは思いませんが、ひとつの例です。 また上場の基準を満たすから優良企業だからめでたいのですかというとそうとは限らず、上場企業の中にも驚くほど業績の悪い会社もあります。 これは上場審査は一回限りで、その後は上場基準を満たせば上場を維持できるのですが、入学試験は難しいけれども入学後は全く勉強しない学生と同じような会社が結構あります。実際は中身を見ないとわかりません。

SUMWSZRGEXCQA
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • hue2011
  • ベストアンサー率38% (2800/7250)
回答No.3

呼び名が独り歩きしているのが「上場」という言葉です。 上場というのは、第三者が株を購入することができる許可ですね。 株式会社だけの話です。 というより、株式会社を設立するというのはいつか上場するという話になります。 上場していなければ、株は全部開業時の出資者だけで持つことになります。 そしてローカルな世界なので持ち株比率というのが問題になります。 誰が何%持っているかで発言権が変わりますから増資のときは、持ち株比率で全株主が均等に負担したりします。 上場すると、株主はもう顔見知りではなく、伸びる会社だとみなして自分のお金を出してくれる人たちです。 持ち株比率を一定にしなければいけないというルールもありません。 株主配当をたくさんほしければ、余計金を出してくれる人がいるわけです。 これは何がいいか、何が悪いか、は大変簡単なことです。 何がいいか、というと「資金繰りが楽になる」ということです。 事業として何をするにもお金が必要になります。 普通会社の場合は、このとき銀行や信用金庫と相談し、この資金があればうまく回り儲けが見込めるという計画を話します。 それが説得力があるなら貸してくれるのです。 ただ、ちょっと冒険的な事業だったり金額が大きかったりすると必ずしも融資は実現しません。 こういうことで悩むことを「資金繰り」の苦労と言うのです。 そのとき、上場していれば、株主に事業計画を話すということをするのです。 株主は大勢いますし、財布のゆるい金持ちもいるわけです。 何かやって大化けでもしてくれたら株主配当が期待できますから、増資に応じる可能性があります。 これだけ言うといいことだらけに聞こえますけど、実はとてもよくないことがある。 会社が自分のものでなくなるのです。 創業者グループはそれなりの理想と思想をもって開業したわけです。 株主は必ずしもそうではない。 株を持つといろいろな利益を得たりできるので出資しているだけではないでしょうか。 ということは、会社が順調に儲からないならば儲けが出るように要求すると言うことになります。 株主総会というもので揉め事寸前になるのはここです。 たとえばAというのが本来やりたいと思ってやっていることだとします。 BとCは、付随してやっている副次的な事業だとします。 Aが歴史にない新製品の開発だとして、BとCは売れるものを販売する事業だと考えて見てください。 Aでうまく儲けがでていないとします。B,Cはそこそこ売上になっているとしましょうか。 会社の幹部は、なんとかしてAをやりたい。だけど総合的にいえば赤字だから株主配当を減らしたいなどと株主総会でいうとしましょうか。 総会ではこういう話になります。 Aなんぞやめてしまえ。 BとCが儲けを出しているのだから、B,Cに力をいれて、損を出すAは捨てよう。 考え直してもらえないか。本来当社はAのために創業したのだから。 価値観が違うのですからこういう齟齬が発生するわけです。これが株主総会の実態です。 だけど、お金の自由を持っているのは株主の方です。 総会に出ている株主をふみつけにして先に進めようとしたら、株を手放されてしまいます。 そこでジレンマに陥るのです。 これが上場の良しあしです。 あと、うまくいっていれば問題ないだろうと思うとそうではないのです。 どんどん発展していておかしなところがないとします。誰が見てもうまくいっている商売とします。 ある日、会社がいきなり「誰かのもの」になっているということが発生します。 M&Aと言います。会社ぐるみ買われてしまうのです。 これは簡単で、株主の持っている株を全部評価額以上に買うといえばだれでも手放しますから。 で、その他大勢の株主と社長であれば個人の持っている株の数は社長がおおいのですけど、その他大勢が突然一人になられたらその一人の議決権が社長を上回ります。 かつて村上ファンドなんていうものがこの手のことで暴れていました。 私の体験談をお話します。 自分の居た会社はあるベンチャー製品を開発して販売しました。 創業社長は、上場するというのを目標にしていました。 この社長はある有名企業に居た人間で、その企業が町工場だった時代に入って上場したときに社員として持ち株を持っていたために大変な金持ちになれたので、自分の会社でもそれを実現したかったのです。 小さい会社のうちから、社員持ち株会というのを立ち上げて、従業員が給料の一部をつみたてて株主になる制度を作った。 ベンチャー製品というのはホラ話で終わることもありますが、こいつはうまくいきました。 めでたく上場が成立し、祝勝会みたいなことをやった。 私は上場しないうちに、ちょっとキナ臭かったことが見えたので退社しました。 1年立たないうちに、この会社は「なんとか興行」という名前の会社の子会社になっていました。 これがM&Aです。 創業者にしてみれば、皆が豊かになろうとして努力した結果、トンビにさらわれてしまったのです。 もちろん持ち株会でやっていた社員たちは資産が増えましたから、恨むことは何もありませんけど。 こういうことが上場ということにある話です。

SUMWSZRGEXCQA
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

  • matsu_kiyo
  • ベストアンサー率42% (683/1590)
回答No.2

さてはて…栄枯盛衰は世の常でありますので、上場が一種のゴールになってしまった会社などは、そこからの転落があっという間だったりもします。 例えばホリエモンでおなじみのライブドア。あそこも、フジ買収を画策したときとかは、バリバリの上場企業でしたよ。拡大路線をひた走る過程で、やれプロ野球球団だの、テレビ局買収だの、やりたい放題。結果的に嘘はばれるわ、特捜も入るわで、上場廃止の憂き目に。 確かに「めでたい」ことには違いないですが、それまでの会社運営とは違った側面で緊張を強いられます。 喜んでばかりもいられない、そこが新たなスタートだという気概がないとだめでしょうね。

SUMWSZRGEXCQA
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

  • okdafu
  • ベストアンサー率40% (50/125)
回答No.1

上場の基準を満たす優良企業と言えることはあると思います。 上場企業は、会計監査人の監査も厳しくやっておりますので、財務諸表に嘘がない可能性が高く、財務的な健全性には信用がつきます。 また、通常、上場時には増資ができ、資金調達、それもそれまでの会社のステージでは簡単に集まらなかった金額が集まります。 ビジネスの可能性がぐんと広がります。 また、知名度向上にもつながります。 上場している会社は日本に四千社もありませんが、日本に会社は何百万とあります。 この側面をみるとめでたいと言えますね。 創業者は株を持っているのが通常なので、株価が上がって一気に億万長者になったりもします。

SUMWSZRGEXCQA
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

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