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活性炭とコバルトアンミン錯体

noname#211914の回答

noname#211914
noname#211914
回答No.2

MiJunです。 inorganicchemistさん、#86614の回答の時に別に質問を起こそうかとも考えましたが・・・。 やはり、そうすればと後悔してます。 失礼しました。 もう少し議論が続けられたら幸いです。 (議論というよりご教示頂くということですが) 少し言葉足らずで申し訳ありませんでしたが、正直あの回答時点では「形式酸化数Co(IV)」は頭にありませんでした! その後、手元にある古い本を引っ張り出してきました。 「錯体の化学」(S.F.A.ケトル著、倍風館、1974) この本のp.28には配位数の頻度の記載があります。 ================================== Co(II):6>4>5>4 Co(III):6>>>5 ================================== 頻度は少ないでしょうが、「5配位錯体」が頻度は少ないが可能性があるらしいと分かりました。 >[CoCl(NH3)5](2+) >⇒遷移状態としてCo(3+)(?)←活性炭による酸化 勘違いしていた可能性が強いですが、[CoCl(NH3)5](2+) の形式酸化数はCo(IV)ですよね? そうであるとすれば、「活性炭による酸化」⇒「活性炭による還元」でしょうか? そこで、inorganicchemistさんに尋ねたいのは、 ・5配位錯体であれば、配位子「NH3」はlabileでしょうか? ・中間体(遷移状態)として、中心金属がCoで5配位錯体をとる反応例はあるのでしょうか? ご教示の程お願いします。

inorganicchemist
質問者

お礼

MiJunさん。回答ありがとうございます。 五配位錯体の可能性についてなのですが、十分にあると思います。 今手元にある資料(学部の頃の授業ノート)では、 [Co(III)X(NH3)5](2+) + H2O → [Co(III)(H2O)(NH3)5](3+) X(-) このような配位子置換反応(X = Cl、Br)は解離機構すなわち 中間体として6より少ない配位数を経て反応が進行するようです。 このことはtrans-[Co(III)Cl2(NH3)4](+)が[Co(III)Cl(NH3)5](2+)に比べて 圧倒的に早く反応する。という実験事実が、より正電荷の小さいものからCl(-) が離脱する方が反応が早いはずである。という仮定と一致することから確認 されています。(トランス影響の件は触れられていませんでした。) ただし、完全に5配位というわけではなく、6よりは少ない解離的交替 反応と見なされるようです。 上記の反応で、NH3が置換された生成物は認められないため、少なくとも Cl(-)よりはlabileではないようです。

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