複素関数問題の収束半径と有界数列
- 複素関数の問題を解いている中で生じた不明点について詳しく教えてください。
- 収束半径をRとする複素関数Σ[n=0→∞] c_n z^nについて、{c_n}が有界数列ならばR≧1であることを示せます。
- 疑問として、(1)の+∞とは発散しないことを表しており、(2)の「ゆえに」は有界数列であるためにR≧1となることを意味します。
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複素関数
複素関数の問題を解いているのですが、わからないことがあります。 問)Σ[n=0→∞] c_n z^n の収束半径をRとする。{c_n}が有界数列ならば、R≧1であることを示せ。 答)|c_n|≦Mと仮定する。|z|<1ならば、Σ[n=0→∞] |z|^n <+∞。…(1) これと|c_n z^n|≦M|z|^nによって、Σ[n=0→∞] c_n z^n は|z|<1で絶対収束する。 ゆえに R≧1。…(2) 疑問について、 ・(1)のところの+∞の使い方がいまいちわかりません。これは発散しない(=収束する)という考え方でいいのでしょうか ・(2)「ゆえに」のところがわかりません。どこからR≧1がでてきたのか… 初歩的な質問かもしれませんが、詳しく教えていただけると幸いです。
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>そのようなzについて収束してしまう→収束半径1 >→仮定の「収束半径がR」に矛盾、という感じでしょうか いいえ、「収束半径<1」とすると矛盾するから その否定である「収束半径≧1」がいえると いうことです。 もちろん収束半径の定義をみればこれは相当 クドイ説明ではありますが、あえて言えばそう なるということです。
その他の回答 (1)
>(1)発散しない(=収束する)という考え方 はい、その通りです。 >(2)どこからR≧1 |z|<1なる任意のzについて絶対収束する からです。 もしR<1とするとR<|z|<1というzが存在して しまい、そのようなzについて収束してしまう のでR≧1が必要です。
補足
>もしR<1とするとR<|z|<1というzが存在して しまい、そのようなzについて収束してしまう のでR≧1が必要です。 そのようなzについて収束してしまう→収束半径1→仮定の「収束半径がR」に矛盾、という感じでしょうか
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